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【2023年版】所有する6本のキヤノンレンズレビュー『ここが最高&ここがダメ』

最近カメラ関連の記事を書いていないかも・・・そう、実は最近カメラ機材を購入していません。

なので新鮮味もなく、使用レビューなどまったく書いていないんです。

理由は、今の機材に満足をしているから。2020年に購入したキヤノンEOS R5はどんな撮影にも最適な機種でまさに万能機。

そしてレンズも今ある6本で私の撮影には十分に事足ります。

どんな用途で使っているかって?(誰も聞いてないだろ??)

良いとこ悪いとこは?(だから〜)

はい、わかりました。

今回は私が所有するレンズの用途と簡単なレビュー、そして長年使って分かった最高なとこと悪いとこを書いてみます。

需要ない?すみません、興味のある方だけお付き合いくださいね。

キヤノンRF100-500mm F4.5-7.1L IS USM

DATA
  • 購入:2022年1月
  • 用途:モータースポーツ/鉄道
  • ココが○:テレ端の焦点距離/軽さ/解像度/AFの速さと正確さ
  • ココが×:開放絞りが暗くF値が変動する

私が現在所有するレンズの中で最も新しいのがキヤノンRF100-500mm F4.5-7.1L IS USMです。

このレンズは主にレーシングマシンの撮影で使用しており、F1やWECなどの観戦でサーキットに行く時には必ず持って行きます。

キヤノンEF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMの置き換えとして2022年1月に購入しましたが、テレ端の焦点距離が100mm伸びたことはランオフエリアの広い富士スピードウェイで特に威力を発揮。

特に×1.4エクステンダーを装着することでテレ端700mmになり、もう、これで十分でしょう。

モータースポーツ撮影ではテレ端の焦点距離と並び、オートフォーカス性能が重要視されますが、このレンズは速さと正確さも申し分なく、以前に比べ成功率がかなり上がりました。

胴体はEF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMの金属製からプラスチックに変わりましたが、高級感が失われることはなく、逆に艶消しのしっとりとした素材でより洗練された印象。重量も軽くなり素材変更は納得です。

残念ポイントは開放絞りが暗く、そしてF値が変動するところですが、そんなことを求めたらレンズがバカデカくなってしまうだろう。このサイズは普通に持って移動できるギリギリのラインですので、開放絞りが暗くF値が変動しても、このサイズに収めたことは正解です。

キヤノンRF35mm F1.8 MACRO IS STM

DATA
  • 購入:2021年5月
  • 用途:物撮り(ミニカー撮影)
  • ココが○:解像度/性能の割に安い
  • ココが×:AF時の音

このレンズは物撮りを撮影するために購入しました。

ハーフマクロを搭載する当レンズで1/43サイズのミニカーを撮影し、このブログでも多く紹介しましたが、フルサイズ換算で35mmの焦点距離で撮影することで、10cmあまりのミニカーを本物のように表現することができました。

RF35mm F1.8 MACRO IS STMはLレンズではなく、値段も6万円台と比較的安価です。そんなリーズナブルなこのレンズですが、4500万画素のキヤノンEOS R5の高性能カメラに装着しても決して負けることなく、Lレンズに近い解像度。いや、老眼の私には違いがわかりません・・・。

そんなこのレンズの欠点は一つ。オートフォーカスのジーっという音が気になるので、動画での使用は控えた方が良さそうです。

キヤノンRF24-105mm F4L IS USM

DATA
  • 購入:2021年2月
  • 用途:鉄道/スナップ
  • ココが○:テレ端の焦点距離/解像度/AFの速さ
  • ココが×:開放F値が暗い

キヤノンRF24-105mm F4L IS USMは初のRFマウントレンズとして購入。

それまで標準ズームはキヤノンEOS R5にマウントコンバータを使用して、キヤノンEF24-70mm F4L IS USMを使っていましたが、このレンズに変更して解像度がかなりアップ。RFマウントにはそのために開発されたRFレンズを使用することで、初めてキヤノンEOS R5の性能が引き出せるのだと確信しました。

また、RFレンズすべてに言えることですが、デザインがいい。

EFレンズ時代は胴体のシボやゴム部分の形状、そしてロゴの書体など、古臭く感じましたが、RFレンズのデザインは洗練されています。

そして何より、このレンズのテレ端は105mmまであるので、本当に使い勝手がいいです。

一般的な標準ズームはテレ端70mmまでですが、105mmまで使えることで飛躍的に便利で、所有するキヤノンRF100-500mm F4.5-7.1L IS USMのワイド端100mmと繋がりがあり助かります。

キヤノンEF85mm F1.4L IS USM

DATA
  • 購入:2017年11月
  • 用途:ポートレート
  • ココが○:明るい開放F値/手ぶれ補正搭載/性能の割に安い
  • ココが×:特になし

