2020年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、ハース、アルファロメオ
- メルセデス:メルセデス、ウィリアムズ、レーシングポイント
- ルノー:ルノー、マクラーレン
- ホンダ:レッドブル、アルファタウリ
2020年も供給するパワーユニットメーカーは4つ。
この年はパワーユニットを変更したコンストラクターは無く、トロロッソから名称変更したアルファタウリは、引き続きホンダを使用します。
2021年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、ハース、アルファロメオ
- メルセデス:メルセデス、ウィリアムズ、マクラーレン、アストンマーティン
- ルノー:アルピーヌ
- ホンダ:レッドブル、アルファタウリ

2025年ホンダレーシングギャラリーにて
2021年も4つのパワーユニットメーカーが供給。
マクラーレンはルノーと別れ、久々にメルセデス製パワーユニットを搭載します。
また、この年からレーシングポイントがアストンマーティンに、ルノーはアルピーヌに名称が変更しますが、パワーユニットは変更前から変わりません。
そして、この年を最後のホンダが撤退します。
2022年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、ハース、アルファロメオ
- メルセデス:メルセデス、ウィリアムズ、マクラーレン、アストンマーティン
- ルノー:アルピーヌ
- RBPT:レッドブル、アルファタウリ
2022年はホンダが去り、レッドブルパワートレインズ(RBPT)が引き継ぎ、パワーユニットメーカーは4社とまま。
レッドブルとアルファタウリは、当然自社系列のパワーユニットを使用します。
2023年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、ハース、アルファロメオ
- メルセデス:メルセデス、ウィリアムズ、マクラーレン、アストンマーティン
- ルノー:アルピーヌ
- ホンダRBPT:レッドブル、アルファタウリ
ホンダの施設などを引き継いだレッドブルパワートレインズ(RBPT)でしたが、自社だけでの運営は厳しく、ホンダが大幅にバックアップして、名称はホンダRBPTになった2023年。
この年は全コンストラクターともにパワーユニットを変更しませんでした。
2024年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、ハース、ザウバー
- メルセデス:メルセデス、ウィリアムズ、マクラーレン、アストンマーティン
- ルノー:アルピーヌ
- ホンダRBPT:レッドブル、レーシングブルズ
2024年も4つのパワーユニットメーカーが供給し、供給先の変更もありませんでしたが、アルファロメオのネーミングライツが終了して、ザウバーの名称が復活。またアルファタウリはレーシングブルズ(RB)に名称を変更しています。
2025年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター
- フェラーリ:フェラーリ、ハース、ザウバー
- メルセデス:メルセデス、ウィリアムズ、マクラーレン、アストンマーティン
- ルノー:アルピーヌ
- ホンダRBPT:レッドブル、レーシングブルズ
2025年も供給するパワーユニットメーカーは4社のまま。供給先の変更もありません。
そして、この年を最後にルノーがF1活動を終了します(アルピーヌ名義でコンストラクターとしては以降も継続)。
2026年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター(予定)
- フェラーリ:フェラーリ、ハース、キャデラック
- メルセデス:メルセデス、ウィリアムズ、マクラーレン、アルピーヌ
- ホンダ:アストンマーティン
- レッドブルフォード:レッドブル、レーシングブルズ
- アウディ:アウディ
2026年はF1のパワーユニットが大きく変更し、よりモーターでの出力が上がり、エンジンとモーターの出力比が約50:50になります。
そんな大変革を機にホンダが本格的にF1に復帰し、フォードがRBPTを手を組み、レッドブルフォードパワートレインズとして復活。
そして、アウディが満を持してF1に初挑戦をします。
前述の通りルノーが去ったため、F1にパワーユニットを供給するメーカーは、フェラーリ、メルセデス、ホンダ、レッドブルフォードパワートレインズ、アルディの5社になります。
自社のブランドを所有するルノーがパワーユニットの開発製造から撤退したアルピーヌは、メルセデスからパワーユニットの供給を受けることになり、ホンダはアストンマーティンと手を組みます。
またレッドブルフォードパワートレインズは、もちろんレッドブルとレーシングブルズに供給。アウディはシャシーも自社製で、フルコンストラクターとして参戦します。
最後に

今回は、1987年にF1にエンジンを供給したメーカーと、使用コンストラクターの推移を時系列で調べてみましたが、この約40年の間にF1にエンジンを供給したメーカーは実に26社!
まあ、1990年代まではとんでもないメーカーが作り出したとんでもないエンジンもありましたが、それにしてもこんなに参入していたとは・・・驚きでした。

そんなエンジンメーカーの参戦年度を、右の図で表してみました。
1990年代までは、ジャッドやイルモア、そしてコスワースなど、いわゆるエンジンチューナーがエンジンを製造して参入していましたが、自動車メーカーが多く参入した2000年代になると競争が厳しくなり撤退します。
フェラーリは、F1が始まった1950年から今日まで途切れることなく供給し、メルセデスも1994年の参入以来絶え間なく供給。
ルノーは1998年から途中3年間の空白があるものの、長く供給していましたが、2025年で終了するのは寂しい限りです。
そしてホンダは・・・復活と撤退の繰り返し・・・。
各メーカーで、F1への関わり方がかなり違いますね。
昨今、アメリカでのF1人気が高まり、フォードがレッドブルと組んで復活し、同じくアメリカのGMもキャデラック名義でコンストラクターとして参戦し、パワーユニットの開発もしているようです。
次はどんな自動車メーカーがF1に参入するのか、楽しみでなりません。
ということで今回は以上。最後までご覧いただきましてありがとうございました。











いろいろエンジンメーカーにも変遷があるのですね。競争の激しさを伺うことが出来ます。
今後、もし内燃機関ではなく、モーターによる駆動のみになった場合、こういったスペックについては、モーターやバッテリーの供給メーカーが話題の中心になるのでしょうか。
エンジンの発するエキゾースト音はとても魅力的ですが、モーターにはモーターの魅力があると嬉しいな…と思います。
gentlestreetriderさん、コメントありがとうございます。
とりあえず2030年まではエンジン+モーターのハイブリットですが、2031年以降はどうなるのでしょうか・・・。
マクラーレン メルセデスならぬ、マクラーレン ダイナックス パナソニック!? ウィリアムズ 名電舎 LGなんて??
確かにモーターの魅力もあるかもしれませんが、サーキット観戦の最大の魅力はあの激しい爆音。フォーミュラEを観ていても個人的には唆られません。
でも、時代の流れには逆らえませんよね。
2031年を楽しみに待つとしましょう。