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スーパーGT JGTCで複数回チャンピオンを獲得した12人のドライバー(1994-2021)

松田次生

松田次生

チャンピオン獲得回数 2回

  • 2014年(ニスモ)
  • 2015年(ニスモ)

本山哲と同じく日産系ドライバーのエースとして活躍する松田次生もスーパーGTで複数回チャンピオンを獲得したドライバーだ。

松田次生は2000年にチームテイクワンから全日本GT選手権にデビューし、マクラーレンF1GTRを走らせた。

そして翌2001年にホンダ系のナカジマレーシングに移籍して2005年まで5年間所属したのち、2006年からは日産系のニスモで2年間、2008年からチームインパルで6年間在籍する。

2014年からふたたびニスモに復帰するとその年に2回の勝利を上げて、苦節15年、自身初のスーパーGTチャンピオンに輝いた。

2015年も同じくニスモで2勝を上げて連覇を達成。

その後もロニー・クインタレッリとともに日産のエースとしてニスモのステアリングを握っている。

40歳を超えてもまだまだ安定した速さを維持している松田次生。

チャンピオンを狙えるニスモに所属していることからも、さらにチャンピオン獲得回数は増える可能性があるだろう。

影山正彦

影山正彦がチャンピオンを獲得したマシン
出典:https://supergt.net/

チャンピオン獲得回数 2回

  • 1994年(ホシノレーシング)
  • 1995年(ホシノレーシング)

次は時代を遡り全日本GT選手権の黎明期に複数回チャンピオンを獲得したドライバーを紹介しよう。

全日本GT選手権が(正式に)はじまったのが1994年だが、その当時のトップチームといえばホシノレーシング(現在のチームインパル)で、このチームのドライバーとしてエントリーしていたのが影山正彦だった。

現在と変わらぬカルソニックブルーのホシノレーシングのマシンを駆る影山正彦は、全日本GT選手権の記念すべき初レースで見事優勝し、その後も全5レースすべてでポイントを稼ぎ、初代チャンピオンに輝く。

翌1995年も同チームから出走して連覇を達成。

その後はニスモ、サード、クラフトと渡り歩き、2002年まで全日本GT選手権に参戦した。

ちなみにスーパーGTによると全日本GT選手権がはじまったのは1994年とされているが、極小規模ながら1993年にも全日本GT選手権が行われている。

この年のチャンピオンも影山正彦が獲得しており、このシーズンも含めると影山正彦はGTで唯一の3連覇ということになる。

エリック・コマス

コマスが全日本GT選手権を制したマシン
出典:https://supergt.net/

チャンピオン獲得回数 2回

  • 1998年(ニスモ)
  • 1999年(ニスモ)

影山正彦と同様に全日本GT選手権黎明期に活躍した代表的なドライバーといえばエリック・コマスだ。

かつてF1ブーム時代にF1で4シーズンを戦ったドライバーなので、多くのモータースポーツファンがその名前を覚えているだろう。

そのエリック・コマスも全日本GT選手権で2度チャンピオンになっている。

1995年から1996年までセルモで参戦したのち1997年からニスモに移籍すると、全日本GT選手権参戦4年目となる1998年に2勝を上げて初のGTチャンピオンを獲得する。

そして翌1999年もニスモで連覇を達成。

あのイエローのペンズオイルのR34 GT-Rを覚えているGTファンも多いだろう。

その後はトムス、ハセミモータースポーツ、KONDOレーシングのドライバーを歴任して、2006年まで日本のGTに参戦した。

日本のGTに多くの外国人元F1ドライバーが参戦したが、その中でもっとも成功したドライバーがエリック・コマスなのだ。

ミハエル・クルム

クルム2度目のチャンピオンマシン
出典:https://supergt.net/

チャンピオン獲得回数 2回

  • 1997年(トムス)
  • 2003年(ニスモ)

エリック・コマスと同時期に全日本GT選手権に出場していた代表的な外国人ドライバーといえば、テニスの伊達公子の元旦那としても有名なミハエル・クルムだ。

クルムは1995年からトムスで全日本GT選手権に参戦を開始し、1997年に2勝を上げて初のチャンピオンに輝く。

その後は日産に移籍してニスモのドライバーとなり、2003年に本山哲とともにふたたびシリーズ王者となり、同チームで2012年まで参戦した。

その後KONDOレーシングで3年間所属して2015年を最後にスーパーGTドライバーを引退し、ニスモアンバサダーなどを歴任した。

アンドレ・ロッテラー

ロッテラー2度目のチャンピオンマシン
写真提供:Mさん

チャンピオン獲得回数 2回

  • 2006年(トムス)
  • 2009年(トムス)

外国人でGTを複数回制したドライバーは4人いるが、前出のクインタレッリ、コマス、クルムともう一人がこのアンドレ・ロッテラーだ。

ロッテラーは2003年にホンダ系のナカジマレーシングで全日本GT選手権にデビューする。

その後2006年にトヨタ系のトムスに移籍すると、その年に脇阪寿一とともにスーパーGT王者になる。

そして2009年にも同じく脇阪寿一とともに2度目のチャンピオンを獲得し、トムスで2011年までスーパーGTに参戦した。

その後は2014年にF1のケータハムでスポット参戦し、現在はフォーミュラEを中心に活躍している。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。