現役F1ドライバー20人の歴代チームメイト対決vol.3

モータースポーツ中毒者のぴぴと申します。

F1ドライバーの最大のライバルは、同じマシンに乗るチームメイトです。

そこで今回も、現役F1ドライバーの歴代チームメイト対決を見ていきたいと思います。

最終回は、マックス・フェルスタッペン選手、ルイス・ハミルトン選手、カルロス・サインツ選手、ジョージ・ラッセル選手、バルテリ・ボッタス選手、アントニオ・ジョビナッツィ選手の6名です。

豪華な顔ぶれですねぇ!

ダニエル・リカルド選手、ランド・ノリス選手、セバスチャン・ベッテル選手、ニコラス・ラティフィ選手、キミ・ライコネン選手、ロマン・グロージャン選手、ピエール・ガスリー選手を特集した歴代チームメイト対決vol.1は下記のバナーからどうぞ。

現役F1ドライバー20人の歴代チームメイト対決vol.1

2020年3月8日

セルジオ・ペレス選手、シャルル・ルクレール選手、ランス・ストロール選手、ケビン・マグヌッセン選手、アレクサンダー・アルボン選手、ダニール・クビアト選手、エステバン・オコン選手を特集した歴代チームメイト対決vol.2は下記のバナーからどうぞ。

現役F1ドライバー20人の歴代チームメイト対決vol.2

2020年3月9日

それでは、フェルスタッペン選手からいってみましょう!

【33】マックス・フェルスタッペン歴代チームメイト対決

2019年F1日本GPにて
年度
チーム
ポイント勝敗チームメイト
2015
トロロッソ
49Pサインツ
18P
2016
トロロッソ

レッドブル
204P×サインツ
4P

リカルド
220P
2017
レッドブル
168P×リカルド
200P
2018
レッドブル
249Pリカルド
170P
2019
レッドブル
278Pガスリー
63P

アルボン
76P

2015年に17歳という若さでトロロッソからF1にデビューしたマックス・フェルスタッペン選手。

チームメイトは同じく二世ドライバーのカルロス・サインツ選手でした。

ハンガリーグランプリとアメリカグランプリで4位を獲得し、トロロッソ史上最高の49ポイントを獲得し、サインツ選手の18ポイントを大きく上回りました。

2016年もトロロッソから開幕を迎えましたが、クビアト選手の不調から第5戦以降レッドブルに昇格すると、その初戦スペイングランプリでF1初優勝を達成しました。

結局2016年はレッドブルのチームメイト、リカルド選手には及びませんでしたが、204ポイントを獲得しました。

2017年はマシントラブルや接触により7度もリタイヤをしたため、選手権ポイントは168ポイントとまたもリカルド選手に負けてしまいましたが、予選でのパフォーマンスはリカルド選手を上回りました。

2018年は3年連続でリカルド選手がチームメイトでした。

前年同様2勝をあげ、リタイヤも前年の7回から3回(チェッカーを受けていないレースは4回)に減り、7回のリタイヤをしたリカルド選手を大きく上回る249ポイントを獲得しました。

2019年はリカルド選手がチームを去り、トロロッソから昇格したガスリー選手がチームメイトとなり開幕を迎えました。

特殊なレッドブルのマシンに慣れずガスリー選手はマシンのパフォーマンスを発揮できないレースが続いたため、フェルスタッペン選手は常にチームメイトを上回る成績でした。

第13戦以降はアルボン選手にチームメイトが変更されると、フェルスタッペン選手はミスもあり97ポイントにとどまり、対するアルボン選手は76ポイントと善戦しましたが、予選決勝のパフォーマンスを見るとフェルスタッペン選手の速さがチームメイトを凌駕していました。

【44】ルイス・ハミルトン歴代チームメイト対決

2019年F1日本GPにて
年度
チーム
ポイント勝敗チームメイト
2007
マクラーレン
109Pアロンソ
109P
2008
マクラーレン
98Pコバライネン
53P
2009
マクラーレン
49Pコバライネン
22P
2010
マクラーレン
240Pバトン
214P
2011
マクラーレン
227P×バトン
270P
2012
マクラーレン
190Pバトン
188P
2013
メルセデス
189Pロズベルグ
171P
2014
メルセデス
384Pロズベルグ
317P
2015
メルセデス
381Pロズベルグ
322P
2016
メルセデス
380P×ロズベルグ
385P
2017
メルセデス
363Pボッタス
305P
2018
メルセデス
408Pボッタス
247P
2019
メルセデス
413Pボッタス
326P

