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【スーパーGT/JGTC GT500】ドライバー優勝回数ランキングトップ20(1994-2024)

国内モータースポーツでNo.1の人気を誇るスーパーGT。

スーパーGTは1994年に始まった歴史あるシリーズ(2004年までは全日本GT選手権)ですが、今までで一番優勝したドライバーは誰なのだろう?

そこで今回は最高峰であるGT500クラス(1995年まではGT1クラス)での優勝回数トップ20を調べてみました。

では、歴代優勝回数20位から見ていきましょう。

※名前の後の☆マークは現在もGT500クラスに参戦しているドライバーを表しています

敬称について

現役選手の敬称については〇〇選手と表記すれば失礼がないと思いますが、引退選手の敬称についてはどのように表記すればいいのか・・・いつも悩んでしまいます。

〇〇元選手?それとも〇〇氏?いやちょっと硬いですね。では〇〇さん?うーん、チカラが抜けてしまいます。

色々考えましたが、現役時代のことについて書くため引退選手に関しても〇〇選手と表記します。

ちょっと違和感があるかもしれませんがあしからず。

【第15位タイ】坪井翔☆

優勝回数:7回

2018年撮影

GT通算優勝回数トップ20ということですが、優勝回数7回のドライバーが7人いますので、まずは15位タイからになります。

そのひとりが2024年シーズンに3勝してチャンピオンに輝いた坪井翔選手。

坪井翔選手は2017年にGT300クラスにデビューし、2018年にサードからGT500クラスにスポット参戦をすると、2019年にレーシングプロジェクトバンドウでGT500クラスのレギュラードライバーになります。

その後ルーキーレーシングを経て、2021年に名門トムスに加入し、最終戦のもてぎでGT500初優勝を飾ります。

そして2023年には3勝を上げて自身初のGT500チャンピオンに輝き、翌2024年も同じく3勝をして2年連続でシリーズ制覇しました。

現在国内最強ドライバーとの呼び声も高い坪井選手は、所属するトムスの実力もあり、今後も勝ち星を積み上げて行くでしょう。

Rd.サーキットチームメーカーマシンタイヤ
20218富士トムストヨタGRスープラB
20232富士トムストヨタGRスープラB
20237オートポリストムストヨタGRスープラB
20238もてぎトムストヨタGRスープラB
20241岡山トムストヨタGRスープラB
20248もてぎトムストヨタGRスープラB
20245鈴鹿トムストヨタGRスープラB
※代替戦

【第15位タイ】山下健太☆

優勝回数:7回

2019年撮影

歴代15位の7勝を上げている2人目のドライバーが、2024年に坪井翔選手とともにチャンピオンになった山下健太選手です。

山下選手は2015年にGT300クラスでスーパーGTにデビューすると、2017年にレーシングプロジェクトバンドウでGT500クラスにスポット参戦し、翌2018年にGT500クラスのレギュラードライバーに昇格します。

2019年にチームルマンに移籍しタイ戦でGT500初優勝を決めます。そして次戦の富士でも優勝し、この年GT500クラスのチャンピオンに輝きます。

2020年はWECのLMP2クラスに参戦しながら、開幕戦にサードから、終盤2戦をトムスからスポットで参戦しました。

2021年はふたたびスーパーGTにフル参戦し、ルーキーレーシングに所属。その開幕戦岡山で優勝。翌2022年も開幕戦岡山で優勝します。

2024年は名門トムスに移籍し、得意の岡山を含むシーズン3勝を上げ、自身2度目のGT500クラス王者に輝きました。

Rd.サーキットチームメーカーマシンタイヤ
20194チャーンルマンレクサスLC500B
20195富士ルマンレクサスLC500B
20211岡山ルーキートヨタGRスープラB
20221岡山ルーキートヨタGRスープラB
20241岡山トムストヨタGRスープラB
20248もてぎトムストヨタGRスープラB
20245鈴鹿トムストヨタGRスープラB
※代替戦

【第15位タイ】山本尚貴☆

優勝回数:7回

2023年スーパーフォーミュラ第2戦にて

ホンダのエースドライバーとして現役で活躍する山本尚貴選手も通算7勝で15位タイです。

山本尚貴選手は2010年にナカジマレーシングからスーパーGTに参戦を開始すると、2013年に童夢に移籍して初勝利を上げます。

そして2017年にはチームクニミツに移籍し、2018年に元F1王者のジェンソン・バトン選手と組んでチャンピオンを獲得。2020年にも2度目のスーパーGT王者になっています。

