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チャンピオン獲得時のカーナンバーは?カーナンバー別チャンピオン獲得回数ランキング(1974-2020)

第8位カーナンバー【22】チャンピオン獲得回数2回

バトンがチャンピオンを獲得したブラウンGP BPG001のカーナンバーは【22】
ルール
2008コンスト順位L.ハミルトンマクラーレン
2009コンスト順位J.バトンブラウンGP

2021年から角田裕毅選手が付けるカーナンバー【22】は、大きなカーナンバーなのにも関わらずコンストラクターズ順位制時代に2度獲得しており、2008年のルイス・ハミルトンと翌2009年のジェンソン・バトンが記録している。

2人が所属していたマクラーレンとブラウンGPが、なぜこの大きな番号をつけていたかというと、マクラーレンは前年にフェラーリのデータを極秘裏に受け取っていた、いわゆるスパイゲート事件によりコンストラクターズポイントを剥奪されたためで、ブラウンGPは新規エントリーだったため。

第7位カーナンバー【27】チャンピオン獲得回数2回

ジョーンズがチャンピオンを獲得したウィリアムズのカーナンバーは【27】
鈴鹿サウンドオブエンジン2018にて
ルールドライバーコンストラクター
1980チーム固有A.ジョーンズウィリアムズ
1990チーム固有A.セナマクラーレン

フェラーリの伝統的なカーナンバーである【27】は、奇しくもそのフェラーリの所属ドライバーによりチャンピオンを獲得していなく、【27】でチャンピオンを獲得したのは、はじめてフェラーリに【27】を渡したウィリアムズのアラン・ジョーンズと、アラン・プロストのフェラーリ移籍により【27】を受け取ったマクラーレンのアイルトン・セナの2人だった。

F1界でもっとも人気のあるカーナンバーのひとつである【27】だが、大きな番号ゆえにコンストラクターズ順位制時代は一度も使われることがなかった。

※ドライバー固有カーナンバー制時代にニコ・ヒュルケンベルグにより復活

第6位カーナンバー【2】チャンピオン獲得回数3回

1985年にカーナンバー【2】で初の王者になったプロストのマクラーレンMP4/2B
ルールドライバーコンストラクター
1985チーム固有A.プロストマクラーレン
1989チーム固有A.プロストマクラーレン
1993チーム固有A.プロストウィリアムズ

カーナンバー【2】でチャンピオンを獲得したのは、アラン・プロストのみという結果だった。

カーナンバー【2】といえば、前年のチャンピオンドライバーのチームメイト※ということになるが、プロストは前年に負けたニキ・ラウダとアイルトン・セナに対して、翌年にやり返している。

※1993年は前年のチャンピオンであるナイジェル・マンセルが出場しなかったため【1】は不在で、同じウィリアムズに加入したプロストは【2】になった

第5位カーナンバー【11】チャンピオン獲得回数3回

ラウダ2度目のチャンピオンマシンフェラーリ312T2のカーンバーは【11】
富士スピードウェイ50周年イベントにて
ルールドライバーコンストラクター
1976チーム固有J.ハントマクラーレン
1977チーム固有N.ラウダフェラーリ
1979チーム固有J.シェクターフェラーリ

カーナンバー【11】でのチャンピオンは3回で、J.ハント、N.ラウダ、J.シェクターの3人のドライバーがチーム固有カーナンバー制時代に記録している。

チーム固有カーナンバー制時代、カーナンバー【11】はフェラーリ、マクラーレン、ロータスの主力3チームだけが使用していたため、比較的大きなカーナンバーでも3度チャンピオンを獲得しているが、当然このような大きなカーナンバーではコンストラクターズ順位制になってから獲得できる可能性が極端に低下する。

第4位カーナンバー【6】チャンピオン獲得回数4回

ケケ・ロズベルグが王者になったFW08のカーナンバーは【6】
鈴鹿サウンドオブエンジン2017にて
ルールドライバーコンストラクター
1982チーム固有K.ロズベルグウィリアムズ
1987チーム固有N.ピケウィリアムズ
2007コンスト順位K.ライコネンフェラーリ
2016ドライバー固有N.ロズベルグメルセデス

第4位はカーナンバー【6】で、ケケ・ロズベルグ、ネルソン・ピケ、キミ・ライコネン、ニコ・ロズベルグの4人が獲得している。

ロズベルグ親子がともにカーナンバー【6】でチャンピオンを獲得しているが、これは偶然ではなく、2014年からはじまったドライバー固有カーナンバー制の導入時に、息子ニコ・ロズベルグが父ケケ・ロズベルグがチャンピオンを獲得した番号を選んだから。

ニコはこの番号をつけて親子二代でのチャンピオンという偉業を成し遂げ、ロズベルグ家=【6】という印象がさらに深まった。

次のページでは、『カーナンバー別チャンピオン獲得ランキング』トップ3を紹介します。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。