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F1エンジンメーカーと使用コンストラクターの推移(1987年-2026年)

2020年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリハースアルファロメオ
  • メルセデスメルセデスウィリアムズレーシングポイント
  • ルノールノーマクラーレン
  • ホンダレッドブルアルファタウリ

2020年も供給するパワーユニットメーカーは4つ。

この年はパワーユニットを変更したコンストラクターは無く、トロロッソから名称変更したアルファタウリは、引き続きホンダを使用します。

2021年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリハースアルファロメオ
  • メルセデスメルセデスウィリアムズマクラーレンアストンマーティン
  • ルノーアルピーヌ
  • ホンダレッドブルアルファタウリ
レッドブルとアルファタウリが搭載したホンダRA621H
2025年ホンダレーシングギャラリーにて

2021年も4つのパワーユニットメーカーが供給。

マクラーレンはルノーと別れ、久々にメルセデス製パワーユニットを搭載します。

また、この年からレーシングポイントがアストンマーティンに、ルノーはアルピーヌに名称が変更しますが、パワーユニットは変更前から変わりません。

そして、この年を最後のホンダが撤退します。

2022年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリハースアルファロメオ
  • メルセデスメルセデスウィリアムズマクラーレンアストンマーティン
  • ルノーアルピーヌ
  • RBPTレッドブルアルファタウリ

2022年はホンダが去り、レッドブルパワートレインズ(RBPT)が引き継ぎ、パワーユニットメーカーは4社とまま。

レッドブルとアルファタウリは、当然自社系列のパワーユニットを使用します。

2023年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリハースアルファロメオ
  • メルセデスメルセデスウィリアムズマクラーレンアストンマーティン
  • ルノーアルピーヌ
  • ホンダRBPTレッドブルアルファタウリ

ホンダの施設などを引き継いだレッドブルパワートレインズ(RBPT)でしたが、自社だけでの運営は厳しく、ホンダが大幅にバックアップして、名称はホンダRBPTになった2023年。

この年は全コンストラクターともにパワーユニットを変更しませんでした。

2024年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリハースザウバー
  • メルセデスメルセデスウィリアムズマクラーレンアストンマーティン
  • ルノーアルピーヌ
  • ホンダRBPTレッドブルレーシングブルズ

2024年も4つのパワーユニットメーカーが供給し、供給先の変更もありませんでしたが、アルファロメオのネーミングライツが終了して、ザウバーの名称が復活。またアルファタウリはレーシングブルズ(RB)に名称を変更しています。

2025年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター

  • フェラーリフェラーリハースザウバー
  • メルセデスメルセデスウィリアムズマクラーレンアストンマーティン
  • ルノーアルピーヌ
  • ホンダRBPTレッドブルレーシングブルズ

2025年も供給するパワーユニットメーカーは4社のまま。供給先の変更もありません。

そして、この年を最後にルノーがF1活動を終了します(アルピーヌ名義でコンストラクターとしては以降も継続)。

2026年のパワーユニットメーカーと使用コンストラクター(予定)

  • フェラーリフェラーリハースキャデラック
  • メルセデスメルセデスウィリアムズマクラーレンアルピーヌ
  • ホンダアストンマーティン
  • レッドブルフォードレッドブルレーシングブルズ
  • アウディアウディ

2026年はF1のパワーユニットが大きく変更し、よりモーターでの出力が上がり、エンジンとモーターの出力比が約50:50になります。

そんな大変革を機にホンダが本格的にF1に復帰し、フォードがRBPTを手を組み、レッドブルフォードパワートレインズとして復活。

そして、アウディが満を持してF1に初挑戦をします。

前述の通りルノーが去ったため、F1にパワーユニットを供給するメーカーは、フェラーリ、メルセデス、ホンダ、レッドブルフォードパワートレインズ、アルディの5社になります。

自社のブランドを所有するルノーがパワーユニットの開発製造から撤退したアルピーヌは、メルセデスからパワーユニットの供給を受けることになり、ホンダはアストンマーティンと手を組みます。

またレッドブルフォードパワートレインズは、もちろんレッドブルとレーシングブルズに供給。アウディはシャシーも自社製で、フルコンストラクターとして参戦します。

最後に

今回は、1987年にF1にエンジンを供給したメーカーと、使用コンストラクターの推移を時系列で調べてみましたが、この約40年の間にF1にエンジンを供給したメーカーは実に26社!

まあ、1990年代まではとんでもないメーカーが作り出したとんでもないエンジンもありましたが、それにしてもこんなに参入していたとは・・・驚きでした。

そんなエンジンメーカーの参戦年度を、右の図で表してみました。

1990年代までは、ジャッドやイルモア、そしてコスワースなど、いわゆるエンジンチューナーがエンジンを製造して参入していましたが、自動車メーカーが多く参入した2000年代になると競争が厳しくなり撤退します。

フェラーリは、F1が始まった1950年から今日まで途切れることなく供給し、メルセデスも1994年の参入以来絶え間なく供給。

ルノーは1998年から途中3年間の空白があるものの、長く供給していましたが、2025年で終了するのは寂しい限りです。

そしてホンダは・・・復活と撤退の繰り返し・・・。

各メーカーで、F1への関わり方がかなり違いますね。

昨今、アメリカでのF1人気が高まり、フォードがレッドブルと組んで復活し、同じくアメリカのGMもキャデラック名義でコンストラクターとして参戦し、パワーユニットの開発もしているようです。

次はどんな自動車メーカーがF1に参入するのか、楽しみでなりません。

ということで今回は以上。最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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サーキットでの興奮をあなたに伝えたい
MOTORSPORT観戦記

サーキットは非日常を味わえる特別な空間です。そんな素晴らしいモータースポーツの世界を、ひとりでも多くの方に伝えたい・・・。そんな思いでMOTORSPORT観戦記と題し、記事に認めました。




2件のコメント

いろいろエンジンメーカーにも変遷があるのですね。競争の激しさを伺うことが出来ます。
今後、もし内燃機関ではなく、モーターによる駆動のみになった場合、こういったスペックについては、モーターやバッテリーの供給メーカーが話題の中心になるのでしょうか。
エンジンの発するエキゾースト音はとても魅力的ですが、モーターにはモーターの魅力があると嬉しいな…と思います。

gentlestreetriderさん、コメントありがとうございます。

とりあえず2030年まではエンジン+モーターのハイブリットですが、2031年以降はどうなるのでしょうか・・・。

マクラーレン メルセデスならぬ、マクラーレン ダイナックス パナソニック!? ウィリアムズ 名電舎 LGなんて??

確かにモーターの魅力もあるかもしれませんが、サーキット観戦の最大の魅力はあの激しい爆音。フォーミュラEを観ていても個人的には唆られません。

でも、時代の流れには逆らえませんよね。

2031年を楽しみに待つとしましょう。

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ABOUT US
大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。