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【祝F1復活!】サーキット紹介『イスタンブールパーク』編

2020年、コロナ禍でF1スケジュールの再編が行われ、トルコグランプリが復活した。

そのトルコグランプリが開催されるイスタンブールパークは、F1カレンダーへの復活を期待する声が高かっただけに、私を含め多くのファンが今回のレースを期待してやまない。

そこで今回はイスタンブールパークをあらためて紹介し、過去のレースを振り返ってみたいと思う。

9年ぶりのF1開催

トルコグランプリが開催されるイスタンブールパークは、最近まで開催されていた最新鋭のサーキットというイメージがあるが、前開催を見てみると2011年と、2012年から2019年まで8年ものあいだF1を開催していなかった。

今、金曜フリー走行を視聴しているが、どのドライバーもドリフトしまくりで、F1ドライバー曰く『東京ドリフト』状態!

じつはイスタンブールパーク、F1が開催されなくなってからは『中古車展示場になる』という記事を読んだ記憶もあり、本日のF1復活の前はレースが開催されていなかったので、ホコリが乗っていてグリップしないためであろう。

この状態でよくF1を開催できるグレード1を所有していたなあと思っていたが、今回の復活開催の直前に再取得したらしい・・・。

ちなみに現在のサーキット所有者は、かつてのF1界のドンであるバーニー・エクレストン。

モータースポーツの世界でもっとも影響力があるエクレストンが所有しているにもかかわらず、なぜ8年もF1を開催しなかったのかは・・・謎だ!

ヘルマン・ティルケが設計した最高傑作のサーキット

ヘルマン・ティルケの最高傑作と言われるイスタンブールパークは、多くのドライバーに絶賛されていた。

特にターン8と呼ばれる左に大きく回り込むコーナーは、スパ・フランコルシャンのオールージュや鈴鹿サーキットの130Rなど、世界の名だたるコーナーと並び称された。

持つ超高速の複合コーナーのターン8(上記航空写真の一番上)は、時速260km/hでアプローチし、3つのエイペックスを通過まで8秒をようして最大5Gの荷重が掛かる。

あまりにもGが大きいコーナーなので、ドライバーだけでなくマシンにも負担が大きく、当時のミシュランタイヤがブローしまくったことを思い出す。

またターン8だけでなく、全体的に自然の起伏を生かしたチャレンジングなレイアウトで、特にターン12(上記航空写真の一番左)では追い抜きシーンも多く見られた。

過去のレース

それでは2005年から7年間にわたりイスタンブールパークで開催された、トルコグランプリの結果を見てみる。

Rd.優勝ドライバーコンストラクター
200514キミ・ライコネンマクラーレン
200614フェリペ・マッサフェラーリ
200712フェリペ・マッサフェラーリ
20085フェリペ・マッサフェラーリ
20097ジェンソン・バトンブラウンGP
20107ルイス・ハミルトンマクラーレン
20114セバスチャン・ベッテルレッドブル

イスタンブールパークはフェリペ・マッサが強いサーキットとして当時から話題になっており、2006年から2008年まで3連覇を達成している。

現役ドライバーでは、若きキミ・ライコネンが初開催で優勝しており、2010年にはルイス・ハミルトン、2011年の最後の年はセバスチャン・ベッテルが勝利をあげている。

ライコネンは2005年当時も現役バリバリだったんだよなあ・・・。

最後に

過去にF1を開催したサーキットの中でも、特に復活を待ち望む声が高かったイスタンブールパーク。

FIAがその声を聞いてくれたのかは定かではないが、2020年に復活を遂げてくれたのは私としても本当に嬉しい限りだ。

1000馬力とも言われるパワーユニットに多くのダウンフォースを発生する現在のマシンで、ターン8でピレリタイヤが悲鳴を上げないかと一抹の不安があるが、是非とも素晴らしいレースを展開し、ファンから多くの賞賛の声が上がり、(来年の暫定カレンダーが発表されているので)再来年以降も開催されることを期待したい。

というこので今回は、過去のトルコグランプリとイスタンブールパークを少しだけ紹介してみましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

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1件のコメント

イスタンブールはマッサの得意コースの印象が強いですね。
事故での負傷後はダメでしたが、あの時のマッサが見たかったです。

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ABOUT US
大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。