モノクロームの写真は目で見るカラフルな描写と違い、
ノスタルジックでなんか神秘的
ということで本日はモノクロ縛り
ライカM11を持って久能山東照宮に行ってみました

表参道前の商店街が昭和の風景に変わります

では、1159段の表参道を登ります

色を抜くことにより、
つづら折りの石段が強調されます

歴史ある石段に相当なうねりがあることがわかります
人間は色に目がいく習性がありますが、
色がないとカタチに注目するのですね
モノクロの面白さが何となくわかってきました

1159段を上がり切り、
定番の額縁構図で一ノ門から駿河湾を望みます

楼門がさらに厳かになりました

こちらは鼓楼
艶やかな色が魅力の建造物ですが、
色を抜くと造形の美しさがわかります

1617年建造の唐門
威厳もさることながら、
400年以上前に造られた石段の苔がモノクロ写真で強調され、
時代を感じます

黄金で輝くこちらの建造物が国宝 御社殿

モノクロで撮影するとより立体感が強調され、
奥から神様が出現するのではという気持ちになります
写真は光と影
などと極めたように書いてみましたが、
私の長い撮影歴では、
いかに背景を流すかということだけにこだわり、
スローシャッターを多用して、
レーシングマシンだけを追いかけてきました
光と影は意識したことがありません
・・・ライカM11を買うまでは
ライカM11の描写について一番印象に残ったのは、
暗いところがより暗くなるよう陰影が強調されているとこ
これこそが写真の真髄
光と影です
これを生かさないと私の写真はいつまで経ってもスマホと同じ
今回はあいにくの曇天で陰影を表現しづらい天気ですが、
モノクロ写真は光と影だけではなく、
カタチを強調できるのだと知りました
このライカM11で光と影、
そして物のカタチに注目しながら、
写真技術の向上をしていきたいと思いました
光と影、そして形・・・。いいですねえ~。私の若い頃はもっぱらモノクロ写真。しばらくしてカラーも出てきましたが、高価でした。ですから普段は白黒写真ばかり。そんなことなんて、意識せずに撮っていました。 むかしむかしの思い出です。☺️