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【有名鉄道撮影地巡り】映え写真で有名な湖に浮かぶ駅をライカM11で撮る!(井川線 奥大井湖上駅)

今年の秋はおかしい。11月も中旬だというのにこちら静岡県では夏日を記録する異常気象で、紅葉はまだ始まる気配がありません。

それでも奥地まで行けば紅葉が見られるかもと思い、静岡県の北部までクルマを走らせ、湖に浮かぶ駅として有名な井川線の奥大井湖上駅の撮影スポットに。ここで紅葉をバックに撮ってみることにしました。

機材は先日購入したライカM11とズミクロンM 35mm。

キヤノンのフラッグシップ機を遥かに上回る価格にも関わらず、動きモノにはめっぽう弱いカメラですが、井川線の列車は40km/hほどなので問題がないでしょう。

今回の撮影地

今回の撮影地は上のGoogleマップの中央上部、奥大井湖上駅展望所という場所で、そこからマップ下の奥大井湖上駅を狙います。

この場所は観光スポットということで駐車場が設置されています(マップ右上)が、紅葉の時期は満車になることも多く(この日もそうでした)、その場合は長島公園駐車場に駐車します。

最寄りのインターチェンジは新東名高速道路の新静岡インターチェンジで、そこから国道362号線を千頭まで行き、さらに大井川に沿って登ります。所要時間は1時間20分ほどです。

国道362号線は道が細く曲がりくねっているため、運転に自信のない方は所要時間はやや長くなりますが新東名高速道路の島田金谷インターチェンジから国道473号線を上るのもいいでしょう。

静岡奥地はまもなく紅葉の季節に

朝8時に静岡市の自宅を出発。11月中旬ですが冒頭でも書いた通り早朝でも寒さは無く、行き交うバイクに道を譲りながらクルマを北に進めます。

ホントは私もモンキー125で向かいたかったのですが、現在モンキーはシフトインジケーター装着のためバイク屋に入院中。最近出番がないモンキー125ですが、完成したらこのブログで紹介しますので興味のある方はぜひお楽しみに。

山並みは緑が多く今年の紅葉は遅い。異常気象ですねえ・・・。

それでも千頭を過ぎてさらに大井川を上っていくと、山には少しずつ赤みを帯びてきています。

そして奥大井湖上駅に到着する前に寄った夢のつり橋はご覧の通り。来週からは寒さも増すらしく、そろそろ静岡の紅葉も本格化するでしょう。

奥大井湖上駅は絶好の撮影日和

夢のつり橋を後にし、30分ほどクルマを走らせ今回の目的地である奥大井湖上駅の撮影スポットに到着。

観光スポットということでこちらには駐車場が設置されていますが、紅葉シーズンの晴天の日曜日ということで残念ながら満車だったため、そこから800mほど先の長島公園駐車場にクルマを駐車して道中を歩きます。

湖が見えてきました。いやー、のんびりした景色がいいですねえ。

井川線を見下ろしながらまもなく撮影スポットです。

奥大井湖上駅が見えてきました。

ここに訪れたのが今回で2回目。前回はどんより曇った1月だったため木が枯れかけて少々残念だったのでした。

しかし今回はほんのり紅葉も進んでいます。さらに快晴で風もなく、湖面に映るトラス橋と山並みが実に綺麗。絶好の撮影日和です。

ただ、一つだけ残念なことが・・・。

このフェンスの黒いボツボツ、なんだかわかります?

てんとう虫です。

コイツが異常発生しており、顔や身体にぶち当たって来てまとわり付くのです。さらに目立ちがり屋のてんとう虫は画角にも・・・。

虫が苦手な方はこの時期を避けた方がよさそうです。

てんとう虫が気になるもの、絶景を見ながら列車が駅に着く前に最良の画角を探ります。

有名な映え写真を確認するとこのポイント。駅を中央に置くとトラス橋の両端が入らない。本日は晴天のため空も入れたいのですが・・・。

まあ、今回持ち込んだレンズがズミクロンの35mm単焦点なので仕方がない。列車を追いながら撮影するとします。

湖に浮かぶ駅に列車がやって来た!

時刻は13時を過ぎまもなく列車が湖に浮かぶ駅にやって来ます。

遠くに汽笛が聴こえ、次第にその音が近づいて来ます。

そして・・・

列車が見えてきました!

あれ? 以前に見た井川線の列車よりもかなり長い?

最後尾が見えて編成を数えてみると、機関車も入れて10両も。行楽シーズンなのでこの時期は特別仕様なのでしょうか。

超大編成の列車が湖に浮かぶ神秘的な湖を走る姿は、いつもにも増して絵になります。

そしてホームから飛び出そうな状態で奥大井湖上駅に停車。

長い停車の後、機関車は9両の重い客車列車を頑張って引っ張りながら、ゆっくりと駅を後にして千頭駅に向かいます。

観光シーズン真っ只中の井川線はフル稼働で、約20分後には井川方面駅の列車がきます。

今度は見慣れた6両でやって来ました。山奥のローカル線らしい編成でいいですね。

ちなみにこの橋の名称はレインボーブリッジ・・・真似した?

いやいや、東京のレインボーブリッジは1993年開通で井川線の橋は1990年に供用を開始。こちらの方が早いのです。

そして列車は駅を出て、赤みを帯びてきた山間をかすめながら、井川駅に向けて走り去って行きました。

今回の撮影機材

今回の撮影機材を紹介します。

カメラ

カメラは先日購入したライカM11になります。

これまで鉄道撮影はキヤノンEOS R5を三脚に据えて撮影して来ましたが、M11は軽くハンドリングが良いため、手持ちで撮影してみました。結果は正解。手持ちだと自由に画角を決められるので、一枚一枚表情の違う写真になり、より楽しめました。

ただ彩度表現が抑えめなライカのJPEGとこの場所は相性がイマイチ。ということで、同時に撮影したRAWをLightroom classicで彩度高めに現像しましたが、いい感じに仕上げることができました。

レンズ

レンズはライカズミクロンM f2/35mm asph。画角はもう少し広めの方が良かったのですが、深みのある立体的な絵は単焦点ならでは。

便利なズームレンズもいいけれど、一発決めたいという場所では単焦点が威力を発揮してくれます。

最後に

今回はライカM11を持ち出し、奥大井湖上駅の撮影スポットで有名な映え写真を再現してみましたが、結果は大成功!

文中でも書いた通りこの場所を訪れるのは2回目ですが、今回は紅葉シーズンが始まった風がない晴天の日ということで絶好の撮影日和。さらに最高のカメラできたことで、素晴らしい写真を撮ることができました。

アクセスはちょっとだけ苦労する場所ですが、今回のような絶好の撮影日和でなくてもかなりの映え写真は撮れる奥大井湖上駅。ぜひみなさんもカメラ片手に訪れてみては?

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。