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『静岡マラソン2025』42.195km完走しました!

3月9日、静岡マラソン2025に出場し、2度目のマラソンにして初完走できました!

2年半以上毎日練習をしてきましたが、その努力が結果になりすごく嬉しい!

頑張った甲斐がありました。

では、私の静岡マラソン2025を振り返ってみたいと思いますので、興味のある方はお付き合いください。

【スタート〜10km】アラフィフ三人衆で並走

静岡マラソンは静岡市役所がスタート地点ということで、隣接する駿府城公園にレースの1時間前に到着。トラックに荷物を預けて僅かばかりのアップとトイレを済ませます。

そして7時40分に内堀の周回路に移動し、マラソン初心者の私は最後尾のFブロックで待機します。

スタートまで30分以上。昨年はここでの寒さがキツかったので、今年は使い捨てのビニール製ポンチョを買って、それにカイロを貼り付けて対策。我ながら素晴らしい寒さ対策でした。

8時20分にスタート。我々最後尾グリッドは10分後の8時30分にスタートラインを通過します。

市役所の通りから北街道に入ると、

「行ってらっしゃーい!」

「頑張ってねー」

と、沿道から声が掛かります。これが嬉しいんですよね。

序盤はキロ6分台前半のペースをキープし、5時間フラッグを掲げたペースメーカーをオーバーテイク。無理は出来ませんが、後半に向けてある程度タイムを稼いでおきます。

流通通りに入りしばらく進むと、見覚えのある二人組を発見。会社の名を受けたオッサンたちです。

ここからしばらくは彼らと合流して、アラフィフ課長三人衆で並走します。

スタートから1時間が経過し、さらに10kmが近づくため、ここで初完走に向けたアイツを初投入。アミノダイレクトと栄養ジェルです。

初マラソンだった前年は22kmごろから両足が攣初め、やがて足が終了。27.3kmで無念のタイムアップでした。

今回は足攣り対策でこまめな給水とともに、10kmごとにアミノ酸とクエン酸が入ったアミノ酸ダイレクトを、1時間ごとに栄養ジェルを摂取する作戦です。

でも、1時間10kmでは足はまだまだ余裕。肺も元気です。

【10km〜20km】会社の仲間に見送られ・・・40年ぶり母の声援!?

静岡浅間神社の鳥居をくぐり、クラリネットの心地よい音色に癒されます。

その先でファンランの方々とはお別れ。我々フルマラソン組は、はるか遠くのゴールに向けて旅立ちます。

静岡市の真ん中を貫く本通りに入り、やがてひとつ目の折り返しをターンすると、会社の方々から声援を受けパワー注入。

本通りからタキイ(地元で有名なおもちゃ屋さん)の交差点を左折し、国道362号線に。

アラフィフ課長三人衆はまだまだ余裕で、軽い会話を交わしながら並走が続きます。

国道362号線から安西通りに入り、安倍川の土手へ。

土手へのアプローチはこのコース初めての急坂になります。

昨年はこの場所でかなりHPが奪われたため、今回はHP保持のためにペースを落として通過します。

ここでアラフィフ課長三人衆の一人が脱落。

「自分のペースで頑張ろう」

と言葉を交わし足を進めます。

安倍川の土手は早朝ランで走り慣れたホームコース。今年はまだまだ元気で快調に飛ばしていると、

「〇〇(私の名前)頑張れ!」

と聞き慣れた声・・・私の母親でしたwww

小学生以来、40年ぶりに聞く母親の声援・・・50歳になって母親に応援されるなんて思っても見なかったです・・・。

ここで2時間が経過したため持参の栄養補給に加え、給水所でバナナもいただきます。

その後は近所の方々にも見送られ、安倍川橋の手前では会社のみんなの大声援。疲れが吹っ飛びました。

海まではずっと下り坂なので、足もまだまだ大丈夫です。

【20km〜30km】自己最長を更新も歩きがちに・・・

20kmを通過したところで今回2度目のアミノダイレクトを投入。

昨年は20km過ぎでトイレを済ませた後に足に以上が出始めましたが、今年はそのまま通過します。

土手を下り東名高速のガード下手前のハーフ地点を通過したため塩ジェル投入。汗で流れていった塩を身体に戻します。

南安倍川橋のガード下をくぐると和太鼓の演奏が聞こえてきました。歩調に合わせて「ドンッ!ドンッ!」と腹を劈く和太鼓に勇気をもらいます。

ここから安倍川を渡るため2度目の急坂。HP保持のためにペースダウンしながらゆっくりと登り切ります。

昨年は南安倍川橋の上で富士山が見えましたが、今年は残念ながら雲で隠れてしまっています。県外からも多く参加する静岡マラソンですが、そんな方々に富士山見せてあげたかったなあ。

