2010年のエンジンメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、トロロッソ、BMWザウバー(ザウバー)
- メルセデス:マクラーレン、フォースインディア、メルセデス
- ルノー:ルノー、レッドブル
- コスワース:ウィリアムズ、ロータス、HRT、ヴァージン
トヨタとBMWが去り、コスワースが復活した2010年は、4つのエンジンメーカーと、だいぶ少なくなりました。
前年までトヨタエンジンを使用したウィリアムズはコスワースに変更し、ブラウンGPを買収したメルセデスはもちろん自社エンジンを使用してフルコンストラクターになりました。
BMWが去り、ペーター・ザウバーの元に戻ったザウバー(この年のコストラクター名はBMWザウバー)は、フェラーリエンジンを搭載しました。
また、新規募集で参入したロータス(ノーフォークの名門ロータスとは別)、HRT、ヴァージンは、コスワースから供給を受けます。
2011年のエンジンメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、トロロッソ、ザウバー
- メルセデス:マクラーレン、フォースインディア、メルセデス
- ルノー:ルノー、レッドブル、ロータス
- コスワース:ウィリアムズ、HRT、ヴァージン
2011年はエンジンメーカー、供給コンストラクターともに、変更はありませんでした。
2012年のエンジンメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、トロロッソ、ザウバー
- メルセデス:マクラーレン、フォースインディア、メルセデス
- ルノー:レッドブル、ウィリアムズ、ロータス(旧ルノー)、ケータハム
- コスワース:HRT、マルシャ
2012年もフェラーリ、メルセデス、ルノー、コスワースの4つのメーカーが全F1コンストラクターにエンジンを供給しました。
エンジン変更したコンストラクターは、ウィリアムズ(コスワース→ルノー)。
そしてルノーから名称変更したロータス(ノーフォークのロータスや、リーフィールドのロータスとは別・・・ややこしい!)は引き続きルノーエンジンを使用。ロータス(リーフィールド)から名称変更したケータハムもルノーを使用します。
また、ヴァージンから名称変更したマルシャも引き続きコスワースを使用しました。
2013年のエンジンメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、トロロッソ、ザウバー
- メルセデス:マクラーレン、フォースインディア、メルセデス
- ルノー:レッドブル、ウィリアムズ、ロータス、ケータハム
- コスワース:マルシャ
2013年は供給するエンジンメーカーも、エンジンを変更したコンストラクターもなし。
そして、この年を最後にコスワースがF1を去りました。
2014年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、ザウバー、マルシャ
- メルセデス:マクラーレン、フォースインディア、メルセデス、ウィリアムズ
- ルノー:レッドブル、ロータス、ケータハム、トロロッソ
本格的なハイブリッドエンジンになったパワーユニット時代初年度の2014年は、フェラーリ、メルセデス、ルノーの3社が供給しました。
前年までコスワースを使用していたマルシャがフェラーリ製パワーユニットになり、ルノーを搭載していたウィリアムズがメルセデスに変更。トロロッソはフェラーリからルノーに変更しています。
2015年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、ザウバー、マルシャ
- メルセデス:フォースインディア、メルセデス、ウィリアムズ、ロータス
- ルノー:レッドブル、ケータハム、トロロッソ
- ホンダ:マクラーレン
そして2015年からホンダの第4期F1活動がスタートして、4つのメーカーがパワーユニットを供給します。
パワーユニット変更は、マクラーレンが長年のメルセデスから復活したホンダに。ロータスはルノー製パワーユニットからメルセデスになりました。
2016年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、ザウバー、トロロッソ、マノー、ハース
- メルセデス:フォースインディア、メルセデス、ウィリアムズ
- ルノー:レッドブル(タグホイヤー名義)、ルノー
- ホンダ:マクラーレン
2016年も4つのパワーユニットメーカーが供給。
パワーユニット変更は、トロロッソがルノーからフェラーリになりました。
ロータスを買収したルノーは自社製パワーユニットを使用し、フルコンストラクターに返り咲きました。
また、マルシャから名称変更したマノーは、引き続きフェラーリ製パワーユニットを搭載します。
そして新規チームのハースは、フェラーリと密接な関係から、当然フェラーリ製パワーユニットを使用します。
2017年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、ザウバー、ハース
- メルセデス:フォースインディア、メルセデス、ウィリアムズ
- ルノー:レッドブル(タグホイヤー名義)、ルノー、トロロッソ
- ホンダ:マクラーレン
2017年シーズンもフェラーリ、メルセデス、ルノー、ホンダの4つのパワーユニットが供給します。
パワーユニット変更はトロロッソ(フェラーリ→ルノー)のみ。
2018年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、ザウバー、ハース
- メルセデス:フォースインディア、メルセデス、ウィリアムズ、レーシングポイント
- ルノー:レッドブル(タグホイヤー名義)、ルノー、マクラーレン
- ホンダ:トロロッソ
2018年もF1に供給するパワーユニットは4つのメーカーでした。
マクラーレンは、戦闘力信頼性ともに劣るホンダ製パワーユニットを諦め、ルノーに変更。
供給先が無くなり撤退する恐れもあったホンダでしたが、当時のF1のボスである、バーニー・エクレストンさんの仲介でトロロッソに供給することになりました。
トロロッソは2015年から、ルノー→フェラーリ→ルノー→ホンダと、複雑なパワーユニットを1年毎に変更しています。
そしてこの年のシーズン中にフォースインディアが倒産。レーシングポイントになりました。
2019年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、ハース、アルファロメオ
- メルセデス:メルセデス、ウィリアムズ、レーシングポイント
- ルノー:ルノー、マクラーレン
- ホンダ:トロロッソ、レッドブル
2019年も、フェラーリ、メルセデス、ルノー、ホンダが、パワーユニットを供給します。
この頃からホンダの戦闘力が上がり、トロロッソの親チームであるレッドブルがルノーと決別し、この年からホンダ製パワーユニットの使用を開始しました。
そしてザウバーはネーミングライツによりアルファロメオになりました。
次のページでは、2020年代のエンジンメーカーと使用コンスタラクターを紹介します











いろいろエンジンメーカーにも変遷があるのですね。競争の激しさを伺うことが出来ます。
今後、もし内燃機関ではなく、モーターによる駆動のみになった場合、こういったスペックについては、モーターやバッテリーの供給メーカーが話題の中心になるのでしょうか。
エンジンの発するエキゾースト音はとても魅力的ですが、モーターにはモーターの魅力があると嬉しいな…と思います。
gentlestreetriderさん、コメントありがとうございます。
とりあえず2030年まではエンジン+モーターのハイブリットですが、2031年以降はどうなるのでしょうか・・・。
マクラーレン メルセデスならぬ、マクラーレン ダイナックス パナソニック!? ウィリアムズ 名電舎 LGなんて??
確かにモーターの魅力もあるかもしれませんが、サーキット観戦の最大の魅力はあの激しい爆音。フォーミュラEを観ていても個人的には唆られません。
でも、時代の流れには逆らえませんよね。
2031年を楽しみに待つとしましょう。