人気記事:『ミニカーで振り返るF1マシン』シリーズ

冬の空気の澄んだ日の夕刻に牧之原公園に行ったら最高の富士山に出会えた!

我が静岡県は多くの富士山撮影スポットを有しているが、今回はその富士山ど定番撮影スポットのひとつである牧之原公園で、夕暮れの富士山と島田金谷の夜景を撮影してきたので、紹介して見たいと思う。

牧之原公園の場所

前日の雨から一転して本日は空気が澄んだ冬の日の素晴らしい快晴ということで、富士山撮影スポットとして有名な『牧之原公園』に訪れ、夕暮れの富士山と島田金谷の夜景を撮影してみる。

余談だが、牧之原台地は明治になって江戸を追われた徳川宗家第16代目当主の徳川家達に従った幕臣らが茶畑として開拓した地で、現在は静岡県でもっとも盛んなお茶の生産地になっている。

牧之原公園の場所は、SLで有名な金谷駅から2kmほど山を登った牧之原台地の北端に位置する。

牧之原公園の駐車場

駐車場は10台ほどしか駐めることができず、本日は週末ということで到着した17時にはすでに多くの先客がいた。

かろうじて1台空いていた駐車場にクルマを止め、その目の前にある展望台に行くと数人の一眼カメラを持った方が撮影をしていた。

本日の撮影機材

撮影の前に本日の撮影機材を紹介しておこう。

  • カメラ・・・キヤノンEOS R5
    風景写真には高画素のミラーレス機が最適のため、今回はキヤノン最新のEOS R5を持ち込んだ
  • レンズ・・・キヤノンEF24-70mm F4L IS USM
    私が所有する広角で撮影できるレンズはこれだけ
  • 三脚・・・ベルボン
    今回は長時間露光をするため安価な三脚を使用

『牧之原公園』で夕暮れの富士山を撮影

展望台に立つと、夕暮れに染まる富士山を望むことができた。

牧之原公園から富士山はかなり離れているが、冬の空気の澄んだ日でなければその霊峰を拝むことができなく、しかも午後には霞んでしまうことが非常に多いため、夕方までこのようなきれいな姿を観ることができるのは一年を通してみても少ないだろう。

さあ、陽が落ちる前にこの美しい景色をカメラにおさめてみよう。

70mm SS1/80 F8.0 ISO160

まずまずの写真が撮れたが、手前の街並みが少々ゴチャゴチャしている。

70mm SS1/80 F10 ISO200

逆にコレだと空の部分が広すぎて少々間延びした感じだなあ。

64mm SS1/100 F8.0 ISO100

よーし、コレだ!

いい感じに撮れたぞー!(自己満足・・・)

富士山をバックに夜景を撮影

先ほどの写真から15分ほど経つと、太陽は西の山に沈み辺りは少しずつ暗くなり街灯が灯る。

さあ、本日のメインとなる私の写真ライフ初の長時間露光を敢行する時がやってきた。

三脚に据えたカメラをマニュアルモードに変更し、パンフォーカスで撮りたいためF16に変更、画質をきれいに保ちたいためISOは100に固定、シャッタースピードは2.5秒から。

70mm SS2.5秒 F16 ISO100

まずまずの写真が撮れたが、まだ街灯の明かりが十分でない。

寒さを我慢し、もう少しだけ待ってみよう。

5分後、徐々に暗くなってきて民家の明かりも付きはじめたため、シャッタースピードを15秒に変更しあらためて撮影する。

70mm SS15秒 F16 ISO100

まだ明かりが十分ではなく、私の想定している写真ではない。

あと7分ほど待ち、カメラのシャッタースピード限界値の30秒露光で明かりを強調してみる。

70mm SS30秒 F16 ISO100

コレだ!

夜景と言えるほどに街の明かりが灯り、大井川にかかるトラス橋の街灯もいい感じで、奥にはうっすら富士山が写った(肉眼で富士山はすでに観えていない)。

70mm SS20秒 F16 ISO100

その後、空は闇に呑まれ長時間露光でも富士山の姿は確認できなくなった。

金谷の夜景を撮影

当地は富士山とともに金谷の夜景を一望できる場所として知られるため、カメラを先ほどの場所から左に振ってみる。

70mm SS20秒 F16 ISO100

おおっ、いい感じ!

金谷はあまり栄えていない場所で街の灯りは少ないが、牧之原公園からだと左上の木の枝と相待って相当にいい写真になる。

今度は少しだけ右に戻し、先ほどのトラス橋を入れてみる。

70mm SS30秒 F16 ISO100

うーん、イマイチかなあ。

最後に

牧之原公園は富士山を撮影する絶好のスポットだということがおわかりいただけたと思うが、文中にも書いたとおり、富士山との距離が相当にあるため、空気が澄んだ日に限定される。そのため私が訪れた日は本当にラッキーだったのかもしれない(まあ狙ってここに行ったのだが)。

またこのような空気が澄んだ日には、望遠ズームなど他の焦点距離のレンズも持って、あらためて当地を訪れたいと考えている。

今回ははじめての長時間露光撮影ということだったが、カメラを三脚に据えることである程度落ち着いて撮影すことができ、露光時間を変えることで表現に変化があることがわかり、この撮影手法の奥深さを少しだけ体感することができた。

今後はこの撮影方法を駆使して、よくあるクルマの光跡を表現した写真など、さらなるシチュエーションに挑戦してみようと思った。

以上、今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

他にも富士山撮影に関する記事を書いているので、よかったら下記写真をクリックして読んでみてください!

面倒ですがポチッとお願いします

自動車レースランキング

関連記事

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

146人の購読者に加わりましょう
よかったらSNSでシェアお願いします!



サーキットでの興奮をあなたに伝えたい
MOTORSPORT観戦記

サーキットは非日常を味わえる特別な空間です。そんな素晴らしいモータースポーツの世界を、ひとりでも多くの方に伝えたい・・・。そんな思いでMOTORSPORT観戦記と題し、記事に認めました。




5件のコメント

コメントありがとうございます。

これからブログの更新を楽しみにしています!

Rumikoさんありがとうございます!

風景写真の長時間露光ではカメラ性能に頼る場合が多く、一眼レフとミラーレスを使っています。

Rumikoさんのブログを見させていただきましたが、わかりやすい文章とセンスの良い配色・・・さすがです!

https://rumikoworld.com/author/rumiko2006125/

勉強させていただきます!!

コメントを残す

ABOUT US
大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。