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スーパーGT/JGTC GT500チームのタイトルスポンサーを務めた11のオイルブランド

スーパーGTや前身の全日本GT選手権では、オイルブランドをマシンに大きく掲げてたマシンが多い。

それらのマシンのカラーリングは個性が強く、そしてじつにカッコいい。

そんなオイルブランドも近年は電動化の流れと若者のクルマ離れの影響か、現在GT500クラスでタイトルスポンサーとして参戦するのはMOTULとENEOSのみ。

しかし調べてみると過去にはMOTULとENEOSも含め11ものブランドがタイトルスポンサーとして、GT500マシンを彩っていた。

ということで、今回はスーパーGTや全日本GT選手権のGT500(GT1)クラスでタイトルスポンサーを務めた11のオイルブランドを紹介してみたいと思う。

タイトルスポンサーに関してはさまざまな考え方がありますが、今回はマシン名に名前が入っているブランドをタイトルスポンサーとします。

MOTUL(モチュール)

MOTULカラーのニスモ
2022年スーパーGT富士公式テストにて
DATA
  • ニスモ(2003年-)
  • チーム無限(2017年-)
  • NDDPレーシング(2018年-)

まずはスーパーGTでは現在一番メジャーなオイルブランドMOTULから。

でも一般的にはあまり知られていないような・・・。

MOTULはどこの国のオイルブランドなのか・・・まさか日本ではないよね??

はい、正解はフランス。フランスに本社を置くブランドです。

MOTULが初タイトルスポンサーをしたニスモのマシン
2003年JGTC第2戦にて

ということでそのフランスのMOTULが初のタイトルスポンサーは2003年の全日本GT選手権時代。

サポートしたのは現在と同じニスモ。

当時ニスモは2台体制だったが、そのうちの1台(22号車)を鮮やかなMOTULカラーにした。

その後ニスモが1台体制になってからもタイトルスポンサーとしてサポートを続け、2022年に20周年を迎えている。

2022年からMOTULカラーになったNDDPレーシング
2022年スーパーGT富士公式テストにて

またニスモの兄弟チームと言ってもいいNDDPレーシングにもGT500初参戦の2018年からマシン名に名を連ね、2022年にはカラーリングもMOTULカラーに変更している。

復帰初年度はMOTUL全身カラーだった無限
2017年スーパーGT第2戦にて

そしてそしてMOTULは日産勢だけにとどまらず、ホンダとゆかりの深いチーム無限もサポート。

無限が2017年にGT500クラスに復帰した際にマシン全面にMOTULのロゴを掲げて参戦した。

ボンネットに大きくMOTULのロゴが入るチーム無限
2021年スーパーGT最終戦にて

2020年以降はレッドブルカラーになったチーム無限だが、その後もボンネットに大きくロゴが入れられており、同時にマシン名にもMOTULの名前が入っている。

Castrol(カストロール)

カストロールカラーのトムス
写真提供:Mさん
DATA
  • トムス(1995年-2001年)
  • セルモ(1996年-1997年)
  • チーム無限(1998年-2001年)
  • ニスモ(2000年-2002年)

現在スーパーGTは前述のとおりMOTULが積極的にサポートしているが、全日本GT選手権時代にはイギリスのCastrolカラーが全盛だった。

カストロールカラーのトムス
写真提供:Mさん

その中でももっとも印象的なのがトムスで、1995年から7年間にわたり白地にレッドとホワイトのカラーリングで複数台(多いときは3台だったような)80スープラを走らせており、トムスといえばカストロールという時代が長く続いた。

カストロールカラーのセルモ
写真提供:Mさん

また1996年からはセルモのタイトルスポンサーも務めており、トムスと同様のカラーリングだったため見分けがつかなかった。

ちなみに当時のセルモのカーナンバーは37!今のトムスの番号じゃん!

カストロールカラーのチーム無限(2000年)
2019年ホンダコレクションホールにて

セルモとは1997年で契約を終了するも、1998年からはトムスに加えチーム無限のタイトルスポンサーにもなっている。

こちらもマシン全体にCastrolのロゴが入っているが、トムスやセルモのような白地にレッドとグリーンのラインではなく、鮮やかなグリーンベースのカラーリングに変更されている。

カストロールカラーのニスモGT-R
写真提供:Mさん

そしてカストロールの勢いは留まらず、なんと2000年からはニスモのタイトルスポンサーになってしまった。

すごくない!?

その結果グリッドにはスープラ(2台)、NSX-GT、スカイラインGT-Rと3種類4台のCastrolカラーのマシンが並び、トヨタのトムス、ホンダのチーム無限、日産のニスモと、各メーカーを代表するチームすべてのタイトルスポンサーになったのだった・・・。

しかしその後ブランド戦略を変更したのか2002年のニスモを最後に全日本GT選手権のタイトルスポンサーを一気に降り、以降現在に至るまで大口スポンサーは行っていない。

個人的にはトムスのあのカラーリングが好きだったんだよね。スープラが復活したからまた戻ってきてくれないかなあ・・・。

ENEOS(エネオス)

ENEOSカラーのルーキーレーシング
2022年スーパーGT富士公式テストにて
DATA
  • チームルマン(2008年-2015年)
  • ルーキーレーシング(2021年-)

オレンジのガソリンスタンドで日本人ならば誰もが知るブランドENEOSは、スーパーGTでもお馴染み。

チームルマンENEOSカラー最後の年
2015年スーパーGT第4戦にて

そんなENEOSの初登場は2008年。

当時GT500クラスに参戦していたチームルマンのSC430を印象的な同社のコーポレートカラーであるオレンジに塗装し大きな印象を与えた。

今までオレンジ色のレーシングマシンってあまりなかったよね・・・あっF1のオレンジアロウズがあった・・・。

そんなチームルマンとの提携は2015年まで8年間と長きにわたるものだった。

この年からENEOSカラーになったルーキーレーシング
2021年スーパーGT最終戦にて

ENNEOSがタイトルスポンサーとしてスーパーGTに帰ってきたのは2021年。サポートしたチームは以前タイトルスポンサーを務めていたチームルマンと入れ替わるかたちで参戦を開始したルーキーレーシングだった。

WAKO’S(ワコーズ)

WAKO’Sカラーのチームルマン
2017年スーパーGT第2戦にて
DATA
  • チームルマン(2016年-2019年)
  • ルーキーレーシング(2020年)

神奈川県に本社を置く和光ケミカルのブランドWAKO’Sもタイトルスポンサーとして最近までスーパーGTチームをサポートしていた。

この年からWAKO’Sカラーになったチームルマン
2016年スーパーGT第2戦にて

WAKO’SがはじめてスーパーGTのタイトルスポンサーになったのが2016年で、チームルマンのレクサスRC Fは印象的なブルー地にピンクのラインで塗装された。

ちなみに参戦当初はボンネットからルーフにかけてはホワイトだったが、その後スポンサー料が増額されたのか(もちろん私の推測です)シーズン中盤にはそのホワイト部分もWAKO’Sカラーに変更されている。

この年のみWAKO’Sカラーだったルーキーレーシング
2020年スーパーGT第5戦にて

そして2020年からはチームルマンと入れ替わるかたちで参戦を開始したルーキーレーシングにWAKO’Sカラーが引き継がれたが、この年を最後にスーパーGTのタイトルスポンサーとしての活動を終了した。

カッコいいカラーリングだっただけに、また戻ってきてもらいたいなあ。

次のページでは、トムスやナカジマレーシングを支えたあのブランドが登場!

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奥が深いモータースポーツ撮影の世界
MOTORSPORT撮影術

モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




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ABOUT US
大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。