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日産ヘリテージコレクション観覧記②スーパーGT/JGTC Part2編

今回も日産ヘリテージコレクションの観覧記です。

とんでもない数の日産の歴史的車両が保管されるヘリテージコレクションは、レーシングマシンのだけでも膨大な台数。

前回はスーパーGTや全日本GT選手権の展示マシンを紹介しましたが、まだまだあります。

ということで、今回はその他のGTマシンを紹介します。

ザナヴィニスモGT-R(2003ニスモ)

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こちらは2003年、R34スカイラインGT-R最後の年のニスモのマシン、ザナヴィニスモGT-Rです。

この年はベース車両のキャビンのみを使用し、車両前後をパイプフレーム化するなど、大幅なレギュレーション変更があった年で、ご覧の通りボンネットは低くなり、市販車とは別物のデザインになりました。

そんな大幅に改造されたニスモの2003年シーズンは、優勝こそ無かったものの、4度の表彰台を獲得するなどコンスタントに上位でフィニッシュし、見事チャンピオンを獲得。スカイラインラストシーズンを有終の美で飾りました。

ちなみに、前回も書いた通り、日産ヘリテージコレクションはミュージアムではなくどデカい車両保管施設といった感じ。

なので車両間隔が狭く、動線も狭いため、マシンをじっくりと撮影観察出来ないのが残念です。

ファンとしては、歴史的(ヘリテージ)収集品(コレクション)を、存分に楽しめる施設の建設を期待したいです。

ところで前回紹介した同年のニスモ22号車はステージに展示され、王者になったこちらのマシンは車郡の中に・・・なぜ??

ザナヴィニスモZ(2004ニスモ)

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こちらは2004年、最後の全日本GT選手権に参戦したザナヴィニスモZです。

この年、Z33に車両変更したニスモは初年度にしてチャンピオンを獲得。そしてカーナンバー1を付けていることからもわかる通り、最終年のR34スカイラインGT-R(上で紹介したマシン)で王者になり、2年連続のチャンピオンでした。

現在は低迷する名門ニスモですが、この頃は本当に強かったですね。

モチュールオーテックZ(2006ニスモ)

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こちらは2006年のモチュールオーテックZになります。

フェアレディZは参戦3年目になり、上で紹介した2004年マシンと比べると違いは・・・カナードとプレミアムレングスのスリッドの形状くらいしか分かりません・・・。もう、間違い探しみたいな感じ。

違いが分かった方はぜひコメントで教えてください。

当時ニスモは2台体制で参戦していましたが、22号車はこの年からピットワークに代わりオーテックがタイトルスポンサーになり、2025年の23号車と同じマシン名になりました。

そしてブルーのヘッドライトはニスモの2台目マシンの伝統(2025年も実質ニスモ2台目のNDDPがブルー)。個人的には1980年代前半のフェラーリを思い起こす、レッドのボディにブルーのアクセントが好きです。

ザナヴィニスモGT-R(2008ニスモ)

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これまで10台のスーパーGT/JGTCマシンを紹介してきましたが、日産ヘリテージコレクションにはまだまだGTマシンがあります。

といっても、完全に車両置き場と化したホールの片隅にですが・・・。

まあ、一応ツアー参加者に解放はされているので、じっくり観てみましょう。

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こちらは2008年のザナヴィニスモGT-Rです。

この年日産勢はGT500クラスにR35 GT-Rを初投入。その後R35 GT-Rは2021年まで長きに渡り日産のGT500マシンとして活躍することになるのですが、その記念すべき初年度のマシンがこちらになります。

シーズンは開幕の鈴鹿でデビューウィンをすると、第2戦岡山でも勝利を上げ、なんと2連勝という快挙を達成します。そして第8戦オートポリスでも優勝し、R35 GT-Rはデビュー年度でチャンピオンに輝くのでした。

ただ、マシンをあらためて観てみると、ボンネットは低く、特徴的なグリルは小さくなり、こんなのR35じゃねえって思いますが、まあ、4座のグランドツーリングを無理やりカリカリのレーシングマシンに仕立てたので、こうなるのも当然。

2014年にクラス1規定が導入され、見た目は市販車に近くなりましたが、今、あらためて観てみると、ブサかわいくて結構魅力的かも!?

モチュールオーテックGT-R(2016ニスモ)

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: MOTORSPORT-PHOTOGRAPY-3-10-728x484.jpg

そのとなりにあったのが2016年のニスモのマシン、モチュールオーテックGT-Rです。

こちらはクラス1規定導入後のマシンということで、市販車に近づきました。

ニスモのレッドとガンメタリックのカラーリングは、2010年代中盤によく見られましたね。

この年3連覇を目指したニスモは、2008年と同様に開幕で2連勝をするも、中盤から失速。その後、2025年現在までチャンピオンを獲得していないんです。

あの頃の強かったニスモを、また見てみたいですね。

モチュールオーテックGT-R(2021?ニスモ)・カルソニックインパルGT-R(2021?チームインパル)

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ガレージの一番奥に置かれたこちらのマシンは・・・おそらくですが2021年、最後のR35 GT-R。ニスモのモチュールオーテックGT-Rと、チームインパルのカルソニックインパルGT-Rではないかと思いますが、よく分かりませんでした。

分かった方がいましたら、ぜひコメント欄で教えてください。

ということで、前回に続き日産ヘリテージコレクションに保管されているスーパーGTと全日本GT選手権のマシンを紹介しました。

日産ヘリテージコレクションには紹介した14台のGTマシンの他にも、とんでもない量のレーシングマシンが保管されています。

そこで次回はプロトタイプマシンを紹介しますので、よかったら下記のバナーからご覧ください。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。