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佐藤こころ選手は只者ではなかった!?完全ワインメイクのKYOJO FORMULAで2位発進!!

今年2025年からF4規格のフォーミュラマシンになるKYOJO CUP。

そんな新たなマシンでの幕開けを前に、富士スピードウェイで2月20-21日の2日間に渡りシーズン前合同テストが行われました。

KYOJO CUPサイトによるテスト結果がこちら(トップ10)。

1日目(2月20日)

順位No.ドライバーベストタイムラップ
186Rio Shimono1’44.21441
238S.KOKORO1’45.02654
37Miki Onaga1’45.20531
48Sasaki Rami1’45.53459
546Ayumu Nagai1’45.66051
653Miku.Ikejima1’45.85552
732Kilei Kanemoto1’45.97133
81Aimi Saito1’46.06739
987Ryu Yamamoto1’46.32945
1037Hana Burton1’46.50936
出典:KYOJO CUPサイトより引用

総合(2月20-21日)

順位No.ドライバーベストタイムラップ
186Rio Shimono1’44.21487
28Sasaki Rami1’45.004116
338S.KOKORO1’45.026105
453Miku.Ikejima1’45.080105
57Miki Onaga1’45.20587
64Mako Hirakawa1’45.36591
746Ayumu Nagai1’45.44397
81Aimi Saito1’45.63097
939T.RIONA1’45.70289
1032Kilei Kanemoto1’45.83087
出典:KYOJO CUPサイトより引用
2025年KYOJO CUPのマシン KC-MG01
2024年スーパーフォーミュラ第4戦にて

FIA-F4の参戦経験がある下野璃央選手のトップタイムは予想されていましたが、注目したいのが初日2位、総合3位に入った佐藤こころ選手。昨年、当ブログで何度も取り上げた選手です。

昨年初めてKYOJO CUPに参戦した16歳の佐藤こころ選手ですが、初年度は毎レース20位前後のフィニッシュ。それがKYOJO CUP主力選手を押し退けて総合3位に躍進したから驚かれた方も多いでしょう。

フォーミュラになった途端になぜ・・・覚醒したの?? ってね。

でも、昨年の結果は佐藤こころ選手が遅かったからではないんです。

実は昨年までのKYOJO CUPはワンメイクといえど、チームによりマシン性能が少々違っていたらしい。

まあF1でもよくあるように、レギュレーションの隙間をついたテクニックなど、経験豊富なチームには様々なノウハウがあったようです。

佐藤こころ選手
2024年KYOJO CUP第5戦にて

しかし、佐藤こころ選手が昨年所属していたELEVレーシングドリームのメインは筑波サーキットで、富士スピードウェイで行われるKYOJO CUPは初参戦。

筑波では名の知れたELEVですが、富士やVITAでのデータやノウハウは富士をよく知るトップチームには劣ります。

でも、今年から始まったKYOJO CUPのKC-MG01は運営側がマシンを管理する完全ワンメイク。完全イコールコンディションなのです。

マシンが同じならばドライバーの実力次第。

その実力ならば佐藤こころ選手は申し分なし。

なんと言っても男性ドライバーがひしめく全日本カートで紅一点参戦して優勝を経験し、選手権5位に入ったのだから、KYOJO CUPのドライバーでトップクラスの実績を持つ佐藤こころ選手の実力は折り紙付きです。

ということで、KYOJO CUPがVITAからフォーミュラになっていきなり佐藤こころ選手が覚醒したわけではなく、その実力がしっかりとタイムに現れただけ。元々才能はあったのです。

Juju選手
2024年スーパーフォーミュラ第4戦にて

Juju選手のスーパーフォーミュラ参戦で女性レーシングドライバーが注目をされる昨今。

トヨタとしても才能のある女性ドライバーの発掘を目的にKYOJO CUPを全面サポートしており、その一員として抜擢された佐藤こころ選手に相当な期待を持っているはず。

シーズン前テストの結果を見るとKYOJO CUPの新たなヒロインが誕生しそうな予感がします。

KYOJO CUPでチャンピオンになり、スーパーGTやスーパーフォーミュラに参戦する日も近いかも。

そこで有名男性ドライバーをオーバーテイク・・・いやー、夢が広がりますね!

佐藤こころ選手
2024年KYOJO CUP第5戦にて

成長盛りの最年少16歳。そんな彼女の活躍を今シーズンも注目したいと思います!

シーズンが待ち遠しい!!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。