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サードの歴代GT500マシン ドライバー タイトルスポンサー タイヤ 成績一覧(1994-2024)

2013年

39号車
写真提供:Mさん
  • ドライバー:脇阪寿一/石浦宏明
  • マシン:SC430
  • タイトルスポンサー:デンソー/KOBELCO
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:7位
  • チームズランキング:7位

2013年もドライバーは脇阪寿一選手と石浦宏明選手のコンビを継続。

サードとしては2007年から使用してきたレクサスSC430ですが、この年が最終年となります。

そんな2013年はランキング7位と前年からやや落としてしまいましたが、第3戦SUGOでの2位を筆頭に全8戦中7戦でシングルフィニッシュとコンスタントにポイントを稼ぎました。

脇阪寿一選手はこの年を以てレーシングプロジェクトバンドウへ移籍をしますが、2020年シーズンから監督としてサードに復帰をすることになります。

2014年

39号車
出典:https://toyotagazooracing.com/archive/ms/jp/gt/2014-team-driver.html
  • ドライバー:石浦宏明/オリバー・ジャービス
  • マシン:RC F
  • タイトルスポンサー:デンソー/KOBELCO
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:13位
  • チームズランキング:10位

2014年からマシンがRC Fに変更されたレクサス勢。前回のSC430は2006年のデビューシーズンにマシンをデリバリーされなかったサードですが、今回はすべてのレクサス勢にマシンを供給。サードにもしっかりと届きました。

ドライバーは脇阪寿一選手がレーシングプロジェクトバンドウに移籍し、代わりにオリバー・ジャービス選手が加入。石浦宏明選手はチーム4年目のシーズンです。

そんな2014年シーズンは2010年以来4年ぶりに表彰台を獲得することができず、ドライバーズランキング13位と低迷したシーズンでした。

2015年

39号車
2015年スーパーGT第2戦にて
  • ドライバー:平手晃平/ヘイキ・コバライネン(/クリスチャン・クリエン)
  • マシン:RC F
  • タイトルスポンサー:デンソー/KOBELCO
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:13位
  • チームズランキング:13位

2015年シーズンは両ドライバーが変更。まずは2013年までF1に参戦し、2008年にはマクラーレンで優勝したヘイキ・コバライネン選手が加入。日本のGTにF1で優勝経験のあるドライバーが参戦するのはこのコバライネン選手が初めてです。

そしてチームメイトには平手晃平選手が2010年以来5年ぶりにチームに復帰しました。

さらに第5戦の鈴鹿1000kmでは第3ドライバーとして元F1ドライバーのクリスチャン・クリエン選手もサードから参戦しています。

そんな素晴らしいドライバーラインナップで挑んだ2015年でしたが、最高位が5位と2年連続で表彰台を逃しランキングが13位に沈みました。

2016年

39号車
2016年スーパーGT第2戦にて
  • ドライバー:ヘイキ・コバライネン/平手晃平
  • マシン:RC F
  • タイトルスポンサー:デンソー/KOBELCO
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:1位
  • チームズランキング:1位

2016年のサードのドライバーラインナップは前年から変わらず、ヘイキ・コバライネン選手と平手晃平選手のコンビ。もちろんタイトルスポンサーはデンソーとKOBELCO。そしてタイヤはブリヂストンでした。

昨年、一昨年と2年連続でチャンピオンを獲得したニスモはこの年も速く、開幕2戦を連勝しますが、熟成を重ねた3年目のRC Fもポテンシャルは高く、サードは第2戦富士、第4戦SUGOと2戦連続(第3戦オートポリスは熊本地震の影響で中止)で2位に入ります。

サードはウエイトハンデ(現サクセスウエイト)が搭載されたその後のレースでも順調にポイントを獲得。

そして最終戦の前日に差し込まれたもてぎでの第3戦の代替え戦でシーズン2度目の2位に入ると、翌日の最終戦で優勝。

結局シーズン全8戦のうち半分のレースで表彰台を獲得したサードは、1994年のGT参戦以来初のチャンピオンを獲得しました。

2017年

1号車
2017年スーパーGT第2戦にて
  • ドライバー:ヘイキ・コバライネン/平手晃平
  • マシン:LC500
  • タイトルスポンサー:デンソー/KOBELCO
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:8位
  • チームズランキング:6位

前年にチャンピオンを獲得しカーナンバー1で挑む2017年シーズン。ドライバーラインナップはチャンピオンコンビのヘイキ・コバライネン選手と平手晃平選手を踏襲。このコンビは3年連続となります。

トヨタ勢がこの年から投入したレクサスLC500のポテンシャルは高く、開幕戦では1位から6位までを独占し、サードも3位に入ります。

そして第4戦SUGOでは優勝も記録しますが、この年の平手晃平選手は第2戦富士で伊藤大輔選手、第3戦オートポリスでは中嶋一貴選手、第4戦SUGOでは本山哲選手、第6戦鈴鹿では石浦宏明選手と接触するなど、ミスを連発。

結局サードは安定感に欠けるシーズンを送り、連覇はなりませんでした。

ミスが目立った平手選手はこの年を最後にチームを離れ、GT300のaprに移籍しました。

2018年

39号車
2018年スーパーGT第2戦にて
  • ドライバー:ヘイキ・コバライネン/小林可夢偉(/坪井翔)
  • マシン:LC500
  • タイトルスポンサー:デンソー/KOBELCO
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:9位
  • チームズランキング:9位

2018年は平手晃平選手に代わり元F1ドライバーでWECのLMP1に参戦する日本屈指の人気ドライバー、小林可夢偉選手と契約。ヘイキ・コバライネン選手と小林可夢偉選手という全スーパーGTチーム中、最強の実績を誇るコンビが誕生しました。

レースは第2戦富士で小林可夢偉選手の代役で参戦した坪井翔選手が好走。2位表彰台を獲得します。そして第4戦のSUGOで優勝を記録。ただその他のレースでは下位フィニッシュも多く、ラインキングは9位に沈みました。

次のページでは2019年以降のサードを紹介します

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。