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スーパーGT GT500チームのタイトルスポンサーは何の会社?メーカーとのつながりは?全15チームを調べてみた

スーパーGTに参戦するチームのタイトルスポンサーは何の会社か?

世間に認知されている会社もあれば、レース業界では知られている会社でも、じつはどんな職種なのかはあまり知られていない会社もある。

そして、トヨタ・ホンダ・日産の3メーカーがバックアップするGT500クラスでは、そのメーカーと密接に関係を持っているタイトルスポンサーもあれば、まったく関係のないスポンサーもある。

そこで今回は、スーパーGT GT500クラスに参戦する全15チームのタイトルスポンサーの職種と、各自動車メーカーとの関わりについて調べてみた。

では、2020年にチャンピオンを獲得したホンダ系GT500チームから紹介してみよう。

スタンレー(チームクニミツ)

スタンレー電気は、東京都目黒区に本社を置く自動車機器や電子機器を製造販売する会社で、主に自動車の電球を製造販売している。

レイブリックブランドは2020年で終了し2021年からスタンレーブランドに統一されたため、長年レイブリックのロゴを纏っていたチームクニミツも2021年シーズンからスタンレーカラーに変更されている。

ホンダとの関係

本田技研工業が同社の株式を所有しているが、株式比率は全体の5.7%(2020年3月現在)なので、影響力はさほどないものとみられる。

オートバックス(ARTA)

2020年スーパーGT最終戦にて

ARTAのメインスポンサーは言わずと知れたオートバックスセブンで、東京都江東区に本社を置く国内最大のカー用品チェーンのオートバックスやスーパーオートバックスを運営する。

ARTAはオートバックスと鈴木亜久里氏が世界に通用するドライバーを発掘、育成する目的で設立されたプロジェクトだったが、2018年よりスポーツブランドへと進化したことを発表した。

ホンダとの関係

さまざまな車種を取り扱うカー用品店ということもあり、ホンダをはじめ自動車メーカーとの資本関係は無い。

現在はホンダとの関係が深い同社だが、日産スカイラインGT-Rで全日本GT選手権に参戦していた過去がある。

レッドブル(チーム無限)

2020年スーパーGT最終戦にて

レッドブルは1987年にオーストリアで誕生したエナジードリンクのメーカー。

2017-2019はトムスをサポート

F1のレッドブルレーシングやアルファタウリを所有しているレッドブルは、モータースポーツ界で知らないものはいないほどさまざまなカテゴリーに巨額のスポンサー活動を行なっている。

スーパーGT進出は2017年で、トムスのマシンに大きくロゴが掲げられた後、2020年からチーム無限のタイトルスポンサーになっている。

ホンダとの関係

ホンダとの資本関係は無いが、F1でレッドブルとアルファタウリのマシンにホンダ製パワーユニットが搭載されている。

Astemo(リアルレーシング)

出典:https://car.watch.impress.co.jp/

リアルレーシングのタイトルスポンサーを務めるAstemo(正式名=日立Astemo)は、東京都千代田区に本社を置く自動車部品メーカー。

リアルレーシングのタイトルスポンサーは、長くケーヒンが務めていたが、2021年1月に日立オートモーティブズシステムズを存続会社として、ケーヒン、ショーワ、日信工業を合併した日立Astemoが設立したため、ケーヒンを引き継ぐカタチで2021年から同チームのタイトルスポンサーになった。

ホンダとの関係

前身となるケーヒン、ショーワ、日信工業は本田技研工業の100%子会社だった。

合併して日立Astemoになってからは本田技研工業の株式比率が33.4%になったが、以前ホンダ系の企業と言える。

Modulo(ナカジマレーシング)

2020年スーパーGT最終戦にて

Moduloは、ホンダが販売する純正用品を開発販売するホンダアクセスのブランドで、主にエアロパーツやホイールを手掛けている。

ホンダアクセスのブランドとしてはModuloの他に、カーオーディオやナビゲーションを取り扱うGathersがある。

ホンダとの関係

Moduloブランドを所有するホンダアクセスは、本田技研工業の100%子会社だ。

ナカジマレーシングは長年メインスポンサーを務めたエプソンやPIAAが数年前からスポンサー活動を縮小したが、ホンダの100%子会社が強力にサポートするあたりは、さすがF1時代からホンダの大きな後ろ盾がある中嶋悟監督のチームならではと言える。

次のページでは、トヨタ系、日産系GT500クラスのタイトルスポンサーの職種と、各自動車メーカーとの関わりについて紹介します。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。