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【まとめ】大井川鐵道の“超定番”撮影スポット

大井川鐵道といえば早くから蒸気機関車の保存運転をしている鉄道会社として全国的にも有名だ。

また近年ではその蒸気機関車をアニメの『きかんしゃトーマス号』を模したカラーリングに施し、多くの観光客を集めている。

そんなきかんしゃトーマス号などの蒸気機関車を撮影してみたい、と思う撮り鉄の方も多いだろう。

そこで、静岡県中部地方に住み大井川本線沿線で多くの写真を撮影してきた私が、トーマス号や蒸気機関車の定番撮影スポットを紹介していこうと思うので、参考にしていただけたら幸いだ。

では、大井川本線の金谷駅から千頭駅、井川線の千頭駅から井川駅の路線順に見ていこう。

新金谷駅付近で蒸気機関車を撮影

新金谷駅は蒸気機関車の発着駅(JRと接続する金谷駅からは蒸気機関車は発着しない)であり、機関車や電車の整備も行う、いわば大井川鐵道の旗艦駅だ。

昭和のレトロな雰囲気の駅舎ホームには、JR線では見られなくなった客車列車が普通に留置されており、蒸気機関車やトーマス号も見ることができる。

また、周囲には蒸気機関車に込める石炭が山積みになっていたり、現在は使われていない転車台にはC12型蒸気機関車が保存されている。

SLファンにはぜひ一度訪れていただきたいスポットだ。

撮影スポットへのアクセス

東海道本線の金谷駅で大井川本線に乗り換えて、次の駅が新金谷駅になる。

詳しい記事

新金谷駅付近の撮影スポットについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照願いたい。

家山川河川敷から家山川橋梁を渡る蒸気機関車を撮影

先日、大井川鐵道のカレンダー(大きな1枚のポスター)を拝見することがあったが、そのカレンダーに大きく写し出されていたのが、家山川橋梁を渡る蒸気機関車だった。

そう、この場所は大井川鐵道が公式カレンダーに選んだ写真と、同じ位置から撮影できる場所だ。

撮影ポイントは家山川の河川敷にあるキャンプ場で、そのためかなり広くアングルにも自由度がある。

この写真は9月に撮影したのだが、写真左側にある桜の木が満開の時期になると、多くのカメラマンが撮影を楽しむ素晴らしい場所だ。

撮影スポットへのアクセス

家山川橋梁の撮影スポットは、大井川本線の家山駅で下車し、金谷方向に5分ほど歩くと到着する。

また当地は家山川の河川敷で、クルマも多く停められるようになっている。

詳しい記事

家山川橋梁の撮影スポットについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照願いたい。

SLの見える丘公園から蒸気機関車を撮影

静岡県道63号線沿いにある撮影地。

SLの見える丘公園という名前からも分かるとおり、大井川第一橋梁から抜里駅に至るまで、長い間SLを見物することができる場所だ。

ただ線路までの距離があるため、撮影となるとある程度の望遠レンズが必要になる。

撮影スポットへのアクセス

SLの見える丘公園への鉄道でのアクセス方法は、

大井川本線の川根温泉笹間渡駅で下車し、静岡県道63号線を大井川沿いに南下。

20分ほど歩くと右手に目的地の『SLの見える丘公園』がある。

ちなみに直線距離は抜里駅が近いのだが、大井川の対岸にあり近くに橋がないため利用はお勧めしない。

クルマでアクセスする場合は、新東名高速道路の島田金谷インターチェンジを下り、大井川沿いに23分ほど北上すると到着する。

撮影地である公園には12台ほどの駐車場があるため、桜の時期以外では十分にクルマを止めることができる。

詳しい記事

SLの見える丘公園の撮影スポットについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照願いたい。

道の駅川根温泉駐車場から大井川第一橋梁を渡る蒸気機関車を撮影

大井川鐵道の蒸気機関車を紹介するサイトなどで、もっともポピュラーなのがこの写真だろう。

この場所は道の駅『川根温泉』の駐車場から撮影している。

当然公共の駐車場なので、蒸気機関車の通過時刻が近づくと多くの方が集まり、この日も日曜日ということで家族連れを中心に20人ほどがカメラを構えていた。

この橋梁の上流側は、カーブ内側で架線柱もこちら側にないため良いアングルだが、現在、蒸気機関車は逆光になる午前中に機関車を撮影スポットに向けて(千頭方面)渡る。

そのため上流側で撮影すると順光になるため、どちらで撮影するかが悩みどころだ。

撮影スポットへのアクセス

大井川第一橋梁の撮影スポットへのアクセスは、大井川本線の川根温泉笹間渡駅を下車し、大井川の側道を下流に5分ほど歩くと到着する。

また当地は道の駅になるため、クルマで行くことも可能だ。

詳しい記事

大井川第一橋梁の撮影スポットの撮影スポットについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照願いたい。

