スーパーGTのGT300クラスといえば、豊富なマシンラインナップは魅力のひとつで、中にはコレもスーパーGTのベース車両になったの?という珍しいクルマもある。
ということで前回のGT300クラスに参戦した海外メーカーに引き続き、今回はGT300クラスに参戦した国内メーカー(ブランド)をすべて紹介してみたいと思う。
ちなみに前回の海外メーカー編は下のリンクからどうぞ。
それでは、いってみよう!
トヨタ
車種・グレード | 参戦年 | 規格 |
---|---|---|
MR-S | 2005-2008 | JAF-GT |
セリカ | 2005-2008 | JAF-GT |
カローラアクシオ | 2009-2011 | JAF-GT |
プリウス(ZVW30型) | 2012-2015 | JAF-GT |
プリウス(ZVW50型) | 2016-2018 | JAF-GT |
プリウスPHV GR SPORT | 2019- | JAF-GT |
86 MC | 2014- | JAF-GT |
マークX MC | 2017-2019 | JAF-GT |
GRスープラ | 2020- | JAF-GT |
トヨタはスーパーGT GT300クラスに多くの車種を登場させたメーカーだ。
スーパーGTがはじまった2005年にはレーシングプロジェクトバンドウとチームタケウチがセリカを、
チームRECKLESSとaprがMR-Sで参戦している。
2009年にはaprが大衆車のカローラアクシオをGT300マシンに仕立てて参戦する。
そしてaprは2012年にカローラアクシオに代わりスーパーGT初のハイブリッドマシンである2代目プリウスで出場し、
2016年には3代目プリウスに。
そして2019年にプリウスPHV GR SPORTをベースとしたマシンに進化した。
ちなみに2代目および3代目プリウスは、市販車とは違いリヤミッドシップだったが、プリウスPHV GR SPORTからは市販車と同様のフロントエンジンになっている。
トヨタのスポーツカーとしては、チームタイランドにより86が2014年にデビューする。
このマシンは後述するスバルの兄弟車種BRZとは違い、マザーシャシーを使用したマシンだ。
2017年には埼玉トヨペットがマザーシャシーのマークXを作り上げて参戦し、多くのGTファンを魅了した。
その埼玉トヨペットは2020年からGRスープラに変更し、自社開発したJAF-GTの当マシンを2021年からLMコルサとマックスレーシングにも供給している。
レクサス
車種・グレード | 参戦年 | 規格 |
---|---|---|
IS350 | 2008-2012 | JAF-GT |
RC F GT3 | 2015- | FIA-GT3 |
レクサスブランドでは2台のGT300マシンがスーパーGTを走っている。
2007年までセリカで参戦していたレーシングプロジェクトバンドウとチームタケウチは、フォーミュラニッポン用のエンジンをミッドに搭載したIS350を2008年第3戦から投入。
IS350は2012年まで参戦した。
2015年にはLMコルサがFIA-GT3仕様のRC F GT3で参戦し、その後K-tunesやチームタイランドが追随した。
日産
車種・グレード | 参戦年 | 規格 |
---|---|---|
フェアレディZ | 2005-2010 | JAF-GT |
GT-R NISMO GT3 | 2012- | FIA-GT3 |
トヨタが多くの車種をGT300クラスにラインナップしたのに対し、日産は同社の主力スポーツカーの2台のみの参戦だ。
1台目はフェアレディZで、スーパーGT元年の2005年にはエンドレスと2台のモーラが使用し、フェアレディZは2010年まで使われた。
GT-R NISMO GT3の登場は2012年。
現在はGT500クラスに参戦するNDDPレーシングがFIA-GT3規格のGT-R NISMO GT3を走らせた。
GT-R NISMO GT3は、そのパフォーマンスと強力なバックアップ体制により次第にユーザーチームが増え、2021年現在は2台のゲイナー、NIZZレーシング、KONDOレーシング、東名スポーツの5台が参戦している。
次のページでは、ホンダ、スバル、マツダの歴代GT300マシンを紹介します。
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