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サードの歴代GT500マシン ドライバー タイトルスポンサー タイヤ 成績一覧(1994-2024)

2019年

39号車
2019年SUGO公式テストにて
  • ドライバー:ヘイキ・コバライネン/中山雄一
  • マシン:LC500
  • タイトルスポンサー:デンソー/KOBELCO
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:5位
  • チームズランキング:5位

前年、人気の小林可夢偉選手の加入で話題になったサードでしたが、1年でスーパーGTを撤退。可夢偉選手の代わりはGT300からステップアップする中山雄一選手が加入し、チーム5年目のヘイキ・コバライネン選手とコンビを組みます。

LC500最終年となるこの年もレクサス勢は好調で、サードも第6戦オートポリスで優勝。ドライバーズランキングは5位でシーズンを終了しました。

2020年

39号車
2020年スーパーGT最終戦にて
  • ドライバー:ヘイキ・コバライネン(/山下健太/阪口晴南)/中山雄一
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:デンソー/KOBELCO
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:9位
  • チームズランキング:8位

2020年は前年のLC500に代わりGRスープラでの参戦となったサード。しかしシーズン当初はコロナ禍でエースのヘイキ・コバライネン選手が入国を断念。開幕戦は山下健太選手、第2戦は阪口晴南選手が代役を勤めました。

そんなドライバーが1戦毎に入れ替わるシーズン序盤戦でしたがサードは順調にポイントを積み重ね、第5戦の富士で優勝。これで2016年から5年連続で勝利を記録したことになります。

しかし終盤3戦で失速し、ドライバーズランキングは9位でした。

2021年

39号車
2021年スーパーGT最終戦にて
  • ドライバー:ヘイキ・コバライネン/中山雄一
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:デンソー/KOBELCO
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:13位
  • チームズランキング:9位

前年はコロナ禍で第3戦から参戦したエースのヘイキ・コバライネン選手でしたが、2021年シーズンは開幕からエントリー。コバライネン選手はチーム所属7年目、中山雄一選手は3年目になります。

前年まで5年連続シーズン1勝以上を上げたサードでしたが、この年は勝利を記録することができなかったばかりではなく表彰台にも上がれず、ドライバーズランキング13位と久々に下位に沈みました。

そしてシーズン終了後にコバライネン選手はスーパーGTでの活動を終了しました。

2022年

39号車
2022年スーパーGT富士公式テストにて
  • ドライバー:関口雄飛/中山雄一
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:デンソー/KOBELCO
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:8位
  • チームズランキング:8位

2021年を最後にヘイキ・コバライネン選手がチームを離れ、2022年シーズンは前年スーパーGTのタイトルを獲得した関口雄飛選手が加入。チーム所属4年目の中山雄一選手とコンビを組みます。

そんな新たなエースが加入した2022年シーズンは第5戦の鈴鹿で2年ぶりに表彰台(3位)を獲得するも優勝は叶わず、シーズンランキングは8位という結果でした。

2023年

39号車
出典:https://toyotagazooracing.com/jp/supergt/teamdriver/2023/
  • ドライバー:関口雄飛/中山雄一
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:デンソー/KOBELCO
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:9位
  • チームズランキング:8位

そして2023年シーズンは前年と同様の関口雄飛選手と中山雄一選手のコンビでエントリー。関口雄飛選手はチーム在籍2年目、中山雄一選手は5年目のシーズンになります。

この年は第5戦鈴鹿で2位に、第6戦SUGOでも3位と2戦連続で表彰台を獲得。結果はドライバーズランキング9位、チームズランキング8位でした。

2024年

39号車
2024年スーパーGT富士公式テストにて
  • ドライバー:関口雄飛/中山雄一
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:デンソー/KOBELCO
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:
  • チームズランキング:

