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【2025年版】迫力サウンドは排気量にあり!スーパーGTマシン別排気量ランキング

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【第10位タイ】日産・GT-R NISMO GT3(R35)/ GT300

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
VR38DETTV6 ツインターボ3799cc633.17cc

第10位は日産GT-R NISMO GT3(R35)の3.8L。

ニスモがチューニングしたエンジンを搭載していますが、市販車と同型式で同排気量なので、サウンドも市販車に似ていると感じます。

生産から20年近く経ち、そろそろ次期GT-Rの噂もよく聞かれるようになってきました。

もちろん次期型もスーパーGTには参戦するはず。どんなエンジンを搭載してくるのか、楽しみでなりません。

【第10位タイ】日産・フェアレディZ(RZ34)/ GT300

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
VR38DETTV6 ツインターボ3799cc633.17cc

GT-Rと同じく第10位は日産フェアレディZ。

市販車はVR30DDTT型の3.0Lエンジンを搭載するRZ34型フェアレディZですが、スーパーGTの車両はR35 GT-Rと同じVR38DETTを搭載しています。

GT-RとフェアレディZのエンジンは、1気筒あたりの排気量でターボ勢最大。ターボ特有のこもった野太い音でファンを魅了します。

【第12位】フェラーリ・296 GT3(296 GT3)/ GT300

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
F163CEV6 ツインターボ2922cc487cc

第12位はフェラーリの最新GT3マシン、296 GT3でした。

フェラーリといえば、V12の大排気量で、甲高い最高のエンジン音を奏でるというイメージですが、もうそれはむかしの話。

フェラーリの主戦場であるF1は現在V6 1.6Lターボなので、FIA-GT3車両も小排気量のV6を採用したのかもしれません。

そんな296 GT3もやっぱりフェラーリ。ターボなのにイイ音を奏でるんです。

【第13位】トヨタ・GRスープラ(DB42)/ GT500

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
Rl4BGL4 シングルターボ2000cc500cc

第13位はトヨタのGRスープラ(GT500)。ここでやっとGT500マシンが登場しました。

GT500の規定(クラス1規定)では、エンジンは基本的にスーパーフォーミュラと同様の2.0L 直4 直噴シングルターボと定められています。

そんなトヨタRl4BGのエンジン音は、日産、ホンダに比べると雑音が無く、非常に静かなのが特徴。いかにもトヨタらしい音です。

【第14位】日産・Z NISMO(RZ34)/ GT500

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
NR4S25L4 シングルターボ1998cc499.5cc

第14位は日産のGT500マシン、Z NISMO GT500。まあ、トヨタとの排気量差は2ccですが・・・。

Z NISMO GT500に搭載されるNR4S25は、加速時に少しだけバリバリという音を鳴らします。

同じエンジンレイアウトでも、聴き比べると3社結構違うんですよね。

【第15位】ホンダ・シビック タイプR(FL5)/ GT500

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
HR-420EL4 シングルターボ1995cc498.75cc

第15位はホンダのGT500マシン、シビック タイプR。

こちらはトヨタよりも5cc、日産よりも3ccだけ少ない排気量でした(まあ誤差ですね)。

そんなホンダのHR-420Eは、3メーカー中一番バリバリ音が鳴っていて、トヨタのGT500マシンの後にホンダのGT500マシンが通り過ぎると、違いが結構分かります。

そういえば、ホンダのF1パワーユニットも、フェラーリ、メルセデス、ルノーに比べて、一番バリバリ音が大きかった記憶があります。

【第16位】スバル・BRZ GT300(BRZ GT300)/ GT300

エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
EJ20F4 シングルターボ1994cc498.5cc

そして、スーパーGTで一番排気量が小さいのがスバルBRZ。

市販BRZと同じ水平対向ですが、市販車の2.4Lをも下回る、排気量2.0L・・・なぜ??

エンジン型式は市販車のFA24型では無く、2020年まで多くのスバル製市販車に搭載していたEJ20。

EJ20はデビューが1988年と基本設計がかなり古いエンジンですが、改良を重ねながら使っているようです。

こんな古い小排気量のエンジンをぶん回しながら、最新の大排気量FIA-GT3マシンに戦いを挑むBRZがカッコいい!

まとめ

今回は、2025年のスーパーGTに参戦するマシンのエンジン排気量を、ランキング形式で紹介しました。その結果をまとめると以下の通りです。

順位メーカー車両エンジン型式エンジン仕様排気量気筒あたり
1メルセデスAMG GT3(C190)M159V8 NA6208cc776cc
2トヨタGRスープラGT300(DB42)2UR-GV8 NA5400cc675cc
2トヨタGR86(ZN8)2UR-GV8 NA5400cc675cc
2レクサスLC500h(GWZ100)(URZ100)2UR-G(+モーター)V8 NA5400cc675cc
2レクサスRC F GT3(USC10)2UR-GV8 NA5400cc675cc
6ランボルギーニウラカンGT3 EVO2(ALSCGT2022)DGFV10 NA5204.2cc520.42cc
7トヨタ86MC(ZN6)GTAV8 NA4494cc561.75cc
8ポルシェ911 GT3R(911 GT3R 992)MA187F6 NA4194cc699cc
9アストンマーティンヴァンテージGT3 EVO(Vantage AMR GT3)16AV8 ツインターボ3992.5cc499.06cc
10日産フェアレディZ(RZ34)VR38DETTV6 ツインターボ3799cc633.17cc
10日産GT-R NISMO GT3(R35)VR38DETTV6 ツインターボ3799cc633.17cc
12フェラーリ296 GT3(296 GT3)F163CEV6 ツインターボ2922cc487cc
13トヨタGRスープラ(DB42)Rl4BGL4 シングルターボ2000cc500cc
14日産Z NISMO(RZ34)NR4S25L4 シングルターボ1998cc499.5cc
15ホンダシビック タイプR(FL5)HR-420EL4 シングルターボ1995cc498.75cc
16スバルBRZ GT300(BRZ GT300)EJ20F4 シングルターボ1994cc498.5cc

6200ccを超えるモンスターエンジンを搭載したマシンから、2000ccにも満たないマシンまで、実に様々。さらにV型、直列、水平対向とエンジン仕様も色々あり、過給機の有無も。

F1ブーム時代、実況の古舘伊知郎さんが、

「ピットレポーターの川井ちゃんは、マシンを見なくてもホームストレートを通過するエンジン音を聴いただけで、マシンが何か当てられる」

と言っていましたが、スーパーGTを開催しているサーキットを訪れると、結構簡単に川井ちゃんごっこが出来ますwww

冒頭でも書いた通り、サーキット観戦の醍醐味はなんと言ってもその爆音。千差万別のエンジンが奏でる様々なエンジン音を聴くことができるスーパーGTはサーキット観戦の極地です。

スーパーGTを現地で観戦したことのない方には、ぜひその音を楽しんでもらいたい。病みつきになること間違いなしです。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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サーキットは非日常を味わえる特別な空間です。そんな素晴らしいモータースポーツの世界を、ひとりでも多くの方に伝えたい・・・。そんな思いでMOTORSPORT観戦記と題し、記事に認めました。




2件のコメント

排気量も大きいですが、ピストンも大きいのですね。それが高速で稼働するので、あの素晴らしいエグゾースト音になるのですね。久しぶりに聞きたくなってきました。11月に茂木でスーパーGTがあるらしいので、行きたくなってきました。

もてぎの最終戦、イイですね!

チャンピオンを賭けた大一番。超ホンキのサウンドを堪能して来てください!

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ABOUT US
大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。