ついにやった!
マックス・フェルスタッペンがオーストリアグランプリを制し3連勝だ!
先週のシュタイアーマルクグランプリに続き、同一サーキット(レッドブルリンク)での2連戦として開催されるオーストリアグランプリは、先週のレースを大勝しているレッドブルのフェルスタッペンが圧倒的有利だとレース前から予想されていた。
シュタイアーマルクグランプリからの唯一の変更点は、タイヤがワンランクずつソフト側になったことぐらい。
予選では、本人が納得する走りが出来ずに不満を漏らすものの、2位ランド・ノリスに僅差で競り勝ち、ポールポジションを獲得。
そして迎えた決勝。
ホールショットをしっかり決めて2位ノリスを抑えると、そこからはタイヤを労りながらもノリス以下をじりじりと離していく。
2位がライバルのルイス・ハミルトンに入れ替わるも、ペースはフェルスタッペンの方が良い。
ミディアムタイヤが寿命に近づく頃には、2位のハミルトンに10秒を裕に超えるアドバンテージがあり、2位以下のライバルがピットストップを終了した後に、フェルスタペンもピットイン。
まさに王者の戦略だ。
ハードタイヤに交換してからも、フェルスタッペンのペースは変わらずライバルよりも良く、逆に2位のハミルトンの方がペースが落ちる。
じつはハミルトン、最終の10コーナーの縁石を使うことで、エアロバランスが崩れたらしく、ラップタイムに影響する10コーナーの縁石を使わないラインに変えたため、一気に差が広がる。
その時、フェルスタッペンにもトラブルが発生する。
スローパンクチャー!
しかし、その時点でフェルスタッペンはフリーストップが得られる25秒以上の差を2位につけていたため、すかさずピットイン。
1位のまま戻ったフェルスタッペンは、ハードタイヤにも関わらず1分06秒200という驚異的なファステストラップを記録して、最後は独走でチェッカーを受けた。
今回のオーストリアグランプリは、5秒ペナルティが多発する荒れたレースだったが、圧倒的ペースで独走するフェルスタッペンにとっては、焦ってペースを上げる必要もなければ追い抜きもなく、まったくもって危なげのないまさに完勝だった。
ヨーロッパではワクチンの接種によりコロナウイルスはかなり沈静化しているため、今回のレースでは32,000人の観客を入れており、レッドブルの地元ということもあり、オレンジ軍団の喜び様が凄まじかったのが印象に残った。
フェルスタッペンの3連勝は自身初。そしてレッドブルの5連勝は最強を誇った2013年以来。
ホンダエンジンの5連勝は・・・そうアイルトン・セナとアラン・プロストが16戦15勝を記録した、伝説の1988年以来の快挙になる。
どこまでこのフェルスタッペンの連勝が続くのか・・・今シーズンのF1が楽しくてならない。
F1第9戦オーストリアグランプリ暫定結果
| 順位 | ドライバー | チーム |
|---|---|---|
| 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル |
| 2 | バルテリ・ボッタス | メルセデス |
| 3 | ランド・ノリス | マクラーレン |
| 4 | ルイス・ハミルトン | メルセデス |
| 5 | カルロス・サインツ | フェラーリ |
| 6 | セルジオ・ペレス | レッドブル |
| 7 | ダニエル・リカルド | マクラーレン |
| 8 | シャルル・ルクレール | フェラーリ |
| 9 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ |
| 10 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ |
| 11 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ |
| 12 | 角田裕毅 | アルファタウリ |
| 13 | ランス・ストロール | アストンマーティン |
| 14 | アントニオ・ジョヴィナッツィ | アルファロメオ |
| 15 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ |
| 16 | キミ・ライコネン | アルファロメオ |
| 17 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン |
| 18 | ミック・シューマッハ | ハース |
| 19 | ニキータ・マゼピン | ハース |
| R | エスティバン・オコン | アルピーヌ |
2021年F1ポイントランキング(第9戦終了時点)
| 順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 182 |
| 2 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 150 |
| 3 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 104 |
| 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 101 |
| 5 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 92 |
| 6 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 62 |
| 7 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 60 |
| 8 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 40 |
| 9 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 39 |
| 10 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 30 |
| 11 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 20 |
| 12 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 14 |
| 13 | エスティバン・オコン | アルピーヌ | 12 |
| 14 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 9 |
| 15 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1 |
| 16 | アントニオ・ジョヴィナッツィ | アルファロメオ | 1 |
| 17 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 0 |
| 18 | ミック・シューマッハ | ハース | 0 |
| 19 | ニキータ・マゼピン | ハース | 0 |
| 20 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 0 |
以上、最後までご覧いただきありがとうござました。












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