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F1エンジンメーカーと使用コンストラクターの推移(1987年-2026年)

2000年のエンジンメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリザウバー(ペトロナス名義)
  • フォードミナルディ(フォンドメタル名義)
  • 無限ジョーダン
  • プジョープロスト
  • メルセデスマクラーレン
  • メカクロームベネトン(プレイライフ名義)アロウズ(スーパーテック名義)
  • ホンダBAR
  • BMWウィリアムズ
  • コスワースジャガー

2000年はホンダとBMWがF1に復帰し、コスワースが自社ブランドでF1活動を開始したため、エンジンメーカーは9つになりました。

供給変更は、アロウズ(ハート→メカクローム)、BAR(メカクローム→ホンダ)、ウィリアムズ(メカクローム→BMW)。

スチュワートを買収したジャガー(フォード)は、子会社のコスワースエンジンを使用しました。

そして、この年を最後に無限、プジョー、メカクロームがF1活動を終了しています。

2001年のエンジンメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリザウバー(ペトロナス名義)プロスト(エイサー名義)
  • フォードミナルディ(ヨーロピアン名義)
  • メルセデスマクラーレン
  • ホンダBARジョーダン
  • BMWウィリアムズ
  • コスワースジャガー
  • ルノーベネトン
  • アジアテックアロウズ

2001年はルノーがF1に復帰し、前年で活動を終了したプジョーをアジアテックが引き継ぎ、8つのエンジンメーカーになりました。

エンジン変更は、プロスト(プジョー→フェラーリ)、ジョーダン(無限→ホンダ)、ベネトン(メカクローム→ルノー)、アロウズ(メカクローム→アジアテック)。

そして、長年F1にエンジンを供給してきたフォードの名が、翌年消えることになります。

2002年のエンジンメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリザウバー(ペトロナス名義)
  • メルセデスマクラーレン
  • ホンダBARジョーダン
  • BMWウィリアムズ
  • コスワースジャガーアロウズ
  • ルノールノー
  • アジアテックミナルディ
  • トヨタトヨタ

2002年シーズンはトヨタが加わりフォードが去ったため、8つのエンジンメーカーがF1チームに供給しました。

エンジン変更は、アロウズ(アジアテック→コスワース)とミナルディ(フォード→アジアテック)で、この年からルノーがコンストラクターとして復帰し、もちろんルノーエンジンを搭載しています。

そして、この年を最後にアジアテックがF1を去りました。

2003年のエンジンメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリザウバー(ペトロナス名義)
  • メルセデスマクラーレン
  • ホンダBAR
  • BMWウィリアムズ
  • コスワースジャガーミナルディ
  • ルノールノー
  • トヨタトヨタ
  • フォードジョーダン

予選決勝を1基のエンジンで戦う2003年は、型落ちのフォードエンジンをジョーダンが搭載し、アジアテックが去ったため、この年も8つのエンジンメーカーでした。

エンジン変更は先のジョーダン(ホンダ→フォード)の他、ミナルディ(アジアテック→コスワース)が変更しています。

2004年のエンジンメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリザウバー(ペトロナス名義)
  • メルセデスマクラーレン
  • ホンダBAR
  • BMWウィリアムズ
  • コスワースジャガーミナルディ
  • ルノールノー
  • トヨタトヨタ
  • フォードジョーダン

レースウィークエンドを1基のエンジンで戦う2004年シーズンは、前年と同じ8つのエンジンメーカーが供給しました。

この年はエンジン変更をしたコンストラクターはなく、新規参戦もなし。前年と同じラインナップでした。

そして、この年を最後のフォードはF1活動を休止しました。

2005年のエンジンメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリザウバー(ペトロナス名義)
  • メルセデスマクラーレン
  • ホンダBAR
  • BMWウィリアムズ
  • コスワースミナルディレッドブル
  • ルノールノー
  • トヨタトヨタジョーダン

