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スクーデリアフェラーリドライバー在籍年数ランキング(1987-2020)

【第4位タイ】ゲルハルト・ベルガー

1987年日本GPで優勝したベルガーのマシン(ドライバーはアレジ)
所属年数所属年度
6年1987年から1989年
1993年から1995年

ベネトンBMWで活躍していた若きゲルトハルト・ベルガーは、1987年に若くしてフェラーリに移籍すると、それまでエースとして活躍していたミケーレ・アルボレートに勝る活躍をして、アルボレートからエースの座を奪い取ります。

しかし1990年にマクラーレンに移籍しますが、思いどおりの活躍ができずに、低迷するフェラーリに1993年に復帰します。

超がつくほどの一流ドライバーではありませんでしたが、純粋な速さと愛嬌のある性格でティフォシをはじめF1ファンから愛された6年間でした。

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1987年日本GP初ポールポジションはフェラーリのベルガーでした。

【第4位タイ】ルーベンス・バリチェロ

フェラーリ最後の年に乗ったバリチェロのF2005
鈴鹿サウンドオブエンジン2018にて
所属年数所属年度
6年2000年から2005年

2000年にエディ・アーバインの後を継いで、ミハエル・シューマッハの完全なナンバー2ドライバーとしてフェラーリ入りしたルーベンス・バリチェロ。

地味だが速いドライバーだったため、時折レースでシューマッハに先行するも、チームオーダーで勝利を譲って、レース後に不満で膨れていたのを思い出します。

シューマッハ帝国フェラーリでの6年間は、バリチェロにとって辛い思い出しかないでしょう。

【第4位タイ】セバスチャン・ベッテル

2019年日本GPドライバーズパレードにて
所属年数所属年度
6年2015年から2020年

2015年からフェルナンド・アロンソに代わりフェラーリ入りしたセバスチャン・ベッテル。

フェラーリに移籍する前からベッテルとライコネンは非常に仲が良く、チームメイトになった後もその関係は持続しました。

2.4リッターV8時代にレッドブルで他を寄せ付けない強さを見せたベッテルですが、フェラーリに所属したパワーユニット時代以降はリヤのスタビリティーが不安定なマシンにてこずり、大事な場面でのミスが目立ちました。

2019年にライコネンに代わりルクレールがチームメイトになると、この若手に優勝回数やポイントで先行され、2020年シーズンを最後に6年間所属したフェラーリを離脱することが発表されました。

【第2位タイ】フェリペ・マッサ

所属年数所属年度
8年2006年から2013年

2006年にミハエル・シューマッハ最後のフェラーリの年に、シューマッハのナンバー2としてルーベンス・バリチェロに代わり加入したフェリペ・マッサ。

それまでザウバーで印象に残る走りは見せていなかっただけに、私は当時フェラーリの監督を務めていたジャン・トッドの息子がマネージャーを務めるマッサを、いわば裏口入学のようなカタチで加入させたのでは?と勘ぐってしまいました。

しかし、シューマッハの弟分として1年間で彼からさまざまなことを学び、ライコネンがチームメイトになってからは同等の速さを見せ、チャンピオン争いを演じるドライバーに成長しました。

フェラーリには8年もの長きにわたり所属して、ライコネンにシートを譲りました。

【第2位タイ】キミ・ライコネン

2019年日本GPドライバーズパレードにて
所属年数所属年度
8年2007年から2009年
2014年から2018年

ライコネンは2007年にミハエル・シューマッハ引退(後にメルセデスから復帰)の後を受け、フェラーリに所属しました。

その2007年には加入初年度にドライバーズタイトルを獲得し、周囲を驚かせました。

しかしF1界随一の人気チームであるフェラーリは、プロモーション活動が非常に多く、それを誰よりも嫌うライコネンはF1界に見切りをつけ、2009年を最後にWRCへ活躍の場を移します。

しかし、2012年にロータスよりF1に復帰すると、その速さは衰えておらず、それにも増して彼の朴訥で思ったことを素直に口にする性格がファンに共感を与え、F1界一の人気ドライバーになります。

すると2014年からフェラーリに復帰し、仲の良いセバスチャン・ベッテルとのコンビで2018年まで所属しました。

ライコネンは合計8年もの長きにわたりフェラーリドライバーとして活躍したのでした。

【第1位】ミハエル・シューマッハ

所属年数所属年度
11年1996年から2006年

やはり最長はミハエル・シューマッハで、その期間は実に11年!

初加入はベネトンに所属して2年連続してドライバーズチャンピオンを獲得した翌年の1996年でした。

それまでチーム創設から類をみないほどの低迷をつづけていたフェラーリでしたが、シューマッハが加入するとチャンピオンシップ争いに絡みはじめます。

そして、ベネトン時代にチャンピオンチームを形成したロス・ブラウンやロリー・バーンをフェラーリに呼び寄せると、1999年には1983年以来のコンストラクターズチャンピオンを、2000年には1979年以来のドライバーズチャンピオンを獲得し、フェラーリ黄金時代がはじまります。

黄金時代は2004年まで5年間にわたりつづき、両タイトルを総なめにするのでした。

シューマッハの優れているところは多くありますが、特に私が凄いと感じるところは、ここぞという場面に強烈な集中力を発揮して驚くほどの速さを見せるところです。

シューマッハファンはそこに魅了され、チームスタッフも興奮を覚え、彼のためにモチベーションが高まりより良い仕事へとつながるのでしょう。

現在はスイスの自宅で闘病中ですが、頑張って戦いつづけてもらいたいものです。

まとめ

ドライバードライバー
1987M.アルボレートG.ベルガー
1988
1989N.マンセル
1990A.プロスト
1991J.アレジ
1992I.カペリ
1993G.ベルガー
1994
1995
1996M.シューマッハE.アーバイン
1997
1998
1999
2000R.バリチェロ
2001
2002
2003
2004
2005
2006F.マッサ
2007K.ライコネン
2008
2009
2010F.アロンソ
2011
2012
2013
2014K.ライコネン
2015S.ベッテル
2016
2017
2018
2019C.ルクレール
2020

今回は1987年以降のフェラーリドライバーの所属年数をランキング形式で紹介してみましたが、あらためて見てみるとどのチームにも増して時代を築いた素晴らしいドライバーがラインナップされているのが印象的ですね。

その中にあり、ミハエル・シューマッハの11年という所属年数と5度の世界王者という成績は群を抜いています。

その豪華ラインナップの中で、ひとり名前がないドライバーが・・・。

現役最強ドライバー、ルイス・ハミルトン。

フェラーリ首脳と話しをしていると噂もありますが、ハミルトンがフェラーリに移籍することはあるのでしょうか?

ルクレールが契約している2024年までは彼とハミルトンが同時に所属することは考えにくい・・・となると2025年?

いやハミルトンは40歳になっているから、現実的にフェラーリ入りは可能性が高くないのでしょうか。

私としては赤いレーシングスーツで赤いマシンを操るハミルトンを見てみたいのですが・・・。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。