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キヤノンEOS1DX Mark3が欲しい!レース撮影カメラの代替えを本気で検討

カメラ機材オタクのぴぴと申します。

キヤノンから一眼レフのフラッグシップEOS1DX Mark3が、ついに発売になりましたね。

オリンピックイヤーに発売されるEOS1D系ですが、今年はキヤノンの地元である日本でオリンピックが開催されるため、そのチカラの入れようは半端ないようで、驚きのスペックを誇ります。

で、ワタシ欲しくなっちゃったんです・・・。

アマチュアですが、何か?

私のカメラライフの中心は、サーキットでのレーシングマシン撮影で、現在はキヤノンEOS5D Mark4を使用していますが、今回はこのEOS1DX Mark3への代替えを本気で考えてみました。

では、いってみましょう!

なぜミラーレス全盛なのに一眼レフ?

一眼レフの位相差AFは動きモノに強い
2019年スーパーGT第5戦にて

現在カメラ業界ではソニーが口火を切ったフルサイズミラーレス機が全盛で、キヤノンやニコンといった老舗カメラメーカーも重い腰を上げ、それぞれEOS RとZ6・Z7を発売しました。

そんな時代になぜ一眼レフが欲しいのか?

私の主な被写体は、冒頭でも書いたとおりレーシングマシンです。

300km/hで走り去るレーシングマシンの撮影は、野鳥撮影とならび究極の動体撮影と言われています。

その動体撮影ではオートフォーカス性能が重要ですが、ミラーレス機の像面位相差オートフォーカスよりも一眼レフ機が採用する位相差オートフォーカスの方が優れています。

またファインダーもミラーレス機のEVFファインダーではわずかな遅延やカクツキが気になり、撮影に集中できません。

そして何より、せっかくサーキットに来ているからには、ミラー越しとはいえ生でレーシングマシンを見たいんですよね。

私の主戦カメラは一眼レフ機のキヤノンEOS5D Mark4とミラーレス機のソニーα7R3の2台ですが、上記の理由からモータースポーツ撮影は常にキヤノンEOS5D Mark4を使用しています。

EOS1DX Mark3が欲しい理由

EOS5D Mark4でもAF性能は優秀
2019年WEC富士にて

現在所有するEOS5D Mark4は、EOS1DX Mark2ゆずりのオートフォーカス性能で、十分にモータースポーツ撮影ができます。

では、なぜEOS1DX Mark3が欲しいのか?

現在レーシングマシン撮影として考えられる最上級のカメラで撮影することで、言い訳のできない状況をつくりたいのです。

モータースポーツ観戦を終えて家でそのレースの画像を確認すると、成功率の低さにガッカリすることもしばしば。

「あの追い抜きのシーン、ブレブレじゃん・・・」

とショックを受けてしまいます。

そんな時、自分の腕を反省するのではなく、カメラのせい、すなわちEOS5D Mark4のAIサーボのせいにしてしまいます。

本当は流し撮りでマシンにしっかりシンクロさせていない、私の技術の無さが問題なんですが・・・。

F1フォトグラファーの多くが使用するEOS1DX Mark3に替えれば、その言い訳は通用しないのです。

もちろんバケモノスペックのEOS1DX Mark3は、ワタクシなんぞのアマチュアフォトグラファーに使い切れる代物ではないことは百も承知です。

カメ小
EOS1DX Mark3はプロフォトグラファーのためのカメラだよ!
ぴぴさんみたいなヘタクソアマチュアが使えるカメラではないよ!
ぴぴ
そんなのわかっているよ!
ただね、カメラメーカーを支えているのは、限られた数のプロフォトグラファーではなく、星の数ほどいるアマチュアカメラマンなんだよ!
カメ小
ヘボなのに買ってもいいの?
ぴぴ
キヤノンさんが買ってください!ってF1マシン(=EOS1DX Mark3)に値段つけてくれてるんだから、ヘボでも買っていいの!
カメ小
散財バカが!
ぴぴ
うるさ〜い!

