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2024年スーパーGT”ファイナル” 参戦31年目のJLOCが大逆転でGT300初の王者に!

本日スーパーGT第5戦の代替え戦が開催されチャンピオンが決定しました!

GT500クラス王者はトムス36号車。そしてGT300クラスはJLOC 88号車に栄冠が輝きました。

特に今回はGT300クラスが熱かった!

GT300クラスはこのレースが始まる前までLEONが首位でJLOC 88号車が11ポイント差の2位でしたが、予選でJLOC 88号車がトップタイムを記録して3ポイントを獲得。LEONは10位に沈んだため、JLOC 88号車は8ポイントに詰めます。

そして決勝。

JLOC 88号車はホールショットを決めて首位をキープ。

8番手まで順位を上げたLEONはミニマムの15周目の終わりでピットイン。タイヤを並べるもこれはフェイク。タイヤ無交換で送り出します。

トップのJLOC 88号車は18周目の終わりにピットインし、こちらはリヤタイヤ2本を交換。

そして全マシンが規定のピットインを終えると、1位muta、2位apr 31号車、3位JLOC 88号車となり、LEONはJLOC 88号車の後方4位まで順位を上げます。

そんな中、上位4台で唯一タイヤを交換したJLOC 88号車がペースを上げ、37周目のホームストレートでapr 31号車を抜いて2位に、そして41周目の同じくホームストレートでmutaを抜いて首位に立ちます。
※GT500クラスの周回数

この時点でも依然LEONは4位のため、このままの順位だとJLOC 88号車が逆転チャンピオンになります。

ただ、2位になれば自力でチャンピオンになれるLEONは諦めていない。ペースを上げて2位mutaと3位apr 31号車に対し差を詰めて、背後まで迫りますが・・・万事休す・・・。

手に汗握る最高のチャンピオン争いはJLOC 88号車に軍配!

JLOCは参戦31年で初のチャンピオンを獲得したのでした!!

JLOCはジャパン・ランボルギーニ・オーナーズ・クラブの略称で、日本のランボルギーニオーナーによって組織されるクラブが母体。

ランボルギーニ社創業家が経営していた時代は『レースには出ない』ことを社是としていましたが、クライスラー傘下になってからはレース参戦を解禁し、全日本GT選手権時代の初年度からランボルギーニのマシンで参戦するJLOCをランボルギーニ社も全面的に協力したといいます。

そして2006年のJLOCスーパーGT初優勝が、ランボルギーニ社にとってもFIAの国際格式レース初の勝利でした。

ただ、選手権争いでは2019年と2023年のドライバーズランキング7位が最高位。

2024年スーパーGT第2戦の優勝シーン
整流フィン

しかし今シーズンは絶好調。特に第2戦富士でアップデートし、ボンネットの整流フィンが追加されると、このレースでポールトゥウィン。

さらに今回のレースを含む終盤3レースをすべて勝利し、群雄割拠のGT300でなんと年間4勝。JLOCは参戦31年目にして初のそして悲願のチャンピオン獲得となりました。

そして、ともに闘ったランボルギーニ社も大いに喜んでいることでしょう。

今シーズンのJLOC 88号車は本当に強かった!

おめでとうJLOC!!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。