2005年はフォードが去り、7つエンジンメーカーが参戦しました。

この年ジャガーを買収したレッドブルは、ジャガーから引き続きコスワースエンジンを使用。ジョーダンはフォードからトヨタにエンジンを変更しました。

2006年のエンジンメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリレッドブル
  • メルセデスマクラーレン
  • ホンダホンダスーパーアグリ
  • BMWザウバー(BMWザウバー)
  • コスワースウィリアムズトロロッソ
  • ルノールノー
  • トヨタトヨタMF1
ホンダが搭載したホンダRA806E
2025年ホンダレーシングギャラリーにて

2006年もエンジンは前年と同様の7つのメーカーが参戦しました。

この年は新規参戦が多く、BARを引き継いだホンダはもちろんホンダエンジンを使用し、ミナルディを引き継いだトロロッソはミナルディ時代と同じコスワースを、ジョーダンを引き継いだMF1もジョーダンと同じくトヨタを使用。この年から参戦したスーパーアグリはホンダから供給を受けます。

また、ザウバーを買収したBMWザウバー(この年のコンストラクター名はザウバー)は自社のエンジンを搭載し、BMWを失ったウィリアムズはコスワースを使用します。

そしてこの年を最後にコスワースがF1活動を休止しました。

2007年のエンジンメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリトロロッソスパイカー
  • メルセデスマクラーレン
  • ホンダホンダスーパーアグリ
  • BMWBMW(BMWザウバー)
  • ルノールノーレッドブル
  • トヨタトヨタウィリアムズ

コスワースが去って6つのエンジンメーカーになった2007年。

エンジン変更は、レッドブル(フェラーリ→ルノー)、トロロッソ(コスワース→フェラーリ)、ウィリアムズ(コスワース→トヨタ)でした。

MF1を買収したスパイカーはフェラーリエンジンを搭載します。

2008年のエンジンメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリトロロッソフォースインディア
  • メルセデスマクラーレン
  • ホンダホンダスーパーアグリ
  • BMWBMWザウバー
  • ルノールノーレッドブル
  • トヨタトヨタウィリアムズ

2008年も前年と同様の6つのエンジンメーカーが供給しています。

この年はエンジン変更がなく、スパイカーを買収したインドのフォースインディアが、スパイカーと同じフェラーリエンジンを搭載します。

そして、リーマンショックによる世界的な金融危機により、この年を最後にホンダの第3期F1活動が終了しました。

2009年のエンジンメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリトロロッソ
  • メルセデスマクラーレンフォースインディアブラウンGP
  • BMWBMWザウバー
  • ルノールノーレッドブル
  • トヨタトヨタウィリアムズ

ホンダが去り、2009年は5つのエンジンメーカーになりました。

フォースインディアがフェラーリからメルセデスに変更。ホンダから1ポンドでチームを譲り受けたロス・ブラウン率いるブラウンGPも、メルセデスエンジンを使用します。

そして、2009年を最後にトヨタとBMWも、世界的な金融危機の影響で、F1を撤退しました。

次のページでは、2010年代のエンジンメーカーと使用コンスタラクターを紹介します

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サーキットでの興奮をあなたに伝えたい
MOTORSPORT観戦記

サーキットは非日常を味わえる特別な空間です。そんな素晴らしいモータースポーツの世界を、ひとりでも多くの方に伝えたい・・・。そんな思いでMOTORSPORT観戦記と題し、記事に認めました。




2件のコメント

いろいろエンジンメーカーにも変遷があるのですね。競争の激しさを伺うことが出来ます。
今後、もし内燃機関ではなく、モーターによる駆動のみになった場合、こういったスペックについては、モーターやバッテリーの供給メーカーが話題の中心になるのでしょうか。
エンジンの発するエキゾースト音はとても魅力的ですが、モーターにはモーターの魅力があると嬉しいな…と思います。

gentlestreetriderさん、コメントありがとうございます。

とりあえず2030年まではエンジン+モーターのハイブリットですが、2031年以降はどうなるのでしょうか・・・。

マクラーレン メルセデスならぬ、マクラーレン ダイナックス パナソニック!? ウィリアムズ 名電舎 LGなんて??

確かにモーターの魅力もあるかもしれませんが、サーキット観戦の最大の魅力はあの激しい爆音。フォーミュラEを観ていても個人的には唆られません。

でも、時代の流れには逆らえませんよね。

2031年を楽しみに待つとしましょう。

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ABOUT US
大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。