マクラーレンの秘蔵っ子と呼ばれ、2007年にそのマクラーレンからデビューしたルイス・ハミルトン選手は、デビューイヤーから同ポイントながら優勝回数の差で2度のチャンピオンを獲得したフェルナンド・アロンソ選手を相手に、チームメイト対決を制しました。

アロンソ選手は、新人のハミルトン選手との待遇の差がないマクラーレンの対応が気に入らず、1年でチームを後にします。

2008年・2009年のチームメイトは、現在日本のスーパーFTで活躍するコバライネン選手でしたが実力の差は歴然で約2倍のポイント差で、2008年には当時の最年少ワールドチャンピオンに輝きました。

2010年から前年ブラウンGPでドライバーズチャンピオンを獲得したバトン選手でした。

2010年はバトン選手を上回りましたが、2011年は安定感に欠けてF1キャリアで初めてチームメイトに負けてしまいました。

2012年は2ポイント差で辛くもチームメイトのバトン選手を上回ると、2013年からはメルセデスに移籍して、カート時代からのライバルであるロズベルグ選手がチームメイトになります。

2013年から2015年までの3年間はニコ・ロズベルグ選手に僅差で勝ち、2014年と2015年はワールドチャンピオンを獲得します。

そして記憶に新しい2016年、ロズベルグ選手と激闘と末に僅かに負けてしまい、F1キャリア2度目のチームメイト対決敗北を喫します。

ロズベルグ選手は、その厳しいチームメイトバトルに疲れ果てた末にその年を最後にF1ドライバーを引退します。

2017年からはボッタス選手がチームメイトになりますが、ロズベルグ選手ほどのチームメイトバトルにはならず、ハミルトン選手が圧倒しています。

F1ドライバー生活13年で、マクラーレンとメルセデスというトップチームに所属し、強力なチームメイトを相手にして2度しか負けていないハミルトン選手の強さはあらためてすごいと感じさせてくれます。

【55】カルロス・サインツ歴代チームメイト対決

2018年F1日本GPにて
年度
チーム
ポイント勝敗チームメイト
2015
トロロッソ
18P×フェルスタッペン
49P
2016
トロロッソ
46Pフェルスタッペン
13P

クビアト
4P
2017
トロロッソ
1-16

ルノー
17-20
54Pクビアト
4P

ガスリー
0P

ヒュルケンベルグ
9P
2018
ルノー
53P×ヒュルケンベルグ
69P
2019
マクラーレン
96Pノリス
49P

WRCチャンピオンを父に持つカルロス・サインツ選手は、同じ二世ドライバーのマックス・フェルスタッペン選手をチームメイトに、2015年にF1デビューをしますが、その年はマシントラブルが相次ぎフェルスタッペン選手にポイントで大きく差をつけられますが、予選では10勝9敗とフェルスタッペン選手を上回りました。

2016年は、開幕は前年同様フェルスタッペン選手がチームメイトでしたが、第5戦からクビアト選手に代わりました。

不調からトロロッソに降格になったクビアト選手は精彩を欠いたため、サインツ選手は大きく差をつけてチームメイト対決に勝利します。

2017年もトロロッソに残留すると、クビアト選手に大きく差をつけるポイントを獲得し、アメリカグランプリでルノーにレンタル移籍をし、残り4戦のチームメイトであるヒュルケンベルグ選手には6ポイント対9ポイントで負けてしまいますが、シリーズポイントでは上回りました。

2018年もルノーに所属しヒュルケンベルグ選手がチームメイトでしたが、予選決勝ともに僅かにパフォーマンスで負けてしまいます。

2019年はマクラーレンに移籍し、好調なマシンとともに新人のチームメイトのノリス選手の決勝での不運なマシントラブルもあり、2倍近いポイント差でノリス選手に勝ちました。

【77】バルテリ・ボッタス歴代チームメイト対決

2019年F1日本GPにて
年度
チーム
ポイント勝敗チームメイト
2013
ウィリアムズ
4Pマルドナード
1P
2014
ウィリアムズ
186Pマッサ
134P
2015
ウィリアムズ
136Pマッサ
121P
2016
ウィリアムズ
85Pマッサ
53P
2017
メルセデス
305P×ハミルトン
363P
2018
メルセデス
247P×ハミルトン
408P
2019
メルセデス
326P×ハミルトン
413P