大井川第二橋梁袂から蒸気機関車を撮影

橋梁を渡る蒸気機関車を正面から撮影できる場所が大井川第二橋梁で、この写真を撮影した日もベテラン撮り鉄さんから観光客まで、多くの方が列車を待ち構えていた。

橋の向こう側からトーマスのデカい顔がいきなり現れると、一瞬たじろいでしまうほどにインパクトがある。

またこの橋梁を渡り切った先は、かつてダイハツキャストのCMでロケが行われた場所になる。

山崎賢人さんが乗るキャストが蒸気機関車と並走するシーンを、覚えている方も多いだろう。

この日もヤンキー風のお兄ちゃんが、愛車と蒸気機関車を併走させていた。

撮影スポットへのアクセス

大井川第二橋梁の撮影スポットへのアクセスは、崎平駅で下車して、線路沿いに金谷方面に歩くと5分ほどで到着する。

詳しい記事

大井川第二橋梁の撮影スポットの撮影スポットについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照願いたい。

千頭駅近くから蒸気機関車の機回し作業を撮影

千頭駅は大井川本線の終点の駅になり、蒸気機関車の付け替え作業、いわゆる機回し作業を見学することができる。

駅の金谷寄りには1897年にイギリスで製造された転車台がある。

この転車台は1980年に国鉄赤谷線(現廃線)の東赤谷駅(現廃駅)から移設されたもので、駅員や機関士により5人がかりで方向転換される姿を見ることができる。

かつては新金谷駅に転車台がなかったため、この転車台はイベント時以外は使用されず、上り(金谷行き)では蒸気機関車がバック運転をしていたが、2011年に新金谷駅にも転車台が設置されてからはこの千頭駅の転車台もほぼ毎日使用されており、蒸気機関車は上りでも前向き運転されるようになった。

蒸気機関車は現在の時刻表だと午前11時台に到着し午後2時台に出発するので、2時間以上ホームで停車しているため、そのあいだにレトロ感溢れる千頭駅のホームで蒸気機関車を撮影するのも良いだろう。

撮影スポットへのアクセス

千頭駅は東海道本線の金谷駅で大井川本線に乗り換え、路線の終点駅になる。

詳しい記事

千頭駅付近の撮影スポットについて詳しく知りたい方は、下記の記事の後半で書いているのでご参照願いたい。

長島ダム駐車場から90‰の上り坂を駆け上がる列車を撮影

今まで大井川本線での蒸気機関車撮影スポットを紹介したが、千頭駅からは井川線になる。

その井川線といえば、日本でも数少ないアプト式を採用している区間があるのが特徴だ。

その区間はアプトいちしろ駅、長島ダム駅間で、この両駅ではアプト式電気機関車のED90の付け替え作業が行われる。

その機関車の取り付けから、90‰の上り坂を駆け上がる列車の姿を撮影できるのがこの長島ダム駐車場だ。

およそ鉄道路線では見られないほどの急坂は、一見の価値ありだ。

撮影スポットへのアクセス

撮影地の長島ダム駐車場は、井川線の長島ダム駅の目の前になる。

またこの駐車場は広大なので、クルマでも現地入りすることができる。

奥大井湖上駅展望台から湖に浮かぶ駅と真っ赤なトラス橋 奥大井湖上駅を望む

最後は井川線最大の撮影地である奥大井湖上駅展望を紹介しよう。

蒼く澄んだ湖に真っ赤なスルートラス橋、そして湖に浮かぶ島に湖上の駅。鉄道好きならずとも、この写真を一度は見たことのある風景だろう。

長島ダムのダム湖である接岨湖の北側に遊歩道があり、そこから、約1時間に1本の列車を待って撮影する。

上記写真は12月に撮影したものだが、新緑の時期や紅葉の季節に撮影するとさらに色鮮やかな写真になる。

また、この日は風がやや強かったため湖面が波立っているが、できれば風の吹いていない日を選ぶと良いだろう。

撮影スポットへのアクセス

撮影地までは、東海道本線の金谷駅で大井川鐵道の大井川本線に乗り換える。

そして終点の千頭駅から同じく大井川鐵道の井川線に乗り換え、奥大井湖上駅で下車。

駅からは40-50分ほど歩くと撮影スポットに到着する。

またクルマでは、付近に約20台ほど停められる駐車場があり、そこから少々歩いて現地入りできる。

詳しい記事

奥大井湖上駅展望台の撮影スポットについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照願いたい。

最後に

静岡県の自然豊かな場所を走る大井川鐵道の大井川本線や井川線は、その景色をバックにきかんしゃトーマス号をはじめとした蒸気機関車や南海電車や近鉄電車などのレトロな車両を撮影できる、旧車好きの撮り鉄にはたまらない路線だ。

また今回紹介した多くの撮影地には駐車場があるため、クルマでの現地入りでも止める場所に困ることはないだろう。

ぜひ静岡県にお越しの際には当地を訪れ、大井川沿線での撮影を楽しんでもらいたい。

ということで以上。最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。