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スーパーGT/JGTCに参戦した7車種の『4ドア』GTマシン

2024年シーズンのスーパーGTで、ホンダがGT500クラスに『4ドア』のシビックタイプR-GTを走らせ、話題になっていますね。

4ドアのGTマシン・・・むかしも走っていたような気が・・・。

調べてみるとありました!

ということでスーパーGT/JGTCに参戦した『4ドア』のGTマシンを7車種紹介します(他にもあったらコメントで教えてくださいね)。

スバル・インプレッサ(2002-2008)

参戦最終年2008年のインプレッサ
写真提供:Mさん

4ドアマシンで初の優勝をしたのが2代目スバルインプレッサです。

GT300クラスでスバルインプレッサを走らせていたチームはキャロッセ。

インプレッサとしての参戦は1997年の最終戦からですが、当時は初代インプレッサの2ドアクーペがベースでした。

4ドアでの参戦は2002年から。2代目モデルに変更した際2ドアクーペがベースマシンに存在しないため4ドアでの参戦となりましたが、当時のレギュレーションでは4ドアが認められていなかったため、特認車両という扱いでした。

2008年からはベース車両に2ドアモデルが存在しない場合に限り4ドアでの参戦がレギュレーションで認められるようになり、インプレッサは特認車両扱いではなくなります。

その年の2008年第4戦マレーシア戦で4ドアマシンとして初の優勝を記録するも、翌年はエントリーせず、4ドアインプレッサは7年間の戦いを終えました。

レクサス・IS350(2008-2012)

レクサスIS350デビューレースにて
写真提供:Mさん

レクサスブランドの4ドアセダンレクサスIS350は、スーパーGTで初めてチャンピオンを獲得した4ドアマシンです。

ただしこのIS350、見た目は4ドアセダンですがエンジンはリヤシートの場所に搭載されるMRマシン。しかも搭載されるエンジンはフォーミュラニッポンで使用されているRV8J。古い言い方をすると羊の皮を被った狼でした。

登場は2008年第3戦で、トヨタ系のレーシングプロジェクトバンドウとチームタケウチがそれまでのセリカからIS350にチェンジ変更しGT300クラスにエントリーしました。

そしてフル参戦初年度となる2009年の開幕戦でバンドウがレクサスIS350に初の優勝をもたらすと、このシーズンに4度の表彰台を獲得し、4ドアマシンで初となるGT300クラスのシリーズチャンピオンに輝きます。

チームタケウチは2008年を最後に参戦を終了しレーシングプロジェクトバンドウは2011年よりGT500にクラス変更しましたが、チームタケウチのIS350をチームSG CHANGIが譲り受け2012年まで参戦しています。

トヨタ・カローラアクシオ(2009-2011)

参戦初年度のカローラアクシオ
写真提供:Mさん

『ザ・4ドアセダン』の典型カローラ。その10代目モデルのカローラアクシオもスーパーGTで活躍しました。
※アクシオは10代目カローラのセダンのサブネーム

登場は2009年。トヨタ系チームのaprがMR-Sの後継として開発し2台をエントリーしました。

スポーツミッドシップのMR-Sから4ドアセダンのカローラって落差激しすぎ!

いや、このカローラアクシオもエンジンはリヤシートの場所に搭載されたミッドシップ・・・? 先ほどのIS350と同じフォーミュラニッポン用のRV8Jが搭載されているんでしょって?

違います。こちらは市販のトヨタ車に多く使われている2GR-FEを改良して搭載しています。

そんなカローラアクシオは2010年に初優勝。ポルシェやランボルギーニ、アストンマーティンが参戦する中、4ドアカローラが優勝するとは・・・。

結局カローラアクシオは2011年までの3シーズンスーパーGTに参戦し、2010年のランキング5位がシーズン最高成績でした。

スバル・レガシィB4(2009-2011)

参戦初年度のレガシィB4
写真提供:Mさん

スバルの4ドア高級セダンレガシィB4もスーパーGTに参戦実績があり、実働2年半で3勝を上げました。

参戦開始は2009年第6戦鈴鹿戦からで、ベースとなったのは5代目。現在もスバル車のBRZを走らせるR&DスポーツがレガシィB4を開発しエントリーしました。

初年度は目立った結果を残せませんでしたが、4WDからFRに駆動方式を変更しトランスアクスル化した翌2010年の第6戦鈴鹿でレガシィとして初優勝を記録します。

さらに2011年は第5戦鈴鹿と第7戦オートポリスで年間2勝を上げて、年間ランキング4位になります。

結局この年が最後の参戦となり、R&Dスポーツは翌2012年シーズンからマシンをBRZに変更しています。

2009年から2011年はカローラ、レガシィ、レクサスISの4ドアセダンが海外の高級スポーツカーを相手に互角以上の成績を上げていた時代でした。

そして2012年よりあのハイブリッドカーが登場します!

近年まで参戦していたあのマシンも登場!

気になる残り3台は次のページで紹介します!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。