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同じ車種でも全然違う!?同一車種のGT500・GT300・市販車比較

【2021年】ホンダ・NSX-GT(NC型)

GT500GT300市販車
全長× 全幅× 全高4725× 1950× 1150mm4612× 2039× 1160mm4535× 1940× 1215mm
ホイールベース2750mm2630mm2630mm
駆動方式FRMRMR
エンジン仕様直列4気筒シングルターボV型6気筒ツインターボV型6気筒ツインターボ+モーター
排気量2.0L3.5L3.5L

NSX-GTのGT500マシンも市販車のNSXのイメージを色濃く残すデザインだ。

ベースが2シーターのため、クラス1規定の長いホイールベースに合わせて12cmもストレッチさせているにもかかわらず、誰がみてもすぐにNSXだとわかるプロポーションは、素晴らしいの一言だ。

NSX-GTのGT500マシン(クラス1)
2021年スーパーGT最終戦にて

だがこのマシンをよく見ると、排気管の出口がマシン中央部にある・・・。

そう、市販車のNSXがエンジンがキャビン後方にあるミッドシップレイアウトなのに対し、NSX-GTのGT500マシンは規定によりフロントエンジンのFRレイアウトなのだ。

MRだった頃(2019年)のNSX-GTのGT500マシン
2019年スーパーGT第2戦にて

NSX-GTのGT500マシンは、2019年まで市販車と同じミッドシップレイアウトを採用し、特認車両として参戦していた。

しかし2020年からFRのみしか参戦ができなくなったため、FR化を決断したのだ。

マシンを見比べるとボンネットがやや長くなり、キャビンが後方になった感はあるが、そこはさすがホンダの技術力で、MRのNSXらしさをしっかりと残している。

対するNSX-GTのGT300マシンは、GT500マシンと違い、市販車同様キャビン後方にエンジンを搭載したミッドシップレイアウトだ。

NSX-GTのGT300マシン(FIA-GT3)
2021年スーパーGT最終戦にて

外観は市販車には無い大きなGTウイングが装着されているため、一見すると大きく印象が異なるように見えるが、FIA-GT3規定で製造されたため、ウイング以外のプロポーションは市販車のNSXを忠実に再現している。

また、ホイールベースも市販車とまったく同じ数値のため、サイドから見ても間伸びした印象はない。

エンジン仕様もV型6気筒ツインターボで排気量も3.5Lで同一だが、唯一違うのがモーターの有無。

市販車の売りである3モーターは搭載されず、エンジンのみで駆動するのが最大の違いだ。

【2016年】レクサス・RC F

GT500GT300市販車
全長× 全幅× 全高5010× 1950× 1150mm4805× 2000× 1292.5mm4705× 1850× 1390mm
ホイールベース2750mm2730mm2730mm
駆動方式FRFRFR
エンジン仕様直列4気筒シングルターボV型8気筒NAV型8気筒NA
排気量2.0L5.3L5.0L

今度は時代を少し遡り、レクサスのRC Fを見てみよう。

RC FのGT500マシン(クラス1)
2016年スーパーGT第2戦にて

GT500のレクサスRC Fは2016年まで参戦したマシンだ。

大柄なRC Fは、GT500クラスで採用されるクラス1規定のサイズにバッチリとハマった。

ボンネットがやや低く、キャビンが小さいのが少々気になるが、市販車のイメージをしっかり表現している。

それにも増して市販車を忠実に再現しているのが、2021年現在も参戦するGT300のRC F。

2021年現在も参戦するRC FのGT300マシン(FIA-GT3)だがヘッドライト周辺のデザインはMC前のまま
2021年スーパーGT最終戦にて

FIA-GT3規定で設計されているので、市販車然としているのは当然だが、キャビンが大きく全高が異常に高いRC Fをレーシングマシンに仕立てるのには、相当の苦労があったと伺い知れる。

ただしひとつだけ懸念点が・・・。

現在市販車はヘッドライト周りのデザインが一新されているが、GT300に参戦するRC Fは2021年シーズンもなお、マイナーチェンジ前のヘッドライト周辺のデザインを踏襲しているのが少々残念だ。

次のページでは、さらに時代を遡り、初代ホンダNSXと日産フェアレディZ(Z33)のGT500・GT300・市販車を比べてみます!

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奥が深いモータースポーツ撮影の世界
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モータースポーツ撮影歴18年。腕に覚えは全く無いが、知識だけは豊富なワタクシぴぴが、レース撮影について偉そうに解説します。




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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。