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F1マシンは37年で何秒速くなった?モナコGP予選タイムの推移(1987-2024)

2010年代のモナコGP予選タイム

2019年モナコGP P.Pマシン メルセデスW10
2019年日本GPにて
予選タイムドライバータイム差
(前年)
タイム差
(87年)
20101分13秒826M.ウェバー-1.076-9.213
20111分13秒556S.ベッテル-0.270-9.483
20121分14秒381※6M.ウェバー0.825-8.658
20131分13秒876N.ロズベルグ-0.505-9.163
20141分15秒989N.ロズベルグ2.113-7.05
20151分15秒098L.ハミルトン-0.891-7.941
20161分13秒622D.リカルド-1.476-9.417
20171分12秒178K.ライコネン-1.444-10.861
20181分10秒810D.リカルド-1.368-12.229
20191分10秒166L.ハミルトン-0.644-12.873

※6.最速はM.シューマッハの1分14秒301だがペナルティ

主なレギュレーション変更

2010年

  • レース中の給油禁止
  • 予選Q3最速タイムのタイヤで決勝スタート
  • フロントタイヤ幅 270mm→245mm

2011年

  • DRS導入

2014年

  • エンジン形式、排気量、最高回転数変更 NA 2.4L V8 18000rpm→直噴ターボ 1.6L V6 15000rpm
  • KERSに代わるエネルギー回収システム導入(MGU-H、MGU-K、ES、CE)
  • フロント、リヤウイングサイズの大幅変更
  • Q3進出マシンは予選Q2最速タイムのタイヤで決勝スタート(以前はQ3タイヤ)

2017年

  • マシン全幅 1800mm以下→2000mm以下
  • タイヤ幅、フロント305mm、リヤ405mmにワイド化

2018年

  • HALO導入

2019年

  • フロント、リヤウイングサイズの大幅変更

2006年から決勝用スタート用の燃料を搭載しての予選だったが、2010年からは軽いタンクでの予選が復活。

フロントタイヤが25mmも細くなったが、それでも軽い燃料でタイムを伸ばし、前年に比べて1秒以上のタイムアップをしている。

2011年は、タイヤがブリヂストンからピレリのワンメイクに変更して相当にグリップが落ちたが、この年らDRSを導入し、前年よりも僅かながらタイムを上げている。

2013年までは大きなレギュレーション変更がなかったが、大きなタイム変化は見られなかった。

2014年、V8 2.4L NAからV6 1.6L直噴ターボ+電気モーターに代わり、大幅にパワーとトルクが上がっているものの、前年に比べで2.1秒もタイムダウンをしている。

これは、フロント、リヤウイングの短縮でダウンフォースが減ったことと、最低重量制限が642kgから691kgに約50kgも重たくなったことが原因だと考える。

2015年は10kgの重量増があったもののタイムアップし、2016年は大きなレギュレーション変更がなく、1.4秒もタイムが上がった。

そして2017年、マシン重量が26kgも増加するも、マシンの全幅が1800mmから2000mmに拡大、タイヤ幅もフロント305mm、リヤ405mmにワイド化されると、予選タイムは1分12秒台に突入した。

その後2018年、2019年も、大きくタイムアップを果たすことになる。

最後のページでは、2021年以降のモナコグランプリ予選タイム

果たしてF1マシンは1987年から何秒速くなった?

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。