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トムス36号車が2023年スーパーGT GT500王者に!

本日2023年のスーパーGT GT500チャンピオンが決定しましたね。

王者はトムス36号車!

最終戦もてぎで優勝してのチャンピオン決定でした。

予選を下位で終えた他のトヨタ勢の中で、トムス36号車はトヨタ勢で唯一孤軍奮闘して3番手を獲得。

3位からスタートした決勝。

スタート直後に降り出した軽い雨の中スリックで走るという難しい第1スティントでしたが、トムス36号車は2位のリアルレーシングをオーバーテイク。

トップはランキング2位のNDDPレーシングですが、トムス36号車はこの最終戦で2位をキープすればチャンピオンという展開。

3位にはNDDPレーシングの実質的なチームメイトのニスモが上がりますが、1位2位3位はある程度のギャップがあり、このままフィニッシュすればトムス36号車のチャンピオンが決します。

そんな中、最終スティントでふたたび降り出した雨の影響かトップNDDPレーシングがなんとスピンしコースアウト・・・。その後コース復帰をするも下位に沈みます。

これでトムス36号車が首位に立ち、そのまま優勝してチャンピオンを獲得したのでした。

・・・実は私、NDDPレーシングを応援していたので、スピンした時には大声で叫んでしまいました。

実質チームメイトのニスモがトムス36号車を追い抜き2位でフィニッシュし、NDDPレーシングが優勝し初の栄冠に輝く姿を期待していただけに私としては無念のレースでした。

今年のトムスは本当に強く、シーズンで3度もの優勝を記録。

同一チームのシーズン3勝は・・・えっ!2011年のニスモ以来!?

サクセスウエイトがありマシン性能が拮抗するスーパーGTに於いて、年間8レース中3回も優勝することはムチャクチャ難しいんですよね。

第6戦まではサクセスウエイトが加算される前に1勝と、ウエイトが無くなる最終戦の2勝はなんとか計算がたちますが、3勝となると、ウエイトの影響が少ない雨でのレースや、他チームを出し抜く巧妙な作戦がなけらば厳しい。

そのポイントとなるレースが前戦のオートポリス戦でした。

多くのチームがタイヤ交換を前倒しする中、49kgという他チームよりも重いサクセスウエイトを搭載するトムス36号車はタイヤ交換を遅らせ、本来理想とされる1/3ずつのタイヤ交換作戦を敢行。

トムス36号車は、他のチームのタイヤが悲鳴を上げ出した後半にライバルを一気に追い抜き優勝。完全に作戦勝ちでした。今シーズンのチャンピオン決定はまさにこのレースがポイントでした。

トムスはチームタイトルも獲得し、通算でドライバーズタイトルが5度目(JGTC含む)、チームズタイトルに至っては8度目(JGTC含む)の栄冠になりました。まさに名門トムスです。

ジャパンモビリティショー2023にて

今シーズンのスーパーGTもこれで終わってしまうのは少々寂しいところですが、来年はホンダのニューマシン、シビックタイプR-GTが登場。5ドアの大衆車がGRスープラやフェアレディZと対峙するのが本当に楽しみです。

スーパーGTの関係者のみなさん、今シーズンも素晴らしいレースをたくさん繰り広げてくれてありがとうございました。

来年も期待しています!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。