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2019 スーパーフォーミュラ 第4戦 富士スピードウェイ 観戦記 vol.1 〜 古豪復活の兆し 予選編 〜

モータースポーツ中毒者のぴぴと申します。

今回は富士スピードウェイで行われた、スーパーフォーミュラ第4戦の観戦記を書いていきたいと思います。

カテゴリースーパーフォーミュラ
開催場所富士スピードウェイ
観戦日2019年7月13日(土)・14日(日)

富士スピードウェイ到着

7時前に自宅を出発し、富士スピードウェイに到着したのが8時20分。

8時25分からのF3予選になんとか間に合い、ギリギリ到着にもかかわらずダンロップコーナー外側のベストポジションにクルマを駐めた。

スーパーGTでは予選日でもこんな時間に到着すればコースからかなり遠くに駐めなければならないのに、日本トップフォーミュラのスーパーフォーミュラはこのベストな駐車場にはまだまだ空きがあり、こんなところでも不人気を感じてしまう。

今回の撮影機材

それでは今回の撮影機材について紹介してみたいと思う。

流し撮り用カメラとしていつものようにキヤノンEOS 5D MarkⅣ、それに装着するレンズはキヤノンEF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMにテレコン1.4×Ⅲを付けてテレ端560mmでレーシングマシンを狙う。

ピットウォーク用にソニーα7RⅢ、それにつけるレンズはキヤノンEF85mm F1.4L IS USMをシグマMC-11を介して装着。

スーパーGTではピットウォークに参加する方が多いためズームレンズを持ち出していたが、スーパーフォーミュラのピットウォークはある程度場所が確保できると予想しポートレートで定評のある単焦点レンズでボケを生かした撮影をしてみる。

あとはパドックやイベント広場の撮影用に広角のリコーGRⅢをポケットに入れる。

カメラレンズ備考
流し撮り用キヤノン
EOS5D MarkⅣ
キヤノン
EF100-400mm
F4.5-5.6L
IS USM
キヤノン
テレコン1.4×Ⅲ
装着
ピットウォーク用ソニー
α7RⅢ
キヤノン
EF85mm
F1.4L
IS USM
シグマ
MC-11
装着
汎用リコー
GRⅢ
28mm
(カメラ装着)

F3予選を13コーナーから撮影

8時25分

いつもの電動折りたたみチャリに乗り、ダンロップコーナー外側から一番近い撮影場所である13コーナーへ移動しF3の予選を撮影する。

2018年は坪井翔選手の19戦17勝で盛り上がった全日本F3だが、今年はFIAが推し進めるF3再編の余波かエントリー台数が少ないのが気になるが、私が応援する三浦愛選手はチーム移籍などがあったが今年も元気にエントリーし嬉しい限りだ。

焦点距離560mm 露光量1/160(f8.0) ISO200

ポイントランキング2位につける、日本人期待のトムス宮田莉朋。

焦点距離560mm 露光量1/160(f8.0) ISO200

宮田莉朋のチームメイトも注目の小高一斗。

焦点距離560mm 露光量1/15(f10) ISO160

ポイントランキングトップのサッシャ・フェネストラズを、シャッタースピード1/15の超スローシャッターで捉えた。

焦点距離255mm 露光量1/10(f9.0) ISO100

紅一点三浦愛を超スローシャッターで撮影したが、かなりのブレブレ写真。

スーパーフォーミュラフリー走行はダンロップコーナーから撮影

フリー走行でコースレコードをマークしたニック・キャシディ
焦点距離560mm 露光量1/100(f8.0) ISO250

9時05分

富士スピードウェイでの初レースとなった新型車両SF19。

SF14に比べるとノーズは低くなり、F1で導入されているハロをこのSF19でも装着することによりマシンの見た目は大きく様変わりし、洗練された最先端のフォーミュラカーに様変わりした。