2013年にウィリアムズからF1デビューをしたバルテリ・ボッタス選手は、初めてのチームメイトであるマルドナード選手を相手に、ほとんどの場面で上回りました。

2014年から3年間は、チャンピオン争いをしたフェリペ・マッサ選手がチームメイトでしたが、3シーズン連続して勝ち越したます。

2017年からは電撃引退したロズベルグ選手の後釜として、急遽メルセデスに移籍します。

しかし、マッサ選手を相手に完全勝利したボッタス選手でしたが、ハミルトン選手を相手にするとシーズンを通しての安定感で差をつけられ、ロズベルグ選手ほどのライバルにはなり得ずに3年連続で負け越してしまいました。

【63】ジョージ・ラッセル歴代チームメイト対決

2019年F1日本GPにて
年度
チーム
ポイント勝敗チームメイト
20190P×クビサ
1P

2019年にウィリアムズからデビューしたジョージ・ラッセル選手のチームメイトは、9年ぶりにF1に復帰したロバート・クビサ選手でした。

近年稀にみる失敗作のウィリアムズFW42で、他のマシンとはバトルすらできない状況でしたが、ピークを過ぎたチームメイトのクビサ選手には予選決勝ともに上回る走りを見せていましたが、混乱のドイツグランプリでクビサ選手が10位入賞をしたため、結果だけをみるとチームメイトに負けてしまいました。

【99】アントニオ・ジョヴィナッツィ歴代チームメイト対決

2019年F1日本GPにて
年度
チーム
ポイント勝敗チームメイト
201914P×ライコネン
43P

2017年にザウバーからF1デビューをしたアントニオ・ジョヴィナッツィ選手は、2019年に同じくザウバーからレギュラードライバーになりフル参戦デビューしました。

チームメイトはワールドチャンピオンのライコネン選手で、特に前半は厳しいチームメイト対決でしたが、後半戦の予選ではライコネン選手に近いポジションを獲得しましたが、決勝でのパフォーマンスはうまさが随所に光るベテランのチームメイトに遠く及ばない結果でした。

まとめ

2019年F1日本GPにて

3回にわたり現役F1ドライバーの歴代チームメイト対決について書いてみた結果、チームメイトとの勝敗は以下のとおりでした。

No.ドライバーチームメイト
勝敗
3ダニエル・リカルド5勝3敗
4ランド・ノリス0勝1敗
5セバスチャン・ベッテル10勝2敗
6ニコラス・ラティフィ0勝0敗
7キミ・ライコネン9勝8敗
8ロマン・グロージャン4勝4敗
10ピエール・ガスリー1勝1敗
11セルジオ・ペレス6勝3敗
16シャルル・ルクレール2勝0敗
18ランス・ストロール1勝2敗
20ケビン・マグヌッセン3勝2敗
23アレクサンダー・アルボン0勝1敗
26ダニール・クビアト1勝4敗
31エステバン・オコン0勝2敗
33マックス・フェルスタッペン3勝2敗
44ルイス・ハミルトン11勝2敗
55カルロス・サインツ3勝2敗
77バルテリ・ボッタス4勝3敗
63ジョージ・ラッセル0勝1敗
99アントニオ・ジョヴィナッツィ0勝1敗

リカルド選手の対ベルニュ選手やライコネン選手の対ハイドフェルド選手など、現在トップドライバーとして活躍するスター選手も、F1フル参戦初年度は意外なチームメイトに負けていることもありました。

しかし2年目以降下位チームで実績を残し、次第に上位チームに所属すると、チームメイトはより強力になりますが、そのチームメイトバトルで勝利することにより長くF1を戦うことが許されます。

そんな中、ハミルトン選手やベッテル選手など、何度もワールドチャンピオンに輝いたこのふたりのドライバーは、長いF1シーズンの中でチームメイトに2度しか破れていないのは凄いことです。

逆に言うと、ハミルトン選手に勝利したバトン選手とロズベルグ選手、ベッテル選手に勝利したリカルド選手とルクレール選手は、あらためて評価すべきなのかもしれません。

意外なところとしては、クビアト選手はシーズンで1度しかチームメイトに勝ったことはありませんが、そのひとりがリカルド選手なんですよね。

と言うことで、あだ名は大物食いのクビアト!?

以上、最後までご覧いただき、ありがとうございました。

現役F1ドライバー20人の歴代チームメイト対決vol.1

2020年3月8日

現役F1ドライバー20人の歴代チームメイト対決vol.2

2020年3月9日

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MOTORSPORT撮影術

モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




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