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【新人の当たり年は何年?】F1デビューシーズン別ドライバー生涯成績表(2000年代編)

2004年デビュードライバーの生涯成績

ドライバー出走PP優勝表彰台FLpts
C.クリエン51000014
T.グロック95003151
G.パンターノ1500000
G.ブルーニ1800000

この年は4人のドライバーがF1にデビューしたが、出世頭はティモ・グロックだ。

2004年にジョーダンから終盤の3戦に出走したが光る走りはなかった。

その後はアメリカに渡りチャンプカーに参戦した後、GP2に出場し、2007年にチャンピオンを獲得後、トヨタからF1に再デビューする。

トヨタでは2008年のハンガリーグランプリと2009年のシンガポールグランプリで2位を獲得するなど、通算3度表彰台に上がった。

2005年デビュードライバーの生涯成績

ドライバー出走PP優勝表彰台FLpts
C.アルバース4600004
N.カーティケヤン4800005
R.ドーンボス1100000
P.フリーザッハー1100003
T.モンテイロ3700107
V.リウッツィ81000026

6人のドライバーがデビューした2005年も不作の年だった。

その中で唯一表彰台を獲得したティアゴ・モンテイロの記録は、ミシュラン勢14台が棄権したあの2005年アメリカグランプリでのもの。

6人の中ではレッドブルやトロロッソで活躍したヴィタントニオ・リウィツィが一応出世頭か。

2006年デビュードライバーの生涯成績

ドライバー出走PP優勝表彰台FLpts
井出有治400000
R.クビサ9711121274
S.スピード2800000
F.モンタニー700000
山本左近2100000
N.ロズベルグ206302357201594.5

2006年にデビューしたのは6人。

その中でキャリアを通じてもっとも活躍したのは、1982年チャンピオンのケケ・ロズベルグの息子であるニコ・ロズベルグだ。

GP2(現FIA-F2)の初代チャンピオンを引っさげてウィリアムズからデビューしたロズベルグは、2010年にメルセデスに移籍する。

当時はまだ常勝軍団ではなかったメルセデスだが、チームメイトとして復帰したミハエル・シューマッハを凌ぐ走りを見せると、2012年の中国グランプリで初優勝を果たす。

2013年からチームメイトがルイス・ハミルトンに変わると劣勢に変わり、ハミルトンが2014年、2015年と連覇し、自身は選手権2位に甘んじる。

しかし2016年、ハミルトンとの死闘を制し、悲願のワールドチャンピオンを獲得した。

またこの年はロバート・クビサもBMWからデビューしている。

クビサはそのBMWザウバーで2008年のカナダグランプリで優勝し、将来のチャンピオンと称されたが、2011年シーズン前にラリーで事故を起こし負傷しF1参戦を断念。

2019年にウィリアムズから復帰を果たすも、以前のような速さはなくなっていた。

2007年デビュードライバーの生涯成績

ドライバー出走PP優勝表彰台FLpts
M.ヴィンケルホック100000
H.コバライネン1121142105
E.スーティル1280001124
中嶋一貴3600009
L.ハミルトン2669895165533778
S.ベッテル2585753121383018

2007年シーズンは6人のドライバーがデビューした。その中でその後チャンピオンを獲得するドライバーをふたり輩出した。

ひとりはルイス・ハミルトン。2007年のデビュー年に、いきなりトップチームのマクラーレンに加入すると、2度のチャンピオンであるチームメイトのフェルナンド・アロンソを選手権で上回る成績を残す。

そして翌2008年にはフェリペ・マッサとのチャンピオンシップ争いを制し、デビュー2年目にしてF1ワールドチャンピオンとなった。

2013年にメルセデスに移籍し、パワーユニット時代に突入した2014年から2020年まで圧倒的な強さを見せ7シーズン中6度チャンピオンを獲得する。

現在7度の世界チャンピオンはミハエル・シューマッハと並んでF1史上最多の記録だ。

そして、2007年デビューのもうひとりのチャンピオンがセバスチャン・ベッテル。

負傷したロバート・クビサの代役として、アメリカグランプリに出場すると、才能を認められ中盤戦からトロロッソでレギュラードライバーの座を射止めた。

2008年、その下位チームのトロロッソながら、イタリアグランプリでポールトゥウィンを決めると、2009年からレッドブルにステップアップする。

そのレッドブルでは2010年から2013年までチャンピオンシップ4連覇を達成し、多くの最年少記録を更新した。

2015年にフェラーリに移り、2021年現在はアストンマーティンで活躍している。

その他この2007年はヘイキ・コバライネンもデビューしている。

この年ルノーからデビューしたコバライネンは、翌年にマクラーレンに移籍して、その年のハンガリーグランプリで、キャリア唯一のF1優勝を果たした。

次のページでは、2008年以降にデビューしたドライバーの生涯成績を紹介し、最後は2000年代デビュードライバーを総括します。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。