キヤノンEFレンズの晩年に発売されたキヤノンEF85mm F1.4L IS USM。

当時はまだEFマウントのキヤノンEOS5D MarkⅣを使用していた私は、サーキットでレースクイーンを撮影するために85mmの明るい単焦点レンズの購入を考えていました。

そんな折に発表された当レンズ。当然発表日当日に予約し発売日に手に入れました。

このレンズの特徴はF1.4なのに、手ぶれ補正が搭載されているのが特徴。レースクイーンの撮影はみなさん必死で、押し合いへし合いの混雑状態のため、ボディ内手ぶれ補正の搭載されていないキヤノンEOS5D MarkⅣでは大変重宝しました。

現在はボディ内手ぶれ補正が搭載されているキヤノンEOS R5に装着するため、あまりレンズ内手ぶれ補正の恩恵は受けていませんが、それでも協調手ぶれ補正があるとある程度は強化されるのかも。

RFレンズはEFレンズに比べるとどれも高い。キヤノンRF85mm F1.2L USMなんて30万円以上もします。

しかしこのレンズは20万円足らずで購入できます。

キヤノンRF85mm F1.2L USMはキヤノンEF85mm F1.4L IS USMに比べて開放F値が明るいですが、F1.4で十分。実際ポートレートでピントが極薄の開放で使用することはあまりないですよね。

晩年に発売されたEFレンズなので解像度だって問題なし。いや、相当にいいです。

RFレンズの移行期に発売されたレンズなので人気はありませんが、性能を考えたらかなりバーゲンプライスのこの1本。かなりオススメです。

キヤノンEF50mm F1.2L USM

DATA
  • 購入:2017年10月
  • 用途:ポートレート/スナップ
  • ココが○:明るい開放F値/特異なボケ味
  • ココが×:盛大なパープルフリンジ/設計が古く解像度がイマイチ

キヤノンEF50mm F1.2L USMは屋内でも明るいF値でシャッタースピードを稼ぎたい、と思い購入しました。当時のレンズの中ではかなり胴体が太く、デブ50という愛称で呼ばれていましたね。

このレンズの発売はデジタルに完全移行する前の2006年と古く、4500万画素のキヤノンEOS R5に装着するとピント部分がかなり甘いのですが、ボケ味もトロッとしていて、フィルム時代のどこか懐かしい印象の写真が個人的には好きです。

そしてキヤノンEF50mm F1.2L USMの最大の欠点がパープルフリンジ。白い部分の縁取りや光が当たったメッキ部分など、とにかく盛大に出まくるため、Lightroomで紫の彩度を落とすのが大変。

優等生レンズの多いキヤノンですが、私的にはこの欠点が多いこのレンズが愛おしくて手放せません。

キヤノンEF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USM

DATA
  • 購入:2014年10月
  • 用途:ポートレート
  • ココが○:明るい開放F値
  • ココが×:重量/長さ

最後に紹介するのがキヤノンEF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMです。

このレンズはレーシングマシンの撮影用に×1.4エクステンダーとともに購入しました。

当時はAPC-S機のキヤノンEOS 7D MarkⅡに装着していたため焦点距離も大丈夫でしたが、フルサイズ機購入でレーシングマシンとしては退役。その後は結婚式の撮影や屋外ポートレートなどで現在でも1年に数回出動します。

発売が2010年とかなり古く、最新のキヤノンRF70-200mm F2.8L IS USMからだと2世代も前のレンズですが、解像度に関しては特に不満がありません。

ただ問題は1490gという重さ。アラフィフの私にとってこのレンズを屋外ポートレートなどで1日手持ち撮影するのはかなりキツいです。

キヤノンRF70-200mm F2.8L IS USMは1070gと、その差はなんと420g。長さも53mm短くなっていて、持ち運びに相当有利になった最新型はかなり魅力的。うーん、買っちゃおうかなあ・・・でも出動回数少ないし・・・。

まとめ

今回は2023年現在私が所有する6つのレンズについて、用途と良いところ悪いところを書いてみました。

このラインナップでかなり満足していますが、書いているうちに少しだけレンズの物欲が蘇ってきました。2本ほど・・・。

まずは本編でも書いた通りキヤノンRF70-200mm F2.8L IS USMは気になります。

重さも大きさもキヤノンEF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMと比べるとかなり進化しています。さらに解像度もRFマウントに最適化されているから相当に良いはず。

30万円台中盤と高価なお値段は気になりますが、レンズは資産。値落ちが進むEFレンズは値が付くうちに売ってしまい、今後も資産価値のあり続けると思われるキヤノンRF70-200mm F2.8L IS USMの購入を真剣に考えてみたいと思います。

そしてもう一本がキヤノンRF28-70mm F2L USM。

ズームレンズが得意なキヤノンが技術の粋を集めて完成させた孤高の標準ズーム。キヤノン使いならば一度は手にすべき傑作です。

これを購入すれば標準域の単焦点も要らないでしょ!?

あー、この記事のせいでまたも散財生活が・・・。書かなきゃよかった!?

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。