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GT-ONE TS020カラーのGR010 HYBRID

今週末はル・マン24時間。

フェラーリの3連覇なるか、に注目が集まっていますが、私の応援スタイルはいつの時代もガンバレニッポン。トヨタガズーレーシングを一途に応援します。

そんなトヨタは、今回のル・マンが参戦40周年の記念レースということで、7号車を1998年のGT-ONE TS020をオマージュしたカラーリングに変更してきました。

GR 010 HYBRID(2025年ル・マン仕様)
出典:トヨタサイトより引用

トヨタF1マシンにも共通する、白地に流れる赤のペイントでが美しく、個人的にはトヨタのプロトタイプマシンの中でもかなりのハイセンスだと思っています。

1998年当時は日本でWEC富士のようなレースはなく、2023年にWEC富士のトヨタブースで初めてみた時には、洗練された直線基調のボディ形状と相まって、実にカッコいいと思ったものでした。

オリジナルから27年経過し、GT-ONE TS020とGR 010 HYBRIDは人間でいうところの親子ほど差。移り変わりの激しいファッションならば、主流が大きく変わる年月ですが、この斬新だったトヨタカラーは今でもイイ感じ。色褪せぬセンスを感じさせてくれます。

2台をあらためて比べてみましょう。

GT-ONE TS020
GT-ONE TS020
GR 010 HYBRID(2025年ル・マン仕様)
出典:トヨタサイトより引用
GR 010 HYBRID(2025年ル・マン仕様)
出典:トヨタサイトより引用

少しだけ近代風にアレンジが施されていますが、基本的にオリジナルに忠実でイイですね。ノーズ横の日の丸も日本人にとっては嬉しいポイントです。

ただ、何か違和感が・・・。

そう、同じカラーリングコンセプトで比べると、ハイパーカーのマシンのフォルムが気になります。

ストレートに言うと・・・カタチが悪い。

GT-ONE TS020が発表された時にはフォーミュラのようだ(トヨタはその後F1参戦)と言われましたが、それでもプロトタイプカーらしいフォルムでした。

しかし近年のハイパーカーは従来からのプロトタイプカーのデザインからかなり逸脱しており、市販車のよう(それがコンセプトですが)。

その根源がフロント周辺のデザイン。ハイノーズ化されて大きく開いたエアインテイクは市販車のフロントグリルのようだし、切り立ったヘッドライトにレーシングマシンらしい空力の妙が感じられません。

やっぱりル・マンのマシンは流れるようなフォルムが似合うんだよなあ。

もちろん、レーシングマシンは時代とともに変化し、ハイパーカーコンセプトが各メーカーに共感を与え、多くのメーカーやブランドがル・マン/WECに参戦を開始しました。

ル・マン/WECが盛り上がることは私たちル・マンを愛するファンにとってはこの上ない喜びです。

でも、マシンのフォルムはあの頃の方がイイんだよなあ・・・。

などと書きましたが、今年も私は24時間体制でトヨタを応援します。

予選に失敗して後方からのスタートを余儀なくされた特別カラーの7号車ですが、ぜひ追い上げてもらいたいと願っています。

ガンバレニッポン!ガンバレトヨタ!!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。