EOS1DX Mark3で期待する機能

では、EOS1DX Mark3に期待する機能について、具体的に書いていきます。

走り去るマシンのオートフォーカス性能

富士山を背景にGTマシンのバックショットを撮影
2019年スーパーGT第2戦にて

EOS5D Mark4をサーキットで使用していて不満な点は、走り去るマシンのバックショットでピントを外すことがよくあります。

今回のEOS1DX Mark3は、その離れ去る被写体へのオートフォーカス性能を向上させた、とあります。

これは楽しみですね。

富士スピードウェイのダンロップコーナー出口の低い場所から、富士山をバックにバックショットを撮影してみたいものです。

『AF-ON』スマートコントローラー

AF-ONと書かれたボタンがスマートコントローラーになる

それから『AF-ON』ボタンに内蔵するスマートコントローラーも非常に気になる機能です。

通常カメラのオートフォーカスは、シャッターボタンを半押しすることで開始しますが、動きモノを撮影するカメラマンは、親指の位置にある『AF-ON』ボタンにオートフォーカス開始ボタンを設定します。

今回EOS1DX Mark3は新しい試みとして、その『AF-ON』ボタンに、スマートコントローラーという測距位置を変更するコントローラーが内蔵されました。

以前から、親指をジョグダイヤルに移す時の煩わしさと操作ミスが気になっていた私にとって、この機能は素晴らしい変更点で、ぜひ積極的に使ってみたい機能です。

毎秒16コマ連写

スタートシーンでは連写が役立つ
2019年F1日本GPにて

毎秒16コマの連写性能も気になるところです。

私は連写を多用する方ではありませんが、スタートや追い抜きシーン、スピン、クラッシュなど、レースの決定的瞬間では連写機能を使います。

しかしEOS5D Mark4ではすぐにバッファがいっぱいになり、パシャ、パシャと秒間1コマになってしまうこともあります。

EOS1DX Mark3は秒間16コマで1,000枚の連続撮影が可能なので、体感してみたいものです。

それにしても、ガガガガッと凄まじい音を立てて、ミラーが物理的に秒間16コマも跳ね上がっているとは、考えてみるだけでも凄いことで、日本の技術力の高さにあらためて驚愕します。

瞳オートフォーカス

きれいなお姉さんの撮影では瞳AFが威力を発揮する
2019年スーパーGT×DTM特別交流戦にて

キヤノンの一眼レフ機で初めて採用した、瞳オートフォーカスも気になりますね。

ピットウォークでレースクイーンのきれいなお姉さんの撮影では、所有するソニーα7R3の瞳オートフォーカスが非常に便利ですが、現在EOS5D Mark4との2台体制では荷物が増えてカメラバッグがパツンパツンです。

ライブビュー撮影時のみとのことですが、この機能が使い物になるようならば、α7R3も必要無くなり、キヤノンのレンズ資産もシグマMC-11を介すことなく使用できます。

ただし、EOS1DX Mark3をライブビューで撮影するカッコ悪さと、何より重さに耐えられるが少し疑問ですが・・・。

余談ですが、EOS1DX Mark3のライバルであるニコンD6が、一眼レフ機でありながらファインダーでの瞳オートフォーカス内臓を実現させましたね。

EOS1DX Mark3のライブビュー時のみということからも分かるとおり、瞳オートフォーカスはOVFでは搭載できない機能だと思っていたので、D6の搭載に驚くと同時にEOS1DX Mark3もファームウェアの更新で搭載してくれないかなぁと非常に羨ましく思いました。

以上、今回はレース撮影カメラの代替えとしてEOS1DX Mark3導入を本気で考えてみました。

果たして、ヘタクソアマチュアフォトグラファーのぴぴさんは、キヤノン一眼レフのフラッグシップを購入するのか、それとも検討だけで終わってしまうのか!?

乞うご期待です!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。