2023年のF1開幕戦バーレーングランプリの予選が終了しましたね。結果はレッドブルの1-2で、フロントロー独占という結果でした。
期待の角田裕毅選手は厳しいフリー走行の結果とは裏腹に大健闘のQ2進出で14位。さすがです!
そして注目のアストンマーティン フェルナンド・アロンソ選手は5位。期待のポールポジションとまではいきませんでしたが、ワークスメルセデス2台を見事に撃破しました。
それでは予選結果を見てみましょう。
順位 | ドライバー (チーム) | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|
1 | フェルスタッペン (レッドブル) | 1:31.295 | 1:30.503 | 1:29.708 |
2 | ペレス (レッドブル) | 1:31.479 | 1:30.746 | 1:29.846 |
3 | ルクレール (フェラーリ) | 1:31.094 | 1:30.282 | 1:30.000 |
4 | サインツ (フェラーリ) | 1:30.993 | 1:30.515 | 1:30.154 |
5 | アロンソ (アストンマーティン) | 1:31.158 | 1:30.645 | 1:30.336 |
6 | ラッセル (メルセデス) | 1:31.057 | 1:30.507 | 1:30.340 |
7 | ハミルトン (メルセデス) | 1:31.543 | 1:30.513 | 1:30.384 |
8 | ストロール (アストンマーティン) | 1:31.184 | 1:31.127 | 1:30.836 |
9 | オコン (アルピーヌ) | 1:31.508 | 1:30.914 | 1:30.984 |
10 | ヒュルケンベルグ (ハース) | 1:31.204 | 1:30.809 | NO TIME |
11 | ノリス (マクラーレン) | 1:31.652 | 1:31.381 | – |
12 | ボッタス (アルファロメオ) | 1:31.504 | 1:31.443 | – |
13 | 周冠宇 (アルファロメオ) | 1:31.615 | 1:31.473 | – |
14 | 角田裕毅 (アルファタウリ) | 1:31.400 | 1:32.510 | – |
15 | アルボン (ウィリアムズ) | 1:31.461 | NO TIME | – |
16 | サージェント (ウィリアムズ) | 1:31.652 | – | – |
17 | マグヌッセン (ハース) | 1:31.892 | – | – |
18 | ピアストリ (マクラーレン) | 1:32.101 | – | – |
19 | デ・フリーズ (アルファタウリ) | 1:32.121 | – | – |
20 | ガスリー (アルピーヌ) | 1:32.181 | – | – |
プレシーズンテストから順調にプログラムをこなし、隙がまったく見られないレッドブルは、開幕戦でしっかりとポールポジションを奪取。いやー今年も強そうですね。
マックス・フェルスタッペン選手はQ1 Q2と新品ソフトタイヤをそれぞれ1本ずつしか使わず、昨年何度も見た省エネ戦術。元々ライバルよりもソフトタイヤが1本多いのに・・・。
決勝も盤石の体制で挑むフェルスタッペン選手は、優勝の最右翼でしょう。
そしてセルジオ・ペレス選手も最後にフェラーリを抜きワンツー達成。
この2人、タイム差が僅かなので、決勝ではバチバチのバトルを期待したいのですが、レッドブルは今年、この2人を戦わせるのでしょうか?
そんなレッドブルに肉薄したのがフェラーリのシャルル・ルクレール選手。
Q1最初のアタックでフロント部分の部品が脱落し、パーツをテープで修正して挑んだその後のアタックでしたが、ハンデを物ともせず好タイムでレッドブルに続きました。
決勝を見据えてあえて最終のアタックもしなかったルクレール選手。パーツが破損していなかったら、最終アタックをしていたら、もしかしてポールポジションも期待できたかもしれません。
ただ、決勝ペースは悪いと自身でも語っているように、レースではレッドブルについていけないかな・・・。でもフェラーリは戦略スタッフを大幅に入れ替えたため、昨年のような『俺たち発動』だけは無くなると・・・思います。
FP1 2位、FP2 1位、FP3 1位で注目のアストンマーティン フェルナンド・アロンソ選手は5位。
私としてはレッドブルに割って入ってくれることを期待していましたが、今回はそこまでの実力はなかったかな。でもメルセデスワークスの2台を撃破しての5位は賞賛に値します。
決勝ではアロンソ選手の持ち味であるスタートのポジション取りと巧みなアタックとブロックで、41歳オジサン旋風を巻き起こしてもらいたい。今回最大の注目ポイントですね。
Q2で3-4位に入り、ちょっと復活の兆しを予感したメルセデス勢ですが、Q3ではやっぱり不発で6-7位。昨年に続き今年も厳しそうかなあ。
ただメルセデスのチーム力はF1界でも随一。きっとレッドブルが空力開発制限を受ける中盤戦以降にはトップ争いに絡んでくると思いますので、ハミルトン選手ラッセル選手ファンは序盤戦の間だけちょっと耐えましょう。
4年ぶりにレギュラーシートを獲得したハースのニコ・ヒュルケンベルグ選手がQ3に進出するとは驚きました。この人何に乗ってもブランクがあってもしっかりと乗りこなすんですよね。今年こそは初のF1表彰台を取らせてあげたい!
今季がF1参戦3年目となる角田裕毅選手は見事Q2に進出し14番手グリッドを獲得。そんな角田裕毅選手のバーレーン予選でのハイライトはQ1で、2度目のアタックで8位のタイムを叩き出しました。チームメイトで評判の高いニック・デ・フリーズ選手が19番手タイムだったことからも、このタイムが頭抜けていたことがわかります。
Q2ではユーズドのソフトタイヤしか残っておらず14位に終わりましたが、ライバルと同じ新品ソフトタイヤならばもっと上位に入れたはず。
昨年一昨年とバーレーンで行われた開幕戦ではいずれも入賞(2022年8位/2021年9位)している角田裕毅選手。得意なこの地で今年も入賞を大いに期待したいです。
今年の新人はオスカー・ピアストリ選手(マクラーレン)、ニック・デ・フリーズ選手(アルファタウリ)、ローガン・サージェント選手(ウィリアムズ)の3人ですが、いずれも今回の予選ではQ1で敗退してしまいました。
デ・フリーズ選手は昨年のモンツァで出走経験がありますが、その他の2人はド新人。プレシーズンテストも3日しかなかったので、ちょっとこの状況では厳しいのかな。
彼らは経験を積んだ中盤戦以降で本来の評価をすべきでしょう。
さあ本日は2023年初の決勝レース。
レッドブルは決勝でも強いのか?
フェラーリの決勝ペースはどうなのか?
アストンマーティンのアロンソ選手は得意のスタートでレッドブルやフェラーリに割ってはいることができるのか?
メルセデスはワークスの意地を見せてアストンマーティンを撃破できるのか?
そして角田裕毅選手は得意のバーレーンで3年連続の入賞ができるのか?
開幕戦は本当に楽しい!
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