ここから十数km以上は海岸の道を淡々と進むため、変わらぬ景色に気持ちが萎えます。

さらに悪いことに本日はこの海岸道路が向かい風。

心拍数は限界を超え、25km地点でついに足が止まります。

昨年は27.3kmで足が終わりタイムアップ。今年は30kmまで行ければいいかな、などと弱気にり歩きがちに。ただ、昨年と違い足の攣る症状が出ない。

28kmの給水所。ちょっと早いが3度目のアミノダイレクトを投入し、昨年たどり着けなかった石垣いちごをもらい自己最長を更新。もうちょっと行けるかも。

【30km〜35km】仲間と励ましながら走り出す

30km過ぎ、疲れ果てて歩いていると、後方から「後もう少しです。頑張りましょー!」と声が掛かります。

前半をともにしたアラフィフ課長の片割れが追いついてきました。

「35km地点を目標に走りましょう」と言われ、ふたたび走り出します。

名門野球部出身の彼ですが、マラソンは初出場。対する私は無名の野球部。運動神経では負けますが、ランニングの練習量では負けてない。互いに励まし合いながら走ります。

あれ?足が動くぞ!?どうやらこまめに注入したアミノダイレクトのおかげなのでしょう。よーし、残り10km。ゴールまで行けるかも!

本日2度目の和太鼓エリアで気合を注入してもらい、しばらくすると折り返しを過ぎたランナーたちとすれ違います。永遠続いた向かい風の海岸の道がまもなく終了します。

折り返しまで意外と長かったもののなんとかたどり着き、今度は追い風を背に走り抜けて35kmの給水所で最後のアミノダイレクトと栄養補給。そしていちごを頬張り、いざゴールまで。

時間はまだ余裕がある。歩いても規定の6時間は十分に切れそうだが、走ればなんとか5時間半を切れそうだ。

頑張れオレの足!

【35km〜ゴール】闘魂注入で元気復活!そして初完走!!

36km地点を前に長かった海岸道路に別れを告げ、清水市街地に入ります。

すでにスタートから4時間以上が経過し、トップ集団が通過してから2時間以上が経っているのに、沿道には多くの観客の方が残ってくれています。

「ゴールまでもう少し!頑張って!!」と喉を枯らしながら声援してくれる方。「足、動いてるぞ!いいぞっ、行けるぞ!」とコーチのようにアドバイスしてくれる方など様々で、ホント元気付けられました。

そして一番嬉しく、一番勇気をもらったのが『炎のファイター』・・・アントニオ猪木さんのアレです。

残り5kmが近づくと遠くから、

『♪猪木、ボンバイエ、猪木、ボンバイエ、猪木、ボンバイエ、猪木、ボンバイエ、ファイト!ファイト!ファイト!ファイト!チャー チャッチャー・・・』

そしてベランダ?上で、「あと約5kmですよー!頑張ってくださーい!」とマイクパフォーマンス。

長い道のりを走ってきたことや、感動のゴールがもうすぐだということが頭をよぎり、涙が出そうになりました・・・。

その後も沿道の声援は絶え間なく続き、清水区役所の前でエスパルス応援団らしき方々の大演奏で気持ちが上がり、最後のチカラを振り絞りゴールへ。

そしてゴール・・・嬉しい・・・。

最後に

昨年の屈辱を背に2度目のマラソン挑戦はホントにキツかった。息は上がり、汗が吹き出し服はビシャビシャ。両足の親指の爪は剥がれ、身体はボロボロ。実に厳しい42kmでした。

そんな辛い道のりだっからこそ、ゴールした後は驚くほどの達成感が湧き出てきました。

会社の仲間や沿道の方々、そしてボランティアのみんなの声援、嬉しかったなあ。和太鼓など鳴り物を使っての応援、ホントに助けられたなあ。と、楽しかったことが思い起こされます。

苦しく険しかったけど、仲間や沿道の方に支えられ、充実した42.195kmでした。

日常生活では絶対に味わえない素晴らしい経験。来年も必ず出場します!

みんな、応援ありがとうございました!!!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。