Rd.サーキットチームメーカーマシンタイヤ
20135鈴鹿童夢ホンダHSV-010 GTM
20145富士童夢ホンダNSXコンセプトM
20156SUGOクニミツホンダNSXコンセプトB
20186SUGOクニミツホンダNSX-GTB
20208富士クニミツホンダNSX-GTB
20214もてぎクニミツホンダNSX-GTB
20228もてぎクニミツホンダNSX-GTB

【第15位タイ】平川亮

優勝回数:7回

2023年スーパーフォーミュラ第2戦にて

平川亮選手もスーパーGTで7勝を上げ全体の15位です。

平川亮選手は2014年にトムスからスーパーGTにスポット参戦でデビューを果たすと、翌2015年からレギュラー参戦を開始し、その開幕戦で初優勝を記録します。

そして2017年にはスーパーGT GT500クラスのチャンピオンに輝きます。

その後も2023年まで長くトムスに所属して通算7勝を記録。

2024年からはトムスを離れ、2022年から参戦するWECとマクラーレンのリザーブドライバーとして活躍の場をヨーロッパに移すことを発表しています。

Rd.サーキットチームメーカーマシンタイヤ
20151岡山国際トムスレクサスRC FB
20158もてぎトムスレクサスRC FB
20171岡山国際トムスレクサスLC500B
20177チャーントムスレクサスLC500B
20187オートポリストムスレクサスLC500B
20198もてぎトムスレクサスLC500B
20201富士トムストヨタGRスープラB

【第15位タイ】伊沢拓也☆

優勝回数:7回

2019年スーパーGT×DTM特別交流戦にて

スーパーGT通算7勝の3人目がこちらも現役の伊沢拓也選手。

伊沢拓也選手は2007年にリアルレーシングからスーパーGTにデビューし、2008年にARTAのレギュラーシートを獲得。

そして2009年富士スピードウェイで開催された第7戦で初勝利を記録します。

その後チームクニミツ、童夢(スポット参戦)、チームクニミツ、ARTA、ナカジマレーシングとホンダ系チームを渡り歩き、7回の勝利を上げました。

Rd.サーキットチームメーカーマシンタイヤ
20097富士ARTAホンダNSX-GTB
20099もてぎARTAホンダNSX-GTB
20131岡山国際クニミツホンダHSV-010 GTB
20156SUGOクニミツホンダNSXコンセプトB
20183鈴鹿ARTAホンダNSX-GTB
20188もてぎARTAホンダNSX-GTB
20191岡山国際ARTAホンダNSX-GTB

【第15位タイ】中嶋一貴

優勝回数:7回

2013年WEC富士にて

元F1ドライバーで現在はTGRヨーロッパ副会長の中嶋一貴選手もスーパーGTで7勝を上げています。

スーパーGT初参戦は2005年でGT300クラスのaprからデビュー。

その後F1参戦終了後の2011年にトムスからGT500に参戦を開始し2013年に初優勝を記録します。

WEC参戦と並行してのスーパーGT参戦でしたが、2019年まで7年に渡りトムス一筋で7回の勝利を上げています。

Rd.サーキットチームメーカーマシンタイヤ
20132富士トムスレクサスSC430B
20137オートポリストムスレクサスSC430B
20146鈴鹿トムスレクサスRC FB
20147チャーントムスレクサスRC FB
20173オートポリストムスレクサスLC500B
20185富士トムスレクサスLC500B
20193鈴鹿トムスレクサスLC500B

【第15位タイ】影山正美

優勝回数:7回

影山正美GT初優勝マシン(1997年サード)
写真提供:Mさん

全日本GT選手権時代にトップドライバーだった影山正美選手も第15位にランクイン。

影山正美選手は全日本GT選手権が発足した1994年から日産系だったチームルマンで参戦。

その後1997年にトヨタ系のサードに移籍して2勝を上げます。

翌1998年にふたたび日産系のニスモに移籍し、この年は2勝してシリーズタイトルを獲得。結局ニスモで2004年までの間に5回の勝利を記録して通算7勝を上げます。

スーパーGTに名称変更した2005年からはGT300にクラスを変え、2017年まで参戦しています。

ちなみに同時期に参戦していた影山正彦選手は実の兄です。

Rd.サーキットチームメーカーマシンタイヤ
19972富士サードトヨタスープラY
19974富士サードトヨタスープラY
19981鈴鹿ニスモ日産スカイラインGT-RB
19983仙台ニスモ日産スカイラインGT-RB
20001もてぎニスモ日産スカイラインGT-RB
20032富士ニスモ日産スカイラインGT-RB
20044十勝ニスモ日産フェアレディZB

次のページではGT優勝回数でさらに上位のドライバーを発表します!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。