新型車両ということで開幕数戦はマシントラブルも発生したが、今回はドライバー本来の実力を見てみたいものだ。

焦点距離560mm 露光量1/20(f11) ISO100

フリー走行でのトップタイムはニック・キャシディ選手。

今回のイベント唯一のドライセッションで、富士スピードウェイのスーパーフォーミュラでのレコードタイムをマークした。

焦点距離238mm 露光量1/10(f14) ISO100

2番手の関口雄飛選手を1/10の超スローシャッターで捉えた。

焦点距離560mm 露光量1/20(f10) ISO100

前月のスーパー耐久富士24時間で、マシントラブルからクラッシュをした山下健太選手も無事復活。

焦点距離560mm 露光量1/160(f9.0) ISO100

フリー走行では地元トヨタエンジン勢が7番手までを独占。

写真は決勝で快進撃を見せた坪井翔選手。

焦点距離560mm 露光量1/20(f11) ISO100

同じく決勝で素晴らしい走りを見せてくれた小林可夢偉選手。

スーパーフォーミュラのブレーキディスクは、F1同様カーボンブレーキを採用する。

そのカーボンブレーキはハードなブレーキングをすると真っ赤に発熱するが、ダンロップコーナー入り口でそれを写真に収めてみる。

焦点距離328mm 露光量1/30(f8.0) ISO100
焦点距離189mm 露光量1/20(f11) ISO100
焦点距離560mm 露光量1/250(f9.0) ISO160
焦点距離560mm 露光量1/250(f8.0) ISO100
焦点距離560mm 露光量1/250(f9.0) ISO200
焦点距離560mm 露光量1/250(f9.0) ISO125
焦点距離560mm 露光量1/250(f9.0) ISO200

喧嘩レースTCRが富士初見参!

焦点距離560mm 露光量1/160(f11) ISO100

10時20分

ぶつけ合い上等の喧嘩レースとして世界的にも人気のある世界ツーリングカーカップ(WTCR)。

鈴鹿サーキットでの開催やホンダの参戦で日本でも人気が出始めているこのTCR車両を使ったレースだが、今年よりTCRジャパンとして新シリーズが開催されている。

私はTCRマシンを一度も見たことがなかったので、今回のこのサポートイベントは楽しみにしていた。

リヤタイヤを跳ね上げてのコーナーリングなど、なかなか写真映えするマシンだ。

音もなかなかの爆音で、エントリー台数が増えることにより人気カテゴリーになる予感がした。

焦点距離560mm 露光量1/160(f11) ISO100
焦点距離560mm 露光量1/160(f10) ISO100
焦点距離174mm 露光量1/30(f13) ISO100

スーパーフォーミュラのピットウォークは最高!

