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【スーパーGT/JGTC GT500】ドライバー優勝回数ランキングトップ20(1994-2023)

【第3位】ロニー・クインタレッリ☆

優勝回数:18回

2019年東京オートサロンにて

ここからはGT歴代勝利数トップ3になります。

まず第3位は現在もニスモのドライバーとして活躍するロニー・クインタレッリ選手で、通算勝利数は18回です。

ロニー・クインタレッリ選手は2005年にトヨタ系のサードからスーパーGTにデビューします。

その後2006年はセルモから、2007年はクラフトからスポットで参戦をしました。

そして2008年に日産系のハセミモータースポーツで3年ぶりにレギュラー参戦をすると、この年に初勝利を記録。翌2009年も優勝しました。

2010年はチームインパルで1勝。

2011年にGT500クラスに昇格したモーラに所属し、この年は1勝と4度の2位フィニッシュで自身初となるチャンピオンを獲得します。

翌2012年もモーラで2勝し連覇を達成。

そして2013年にニスモに移籍して、2014年には2勝を上げて3度目の王者に、2015年も同じく2勝してまたも連覇を達成。

ニスモには現在も在籍し2023年までに12勝を記録。通算で18勝を上げています。

Rd.サーキットチームメーカーマシンタイヤ
20087もてぎハセミ日産GT-RB
20094セパンハセミ日産GT-RM
20104セパンインパル日産GT-RB
20114SUGOモーラ日産GT-RM
20125鈴鹿モーラ日産GT-RM
20127オートポリスモーラ日産GT-RM
20143オートポリスニスモ日産GT-RM
20148もてぎニスモ日産GT-RM
20152富士ニスモ日産GT-RM
20157オートポリスニスモ日産GT-RM
20161岡山国際ニスモ日産GT-RM
20162富士ニスモ日産GT-RM
20178もてぎニスモ日産GT-RM
20182富士ニスモ日産GT-RM
20203鈴鹿ニスモ日産GT-RM
20206鈴鹿ニスモ日産GT-RM
20213鈴鹿ニスモ日産GT-RM
20231岡山国際ニスモ日産Z GT500M

【第2位】立川祐路

優勝回数:19回

2017年スーパーGT第2戦にて

2023年を最後に惜しまれつつも引退した立川祐路選手はGT通算で19勝。この記録は歴代2位の優勝回数になります。

立川祐路選手のGTデビューは1996年で、BROS FACTORYなるチームでした。

1997年には当時日産系のチームルマンから2レースにエントリーしています。

そして1999年にセルモのレギュラーシートを獲得し、2000年には初優勝を果たします。

翌2001年は未勝利でしたが、大混戦のシリーズを制し初のチャンピオンを獲得。

シリーズ名称がスーパーGTとなった2005年は3勝という圧倒的な強さで2度目のシリーズ王者になりました。

その後も2023年まで四半世紀に渡りセルモに在籍し、2017年まではほぼ毎年のように優勝しました。

結局、積み上げた勝利数は19回。そのすべての勝利がセルモドライバーとしてでした。

Rd.サーキットチームメーカーマシンタイヤ
20005TI英田セルモトヨタスープラB
20022富士セルモトヨタスープラB
20025富士セルモトヨタスープラB
20042SUGOセルモトヨタスープラB
20052富士セルモトヨタスープラB
20056富士セルモトヨタスープラB
20058鈴鹿セルモトヨタスープラB
20065SUGOセルモレクサスSC430B
20071鈴鹿セルモレクサスSC430B
20083富士セルモレクサスSC430B
20092鈴鹿セルモレクサスSC430B
20116富士セルモレクサスSC430B
20121岡山国際セルモレクサスSC430B
20128もてぎセルモレクサスSC430B
20136富士セルモレクサスSC430B
20144SUGOセルモレクサスRC FB
20166鈴鹿セルモレクサスRC FB
20172富士セルモレクサスLC500B
20192富士セルモレクサスLC500B

