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2018 モータースポーツ観戦記 まとめ

モータースポーツ中毒者のぴぴと申します。

今年も多くのモータースポーツを観戦し撮影をしてきましたが、今回は私の2018年モータースポーツ観戦を振り返っていきたいと思います。

【3月】スーパーGT 公式テスト 富士スピードウェイ

午前午後合わせて4時間、各マシン精力的に走行をしていた

3月、まだ寒さの残る富士スピードウェイでSUPER GTの公式テストを撮影しました。

今年からSUPER GTに参戦する元F1チャンピオンのジェンソン・バトンが参加するとあってか、レース本番さながらに多くの観客が訪れました。

私はというと、5ヶ月ぶりのモータースポーツ撮影ということで、相当に楽しみだったと記憶しています。

【5月】スーパーGT 第2戦 富士スピードウェイ

優勝したニスモGT-R 富士はご存知トヨタのホームサーキットだが伝統的に日産ファンが多い

ゴールデンウィークの富士スピードウェイは、SUPER GT全8戦の中で一番多くの観客を集め、今年も晴天に恵まれたこともあり、入場者数は予選日31,300人・決勝日55,000人と発表がありました。

私もゴールデンウィークは毎年SUPER GT観戦と決めており、今年もこの500kmレースを2日間存分に楽しみました。

テクニカルサーキットの開幕戦岡山国際サーキットではNSX勢が圧勝しましたが、一転高速サーキットの富士では予選はレクサスのLC500が、決勝では日産のニスモGT-Rが圧巻の強さを見せました。

富士スピードウェイはトヨタグループのサーキットですが、日産ファンが本当に多く、GT-Rが快走するとサーキット全体が盛り上がりますよね。

【7月】スーパーフォーミュラ 第4戦 富士スピードウェイ

大ファンの小林可夢偉選手がSFで初優勝する日を私は心待ちにしている

7月はスーパーフォーミュラへ。

スーパーフォーミュラは、現在富士スピードウェイで開催されるカテゴリーの中で最速のラップタイムを誇り、少し前のF1をも凌ぐのではないかというコーナーリングスピードです。

SUPER GTやWECのローリングスタートと違いスーパーフォーミュラはスタンディングスタートということで、グランドスタンドのポールポジション横に陣取りスタートを見るのが私の楽しみ方。

スタート時刻が迫るにつれて、徐々に緊張感を増すグランドスタンド。

フォーメーションラップを終え、グリッドに着くマシン。

スタートのこの瞬間がたまらない

一瞬静まり返る、グランドスタンド。

『カツン!』と1速にギアを入れる音が響く。

シグナルが徐々に点灯する・・・。

エンジンが高まりドライバーがベストポイントに回転を合わせる。

そして、シグナルオールブラックとともに解き放たれた猛獣の如きモンスターマシンたちが一斉にポジションを奪い合う!

とにかくスーパーフォーミュラはスタートが一番の見所なんですよね。

レースはニック・キャシディ選手が優勝し、近藤真彦率いるKONDOレーシングに10年ぶりの優勝をもたらしました。

ニック・キャシディはその後、山本尚貴とともにチャンピオンをかけてシリーズの主役になるのでした。

【8月】スーパーGT 第5戦 富士スピードウェイ

この日もNAKAJIMA RACINGは良いところがなかった 第二次F1ブームの私にとって中嶋悟監督が喜ぶ姿を見たいのだが・・・

8月はゴールデンウィーク以来ふたたび、富士スピードウェイへSUPER GT観戦に行きました。

例年夏の富士戦は通常の300kmとして開催されていましたが、今年は鈴鹿1000kmが無くなったこともありシリーズ最長の500mile=約800kmレースとして開催されました。

レース時間が長くなったため、今年は様々なコーナーで撮影しようと思い、グランドスタンド→2コーナー→コカコーラコーナー→ヘアピンコーナー→ダンロップコーナーとサーキットを駆け巡りました。

まさに電動折り畳みチャリが大活躍、真夏の酷暑四十路のおっさんは歩きでは絶対に無理でした。

レースはsuトムスLC500が優勝、2位にもKeePerトムスが入り、SUPER GT史上初のワンツーフィニッシュとなりました。

【10月】F1 日本グランプリ 鈴鹿サーキット

テレビで見るとイマイチのルノーのカラーリングは、実際にはものすごくカッコよかった

モータースポーツファンとしてF1日本グランプリが開催される鈴鹿詣は欠かせないこと!?なのですが、私はといえば2009年を最後に観戦をやめていました。※F1観戦歴2001年〜2006年・2009年

理由はといえば、仕事が忙しくなってしまったこととF1が非日常から何度も行くにつれて日常になってしまったということかな・・・。

しかし近年、政府の働き方改革のおかげもあって休みの日に休めるようになったことや、最近のF1を久々に見てみたくなったことなどもあり9年ぶりに行ってみることにしました。