2024年シーズンも前年と同様、関口雄飛選手と中山雄一選手のコンビです。関口雄飛選手はチーム在籍3年目、中山雄一選手は6年目になります。

この年も体制に大きな変化はなくシーズンに挑みます。

まとめ

今回はスーパーGTに参戦するサードの歴史を見てみましたが、まとめると以下の通りになります。

ドライバーマシンタイトル
スポンサー
タイヤドライバー
順位
チーム
順位
1994J.クロスノフスープラMI27位
1995J.クロスノフスープラDL8位6位
1996W.ガードナー→
長坂尚樹
A.フェルテ→
J.シモーニ
スープラDL9位6位
1997O.グルイヤール→
谷川達也
影山正美
スープラデンソーYH2位2位
1998土屋圭市
谷川達也
スープラデンソーYH6位7位
1999土屋圭市
影山正彦
スープラデンソーYH22位12位
2000影山正彦
R.ファーマン
スープラデンソーYH12位7位
2001影山正彦→
R.デュマ
J.デュフォア
スープラデンソーYH14位11位
2002J.デュフォア
織戸学
スープラデンソーYH14位9位
2003D.シュワガー
織戸学
スープラデンソーYH6位6位
2004J.デュフォア
A.クート
スープラデンソーBS2位2位
2005A.クート
R.クインタレッリ
スープラデンソーBS16位12位
2006A.クート
平中克幸
スープラtriple aBS23位15位
2007A.クート
平中克幸
SC430デンソーBS15位15位
2008高木虎之介
A.クート
SC430デンソー
ダンロップ
DL21位16位
2009A.クート
平手晃平
SC430ダンロップDL14位13位
2010A.クート→
C.ヴァン・ダム
平手晃平
SC430デンソー
ダンロップ
DL12位12位
2011石浦宏明
井口卓人
SC430デンソーMI7位7位
2012脇阪寿一
石浦宏明
SC430デンソー
KOBELCO
MI3位3位
2013脇阪寿一
石浦宏明
SC430デンソー
KOBELCO
BS7位7位
2014石浦宏明
O.ジャービス
RC Fデンソー
KOBELCO
BS13位10位
2015平手晃平
H.コバライネン
RC Fデンソー
KOBELCO
BS13位13位
2016平手晃平
H.コバライネン
RC Fデンソー
KOBELCO
BS1位1位
2017平手晃平
H.コバライネン
LC500デンソー
KOBELCO
BS8位6位
2018H.コバライネン
小林可夢偉
LC500デンソー
KOBELCO
BS9位9位
2019H.コバライネン
中山雄一
LC500デンソー
KOBELCO
BS5位5位
2020H.コバライネン
中山雄一
GRスープラデンソー
KOBELCO
BS9位8位
2021H.コバライネン
中山雄一
GRスープラデンソー
KOBELCO
BS13位9位
2022関口雄飛
中山雄一
GRスープラデンソー
KOBELCO
BS8位8位
2023関口雄飛
中山雄一
GRスープラデンソー
KOBELCO
BS9位8位
2024関口雄飛
中山雄一
GRスープラデンソー
KOBELCO
BS

現存するトヨタ系チームの中ではもっとも早い1994年から参戦を開始したサードは、多くのドライバーが所属。特にヘイキ・ゴハライネン選手や小林可夢偉選手、高木虎之介選手やクリスチャン・クリエン選手など元F1ドライバーを積極的に起用しているのが特徴です。

また、2023年現在GT500に供給するタイヤメーカーすべてと過去に契約しているのもサードの特徴。2023年を最後にGT500撤退を発表したミシュランを最初に全日本GT選手権へと導いたのもサードでした。

そんな長い歴史と素晴らしいドライバーが所属したサードですが、チャンピオンは1回のみ。ちょっと意外ですね。

でも個人的にはトヨタ系チームの中でサードがもっとも好きなんです。2016年以来のチャンピオンを獲得してくれることを強く願っています。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

GT500チームの歴史

スーパーGT GT500クラスに参戦する他のチームの歴史についても書いていますので、興味のある方はどうぞ!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。