【第1位】松田次生☆

優勝回数:24回

2019年スーパーGT×DTM特別交流戦にて

GT歴代1位の優勝回数を誇るのは松田次生選手でした。

その勝利数は24回。なんと2位の立川祐路選手を5勝も上回る、堂々の1位です。

松田次生選手のGTデビューは2000年の第5戦。TEAM TAKE ONEからマクラーレンF1 GTRを走らせてのデビューでした。

翌2001年にはホンダ系のナカジマレーシングに移籍して、第5戦のツインリンクもてぎで初優勝を達成します。

2002年にはシーズン3勝を上げるも、1ポイント差でチャンピオン獲得ならず。

ナカジマレーシングには2005年までの5年間在籍して5回の優勝を記録しました。

そして2006年にホンダを離れ日産に移籍。そのエースチームであるニスモに在籍します。

2008年にはチームインパルへ移籍し6年間を過ごし6勝します。

その後2014年にニスモに復帰すると、ロニー・クインタレッリ選手とのコンビでこの年2勝を上げて初のチャンピオンに輝きます。

そして翌2016年も2勝し連覇を達成。

その後もニスモに在籍してほぼ毎年のように勝利してニスモで13勝、通算で24回の優勝を積み上げました。

Rd.サーキットチームメーカーマシンタイヤ
20015もてぎナカジマホンダNSX-GTB
20021TI英田ナカジマホンダNSX-GTB
20024セパンナカジマホンダNSX-GTB
20028鈴鹿ナカジマホンダNSX-GTB
20045もてぎナカジマホンダNSX-GTB
20068オートポリスニスモ日産フェアレディZB
20086鈴鹿インパル日産GT-RB
20089富士インパル日産GT-RB
20104セパンインパル日産GT-RB
20111岡山国際インパル日産GT-RB
20126富士インパル日産GT-RB
20133セパンインパル日産GT-RB
20143オートポリスニスモ日産GT-RM
20148もてぎニスモ日産GT-RM
20152富士ニスモ日産GT-RM
20157オートポリスニスモ日産GT-RM
20161岡山国際ニスモ日産GT-RM
20162富士ニスモ日産GT-RM
20178もてぎニスモ日産GT-RM
20182富士ニスモ日産GT-RM
20203鈴鹿ニスモ日産GT-RM
20206鈴鹿ニスモ日産GT-RM
20213鈴鹿ニスモ日産GT-RM
20231岡山国際ニスモ日産Z GT500M

まとめ

今回はスーパーGTとその前身の全日本GT選手権のドライバー通算優勝回数のトップ20を見ていきました。

  • 【第20位】塚越広大☆、石浦宏明☆、柳田真孝、セバスチャン・フィリップ、ミハエル・クルム、ジェームス・ロシター、エリック・コマス
  • 【第15位】山本尚貴☆、平川亮、伊沢拓也☆、中嶋一貴、影山正美
  • 【第11位】大嶋和也☆、平手晃平☆、リチャード・ライアン、道上龍
  • 【第8位】野尻智紀☆、小暮卓史、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
  • 【第7位】脇阪寿一
  • 【第5位】伊藤大輔、ブノワ・トレルイエ
  • 【第4位】本山哲
  • 【第3位】ロニー・クインタレッリ☆
  • 【第2位】立川祐路
  • 【第1位】松田次生☆

あらためて見てみると上位はGTに長きに渡り参戦したドライバーばかり。そしてニスモドライバーが上位にランクされているのが印象的でした。

やはりGTはサクセスウエイトが課せられるため、年間の勝利数は多くても2-3勝。実力のあるチームで長く参戦したドライバーが勝利数を稼いでいるのでしょう。

また、GTはニスモが強い時代が長く続きました。そのニスモはドライバーが長く所属する。よってニスモドライバーが多く上位になっているのでしょう。

もちろんニスモドライバーの実力があってこそですが、その中でも松田次生選手のダントツの勝利数は圧巻の一言。

松田次生選手は2023年の鈴鹿で大きなクラッシュをしましたが、ぜひ2024年は復活優勝して、この勝利回数をさらに伸ばしてもらいたいです。

そんなニスモ勢の中で堂々の2位に入ったのが、セルモ一筋四半世紀の立川祐路選手。

惜しまれつつも2023年を最後に引退を決めた立川祐路選手ですが、彼のGTでの活躍を今後も語り継ぎたいです。

ということで今回は以上。最後までご覧いただきありがとうございました。

他にもスーパーGTの記事を多く書いていますので、興味のある方は下のURLからご覧ください。

https://motorsport-photography.net/category/motorsport/supergt/

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。