焦点距離85mm 露光量1/3200(f1.4) ISO100

10時50分

焦点距離85mm 露光量1/1250(f1.4) ISO100

スーパーフォーミュラに出場するレーシングドライバーは、スーパーGTをも凌ぐほどのトップドライバーばかり。

しかしピットウォークはスーパーGTと違い観客が多く居ないので、人気のドライバーにサインを頂いたり撮影をするのには最適のイベントだ。

それが予選日では尚更で、今回もピットウォークを堪能した。

焦点距離85mm 露光量1/2500(f1.4) ISO100
焦点距離85mm 露光量1/80(f5.6) ISO100

まあ、私の場合はレーシングドライバーよりもレースクイーンだが・・・。

レースクイーンの記事はこちらから↓

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F3決勝はダンロップコーナーで撮影

焦点距離264mm 露光量1/320(f8.0) ISO400

13時45分

雨がパラパラと降り注いで来た中、F3の決勝が始まる。

なんとかスリックで走行ができそうだが、かなり難しいダンプコンディションとなる。

私はクルマを駐めたダンロップコーナー外側からスタート直後の集団を撮影してみる。

スタート直後、100R付近で三浦愛選手が痛恨のスピンリタイヤ、F3は彼女を応援しているのでこの日は決勝の走りを見ることができなく非常に残念だ。

その後トンネルを抜けてダンロップコーナー内側へ。

焦点距離560mm 露光量1/125(f9.0) ISO160
焦点距離560mm 露光量1/20(f14) ISO100

レースはB-Maxのフェネストラズ選手がファステストラップを連発しながらトップを独走するも、セーフティカーリスタート違反でドライブスルーペナルティーを受け後退。

焦点距離560mm 露光量1/160(f9.0) ISO400

その後トップに立ちトップチェッカーを受けた宮田莉朋選手もレース後に失格と、後味の悪いレースになった。

スーパーフォーミュラ雨の予選をGRスープラコーナーで撮影

焦点距離140mm 露光量1/10(f7.1) ISO100

14時45分

本日のメインイベントであるスーパーフォーミュラの予選は、レクサスコーナーから名称変更したGRスープラコーナーで撮影することにした。

余談だが、富士スピードウェイはコーナー名を頻繁に変更するが、伝説のバトルや追い抜きはコーナー名とともに語られることが多く、名称を変えて欲しくないのだが・・・。

その点鈴鹿サーキットは今も昔もコーナー名に変更はなく、セナプロバトルはシケインと1コーナー、小林可夢偉伝説の追い抜きはヘアピン、中嶋悟鈴鹿ラストランはS字と、コーナー名とともに今も語り継がれている。

あっ、シケインはカシオトライアングルから日立オートモーティブシステムズシケイン(長っ!)に名称変更したか!

まあF1開催中はネーミングライツは使用していないから・・・いいか。

余談終了。

F3決勝が始まる直前から降ってきた雨は本降りとなり、各車ウエットタイヤでの予選アタックとなる。

本来予選はグランドスタンドから観戦すると盛り上がって楽しいのだが、今回は雨のため観客が少なくスタンドでは盛り上がらないと判断し、こちらで撮影に没頭することとした。

それにしても今季好調のナカジマレーシングアレックス・パロウ選手が速い。

焦点距離560mm 露光量1/200(f9.0) ISO400
焦点距離560mm 露光量1/200(f8.0) ISO320

Q1からただ1台1分36秒台をマークするとQ2も順調に突破、Q3でもトップタイムを出し見事ポールポジションを獲得。

F1ブーム世代の私にとってナカジマレーシングは特別な存在であり、中嶋監督の笑顔を見ると本当に嬉しくなる。

焦点距離560mm 露光量1/200(f9.0) ISO400
焦点距離150mm 露光量1/8(f7.1) ISO100

予選2番手には、昨年の全日本F3での走りが記憶に新しい坪井翔選手。

雨のレースでは特に強いと言われている彼のフロントローからの走りに期待したい。

焦点距離560mm 露光量1/125(f9.0) ISO250

セッティングを晴れようにし予選大失敗の最下位に終わった小林可夢偉選手。

ただこの男、決勝ではとんでもない走りを見せてくれることになる。

以下、GRスープラコーナーで撮影したスーパーフォーミュラ予選の写真を掲載する。

焦点距離560mm 露光量1/125(f9.0) ISO125
焦点距離560mm 露光量1/125(f9.0) ISO200
焦点距離560mm 露光量1/125(f8.0) ISO200
焦点距離560mm 露光量1/125(f8.0) ISO250
焦点距離560mm 露光量1/125(f8.0) ISO250
焦点距離560mm 露光量1/125(f9.0) ISO320
焦点距離560mm 露光量1/10(f16) ISO100

ここからは超スローシャッターで流し撮りをするが、実は予選アタックはGRスープラコーナーで前車と間隔を取るため、一旦減速しその後加速する。

そのためなかなかマシンが一定速度で走行せず、流し撮りはかなり苦戦した。

焦点距離189mm 露光量1/20(f11) ISO100
焦点距離156mm 露光量1/10(f13) ISO100
焦点距離189mm 露光量1/6(f7.1) ISO100
焦点距離150mm 露光量1/8(f7.1) ISO100
焦点距離150mm 露光量1/8(f7.1) ISO100
焦点距離150mm 露光量1/8(f8.0) ISO100
焦点距離150mm 露光量1/8(f7.1) ISO100
焦点距離150mm 露光量1/10(f7.1) ISO100
焦点距離150mm 露光量1/10(f6.3) ISO100

ナカジマレーシング、アレックス・パロウ選手が素晴らしい走りを見せた予選日だった。

以上、今回は富士スピードウェイで行われた2019年スーパーフォーミュラ第4戦予選日の観戦記を書いてみました。

次のページでは決勝日の観戦記を書いていきますので、下のボタンをクリックしてご覧ください。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。