9年ぶりに見たF1の感想は、マシンがデカくなり迫力が増した一方、音に関しては以前のNA18000回転超の甲高い音からハイブリッドターボになり、刺激が薄らいでしまいましたね。

ジャン・アレジとデーモン・ヒルを迎えて行われたGPスクエアのイベントで、MCが彼らが現役だった頃(90年代)と今のF1の音どちらが良いかと観客に聞いていましたが、満場一致で過去のF1サウンドが良いとの答え、FIAには早急に改善を願いたいところです。

2009年までのF1観戦では撮影は行いませんでしたが、今回はD席カメラマンエリアで撮影メインの観戦でした。

レースはルイス・ハミルトン独走でライバルのセバスチャン・ベッテルは接触から後方追い上げの展開でしたが、現場に行ったらレース展開よりも爆音(かなりおとなしくなりましたが・・・)とスピードを満喫しながら撮影に没頭しました。

【10月】WEC 富士6時間 富士スピードウェイ

後ろに佇むBMW M8 遠近法を完全に無視した圧倒的な存在感!

2012年の新生WEC発足以来富士戦は毎年観てきたが、今年はF1とWECの世界選手権2週間連続観戦と私にとって少々ハードなスケジュール。

もう少し日本のモータースポーツファンのことを考えた日程にしてください!

まあ、F1とWEC両方に参戦するフェルナンド・アロンソに比べれば、体力的には雲泥の差なのですが・・・。

今年のル・マン24時間レースではトヨタが初優勝し、今回の富士は地元凱旋レースとなります。

戦前はその優勝マシンTS050とフェルナンド・アロンソを見たい!という気持ちと、昨年までのライバルポルシェが撤退しトヨタの独走が完全にわかっているという冷めた気持ちとが混在していました。

しかしレースが始まるとそこはモータースポーツファン、各コーナーで楽しんできました。

特筆すべきが今年からLM-GTE PROクラスに参戦したBMW M8のバカデカさで、上の写真を見ていただければわかると思いますが、前を走るトヨタのLMP1カーとの大きさの違い、完全に遠近法を無視しています。

【11月】SUZUKA Sound of ENGINE 2018

マスターズヒストリックフォーミュラ1ではロータスが主役 このレースもこのロータス91が優勝した

SUZUKA Sound of ENGINEというイベントは、F1やCカーをはじめとする昔モータースポーツで活躍したマシンをふたたび観客の前で走らせ、現役時代のエンジン音を楽しんでもらおうというイベントで、2015年に初開催し今回が4回目、私は2016年より毎年観戦しています。

この古いマシンを維持し走らせるだけでも相当なコストがかかっていると思いますが、今年の SUZUKA Sound of ENGINEの目玉は、ヨーロッパやアメリカで開催されている1986年以前のF1で本気レースをしちゃう!? FIA公認イベントのマスターズヒストリックフォーミュラ1が初開催されされること。

第二次F1ブーム世代の私にとってもF1初開催が1987年の鈴鹿サーキットにとっても未知のモノで、古い車両なのに新鮮な気持ちで観戦しました。

レースを観戦して驚いたのがドライバーの本気度!

4輪ドリフトさせながらマシンをねじ伏せる姿を見て、

「歴史的マシンを乱暴に扱って・・・ 壊したらどうすんの!?」

と本気で心配してしまいました。

多くがオーナードライバーらしく、大金持ちの豪快な一面が見れました!?

今と違い燃焼効率の悪い当時のF1、マシンが通り過ぎた後の焼けたオイルの匂いが昔を思い出させてくれました。

最後に

2018年は7度レース観戦をしましたが、その中でも9年ぶりのF1観戦は印象に残りました。

他のカテゴリーとは比べ物にならない資金が動き、スポンサーロゴやグランプリスクエアの看板スペシャルゲストに観客の数など、いつもの鈴鹿サーキットとはガラリと変えてしまうイベントの充実度、バカ高い観戦料!?何をとっても特別なんだと久々に行きあらためて感じました。

しかし、国内のスーパーフォーミュラやSUPER GTも戦っている選手やチームの情熱はF1にも決して負けてはいません。

後は我々日本のモータースポーツファンが、もっともっと盛り上げてスーパーフォーミュラやSUPER GTの素晴らしさを世間に発信していきましょう!

いつの日かSUPER GTとDTMが箱車のF1になり、スーパーフォーミュラがFIA F2を凌ぐ次代のドライバーが参戦しF1の直下カテゴリーになることを夢みて・・・。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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サーキットは非日常を味わえる特別な空間です。そんな素晴らしいモータースポーツの世界を、ひとりでも多くの方に伝えたい・・・。そんな思いでMOTORSPORT観戦記と題し、記事に認めました。




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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。