第8位カーナンバー【22】チャンピオン獲得回数2回
年 | ルール | ||
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2008 | コンスト順位 | L.ハミルトン | マクラーレン |
2009 | コンスト順位 | J.バトン | ブラウンGP |
2021年から角田裕毅選手が付けるカーナンバー【22】は、大きなカーナンバーなのにも関わらずコンストラクターズ順位制時代に2度獲得しており、2008年のルイス・ハミルトンと翌2009年のジェンソン・バトンが記録している。
2人が所属していたマクラーレンとブラウンGPが、なぜこの大きな番号をつけていたかというと、マクラーレンは前年にフェラーリのデータを極秘裏に受け取っていた、いわゆるスパイゲート事件によりコンストラクターズポイントを剥奪されたためで、ブラウンGPは新規エントリーだったため。
第7位カーナンバー【27】チャンピオン獲得回数2回
年 | ルール | ドライバー | コンストラクター |
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1980 | チーム固有 | A.ジョーンズ | ウィリアムズ |
1990 | チーム固有 | A.セナ | マクラーレン |
フェラーリの伝統的なカーナンバーである【27】は、奇しくもそのフェラーリの所属ドライバーによりチャンピオンを獲得していなく、【27】でチャンピオンを獲得したのは、はじめてフェラーリに【27】を渡したウィリアムズのアラン・ジョーンズと、アラン・プロストのフェラーリ移籍により【27】を受け取ったマクラーレンのアイルトン・セナの2人だった。
F1界でもっとも人気のあるカーナンバーのひとつである【27】だが、大きな番号ゆえにコンストラクターズ順位制時代は一度も使われることがなかった。
※ドライバー固有カーナンバー制時代にニコ・ヒュルケンベルグにより復活
第6位カーナンバー【2】チャンピオン獲得回数3回
年 | ルール | ドライバー | コンストラクター |
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1985 | チーム固有 | A.プロスト | マクラーレン |
1989 | チーム固有 | A.プロスト | マクラーレン |
1993 | チーム固有 | A.プロスト | ウィリアムズ |
カーナンバー【2】でチャンピオンを獲得したのは、アラン・プロストのみという結果だった。
カーナンバー【2】といえば、前年のチャンピオンドライバーのチームメイト※ということになるが、プロストは前年に負けたニキ・ラウダとアイルトン・セナに対して、翌年にやり返している。
※1993年は前年のチャンピオンであるナイジェル・マンセルが出場しなかったため【1】は不在で、同じウィリアムズに加入したプロストは【2】になった
第5位カーナンバー【11】チャンピオン獲得回数3回
年 | ルール | ドライバー | コンストラクター |
---|---|---|---|
1976 | チーム固有 | J.ハント | マクラーレン |
1977 | チーム固有 | N.ラウダ | フェラーリ |
1979 | チーム固有 | J.シェクター | フェラーリ |
カーナンバー【11】でのチャンピオンは3回で、J.ハント、N.ラウダ、J.シェクターの3人のドライバーがチーム固有カーナンバー制時代に記録している。
チーム固有カーナンバー制時代、カーナンバー【11】はフェラーリ、マクラーレン、ロータスの主力3チームだけが使用していたため、比較的大きなカーナンバーでも3度チャンピオンを獲得しているが、当然このような大きなカーナンバーではコンストラクターズ順位制になってから獲得できる可能性が極端に低下する。
第4位カーナンバー【6】チャンピオン獲得回数4回
年 | ルール | ドライバー | コンストラクター |
---|---|---|---|
1982 | チーム固有 | K.ロズベルグ | ウィリアムズ |
1987 | チーム固有 | N.ピケ | ウィリアムズ |
2007 | コンスト順位 | K.ライコネン | フェラーリ |
2016 | ドライバー固有 | N.ロズベルグ | メルセデス |
第4位はカーナンバー【6】で、ケケ・ロズベルグ、ネルソン・ピケ、キミ・ライコネン、ニコ・ロズベルグの4人が獲得している。
ロズベルグ親子がともにカーナンバー【6】でチャンピオンを獲得しているが、これは偶然ではなく、2014年からはじまったドライバー固有カーナンバー制の導入時に、息子ニコ・ロズベルグが父ケケ・ロズベルグがチャンピオンを獲得した番号を選んだから。
ニコはこの番号をつけて親子二代でのチャンピオンという偉業を成し遂げ、ロズベルグ家=【6】という印象がさらに深まった。
次のページでは、『カーナンバー別チャンピオン獲得ランキング』トップ3を紹介します。
まだ出ていないカーナンバーは?
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