F1は所属するチームやそのマシンによって大きく結果が左右しますが、果たして現役F1ドライバーで誰が最強なんだろう?
F1ファンの誰もが思うこの疑問。
そこで今回は、2020年のF1グランプリに参戦するF1ドライバーで誰が最強かを、F1観戦歴30年のF1ファンが勝手にランキングしてみます。
今回はモータースポーツジャーナリストでもなくただのF1ファンである私が、世界で20名しかいないF1ドライバーを偉そうにも勝手にランキングしています。本文中、本来尊敬するF1ドライバーに対し失礼な言い回しがありますが、今回のみお許しください。一度F1ジャーナリストみたいなことをしたかったんです・・・。
ランキングの説明
例)
総合 | 速さ | 強さ | 実績 | 年齢 |
---|---|---|---|---|
B | C | B | C | 28歳 |
出走 | 優勝 | PP | FL |
---|---|---|---|
132 | 6 | 4 | 7 |
2019年 チームメイト比較 | ぴぴ | ぷうか |
---|---|---|
予選対決 | 12勝 | 10勝 |
決勝ポイント | 78ポイント | 63ポイント |
※2019年シーズン終了時点
予選でのフレッシュタイヤでの一発の速さを『速さ』として、決勝での劣化したタイヤでの安定した走りやタイヤマネージメントなどのレース運び、バトルでの強さを『強さ』として、それを合わせて『総合』とし、S・A〜Eの6段階で表し総合ランキングとします。
ちなみに『実績』という欄を設けましたが過去の実績は評価せず、2019年現在の実力とします。
チームメイト対決の予選対決は、両ドライバーが参加した予選セッションのみを対象とします。
【第19位】アントニオ・ジョヴィナッツィ
総合 | 速さ | 強さ | 実績 | 年齢 |
---|---|---|---|---|
E | D | E | E | 26歳 |
出走 | 優勝 | PP | FL |
---|---|---|---|
23 | 0 | 0 | 0 |
2019年 チームメイト比較 | ジョヴィナッツィ | ライコネン |
---|---|---|
予選対決 | 9勝 | 10勝 |
決勝ポイント | 14ポイント | 43ポイント |
※2019年シーズン終了時点
2017年に急遽ザウバーからデビューしたジョヴィナッツィ選手は、6年ぶりのイタリア人ドライバーでした。
90年代は大勢いたイタリア人F1ドライバーですが、2020年には唯一の存在になり、ジョヴィナッツィ選手はイタリアの名門フェラーリの育成ですが、これまでのところあまり目立った成績は残せてません。
チャンピオン経験者のチームメイト、ライコネン選手を相手に予選では後半戦に盛り返し9勝10敗と善戦しましたが、決勝で29ポイントも差をつけられてしまっては・・・。
ライコネン選手ももう40歳なので、一回り以上若いジョヴィナッツィ選手はもっと頑張らなければならないと思います。
【第18位】ランス・ストロール
総合 | 速さ | 強さ | 実績 | 年齢 |
---|---|---|---|---|
E | E | D | D | 21歳 |
出走 | 優勝 | PP | FL |
---|---|---|---|
62 | 0 | 0 | 0 |
2019年 チームメイト比較 | ストロール | ペレス |
---|---|---|
予選対決 | 2勝 | 18勝 |
決勝ポイント | 21ポイント | 52ポイント |
※2019年シーズン終了時点
ある程度富裕層が多いと言われているF1ドライバーですが、その中でもストロール選手は群を抜いての御坊茶魔です。
ただし、F1ドライバーにまで上り詰めたことからも分かるとおり、2017年のアゼルバイジャングランプリなど、時より見せる、レースをまとめ上げるチカラは目を見張るものがあります。
しかしチームメイトのペレス相手に予選では2勝18敗、シリーズポイントでは2倍以上の差をつけられてしまっては、評価を下げざるをえません。
【第17位】ジョージ・ラッセル
総合 | 速さ | 強さ | 実績 | 年齢 |
---|---|---|---|---|
D | D | D | E | 21歳 |
出走 | 優勝 | PP | FL |
---|---|---|---|
21 | 0 | 0 | 0 |
2019年 チームメイト比較 | ラッセル | クビサ |
---|---|---|
予選対決 | 21勝 | 0勝 |
決勝ポイント | 0ポイント | 1ポイント |
※2019年シーズン終了時点
2019年デビューの4名は総じて評価が高かったのですが、その中で直下カテゴリーであるF2でチャンピオンに輝いたのはこのラッセル選手です。
2019年はチームメイトのクビサ選手を相手に全グランプリでアウトクオリファイを達成しています。
ただし残念ながらクビサ選手は、もう昔のBMWザウバーの頃の彼ではありません。
そのためラッセル選手は今年以降、競争力のあるマシンに乗って強力なチームメイトを得た後、本当の評価が下されます。
【第16位】ロマン・グロージャン
総合 | 速さ | 強さ | 実績 | 年齢 |
---|---|---|---|---|
D | D | D | D | 33歳 |
出走 | 優勝 | PP | FL |
---|---|---|---|
166 | 0 | 0 | 1 |
2019年 チームメイト比較 | グロージャン | マグヌッセン |
---|---|---|
予選対決 | 7勝 | 13勝 |
決勝ポイント | 8ポイント | 20ポイント |
※2019年シーズン終了時点
2012年のデビューから速いがクラッシュするドライバーという印象があり、通常は長い経験や年齢とともに危険を回避し安定した走りができるようになるのが一般的ですが、グロージャン選手の場合F1で8シーズンを過ごした現在でも時折驚くようなクラッシュをしてしまいます。
F1ブーム世代からすると現代版チェザリスと言ったところでしょうか。
ツボにはまると速いドライバーなのですが、2019年はハースのマシンがタイヤに負担がかかる失敗作で、決勝では抜かれるシーンばかりでしたね。
【第15位】ダニール・クビアト
総合 | 速さ | 強さ | 実績 | 年齢 |
---|---|---|---|---|
D | D | D | D | 25歳 |
出走 | 優勝 | PP | FL |
---|---|---|---|
95 | 0 | 0 | 1 |
2019年 チームメイト比較 | クビアト | アルボン |
---|---|---|
予選対決 | 6勝 | 6勝 |
決勝ポイント | 27ポイント | 16ポイント |
2019年 チームメイト比較 | クビアト | ガスリー |
---|---|---|
予選対決 | 1勝 | 8勝 |
決勝ポイント | 10ポイント | 32ポイント |
※2019年シーズン終了時点
2019年にF1に返り咲いたクビアト選手。
デビュー時にはシンデレラボーイの如く、トロロッソからレッドブルへ上り詰めましたが、経験不足が露呈して評価を一気に下げてしまいましたね。
2019年にF1に戻ってきたクビアト選手は、予選ではチームメイトに負けることも見受けられましたが、どんな状況でも着実にゴールまでマシンを走らせる安定感がありました。
表彰式を獲得した2019年のドイツグランプリは、その最もたる例ですね。
余談ですが、青いマシンにカーナンバー26は、かつてのリジェを思い起こさせてくれます。
【第14位】エスティバン・オコン
総合 | 速さ | 強さ | 実績 | 年齢 |
---|---|---|---|---|
D | D | C | D | 23歳 |
出走 | 優勝 | PP | FL |
---|---|---|---|
50 | 0 | 0 | 0 |
※2019年シーズン終了時点
1年の浪人の末、2020年からF1に復帰するオコン選手。
フォースインディア時代は、中堅ドライバーとして長くF1に参戦するペレス選手を相手にいつもランデブー走行をしており、周囲からも評価されていましたね。
2020年は、ペレス選手よりもさらに速さに定評があるリカルド選手がチームメイトということで、オコン選手の評価を上げる相手としては不足ありません。
メルセデスの育成ドライバーということで、今年の結果次第では、2021年よりボッタス選手に代わりメルセデスより参戦できるかもしれません。
次のページでは、第13位以下のランキングを発表します。
あのF1チャンピオンはいつ現れるのか!?
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