今年もWEC富士が開幕しましたね。
2012年の新生WEC開催から全ての富士スピードウェイでのレースを観戦している私。当然今回も行きますよ。日曜日だけですが。
今回の見所は何といってもトヨタvs.フェラーリ。
不可解なBoPがあったものの、50年ぶりに復帰したフェラーリは100回記念のル・マン24時間を制覇し、大盛り上がりしたことが記憶に新しいですね。
ただ2023年のWECシリーズは、今までのところル・マン24時間以外は全てトヨタが制しているんです。
- 第1戦 セブリング トヨタ7号車
- 第2戦 ポルティマオ トヨタ8号車
- 第3戦 スパフランコルシャン トヨタ7号車
- 第4戦 ル・マン フェラーリ51号車
- 第5戦 モンツァ トヨタ7号車
さらにトヨタは地元富士でめっぽう強く、新生WECが開幕した2012年以降の9開催で8度の優勝を飾っています。あのアウディやポルシェが強かった時代も、ここだけは速いんです。
やっぱり優勝の大本命はトヨタ。ただ個人的にはフェラーリとの僅差のレースを期待したいと思っています。
その他にも昨年話題になった羽根なしプジョー9X8や、今年から参戦するLMDh勢のキャデラックとポルシェも参戦。今年のハイパーカーは実に豪華ですね。
ということでWEC富士のハイパーカーのエントリーリストがこちら。
No. | チーム | マシン | ドライバー |
---|---|---|---|
2 | キャデラックレーシング | キャデラックVシリーズ.R | E.バンパー A.リン R.ウエストブルック |
4 | ヴァンウォールレーシングチーム | ヴァンウォールヴァンダーヴェル680 | E.グエリエリ T.ヴォーティエ JP.デ・オリベイラ |
5 | ポルシェペンスキーモータースポーツ | ポルシェ963 | D.キャメロン M.クリステンセン F.マコヴィッキ |
6 | ポルシェペンスキーモータースポーツ | ポルシェ963 | K.エストレ A.ロッテラー L.ヴァントール |
7 | トヨタガズーレーシング | トヨタGR010 HYBRID | M.コンウェイ 小林可夢偉 J.マリア・ロペス |
8 | トヨタガズーレーシング | トヨタGR010 HYBRID | S.ブエミ B.ハートレー 平川亮 |
38 | チームジョタ | ポルシェ963 | A.フェリック・ダ・コスタ W.スティーブンス Y.イーフェイ |
50 | フェラーリAFコルセ | フェラーリ499P | A.フッコ M.モリーナ N.ニールセン |
51 | フェラーリAFコルセ | フェラーリ499P | A.ピエール・グイディ J.カラド A.ジョヴィナッティ |
93 | プジョー | プジョー9X8 | P.ディ・レスタ M.イェンセン J=E.ベルニュ |
94 | プジョー | プジョー9X8 | L.デュバル G.メネゼス S.バンドーン |
99 | プロトンコンペティション | ポルシェ963 (LMDh) | N.ジャニ G.ブルーニ H.ティンクネル |
参戦リストを見ると元F1ドライバー(青ライン)のエントリーも多く、さすが世界選手権、ドライバーラインナップはトップレベルです。
記憶に新しい元F1ドライバーとしては一昨年までアルファロメオに所属していたアントニオ・ジョヴィナッツィ選手(フェラーリ51号車)でしょう。
またブレンドン・ハートレー選手(トヨタ8号車)やストフェル・バンドーン選手(プジョー94号車)も最近までF1に参戦してましたね。
またポール・ディ・レスタ選手(プジョー93号車)やセバスチャン・ブエミ選手(トヨタ8号車)も長くF1に参戦していたので、記憶にあるファンも多いかもしれません。
その中でも参戦ドライバー中F1でNo.1の実績を誇るのが小林可夢偉選手(トヨタ7号車)で、彼は唯一F1で表彰台を獲得しており、今回もトヨタ7号車の牽引役として大活躍してくれることでしょう。
・・・ただね、WEC富士で彼を見れないのは残念でした。ジャック・ヴィルヌーヴ選手。
2023年のWECシリーズは、数年前のフェルナンド・アロンソ選手以来のF1世界チャンピオン参戦で話題となりましたが、ブランクが長すぎたのか多くのミスをして第3戦終了後に所属するヴァンウォールを解雇・・・。富士で見たかったなあ。
また、日本ゆかりのドライバー(赤ライン)もトップカテゴリーに多く参戦しています。
トヨタから参戦する小林可夢偉選手(トヨタ7号車)や平川亮選手(トヨタ8号車)はもちろんのこと、スーパーGTに参戦中のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手(ヴァンウォール2号車)もエントリー。
また、かつてフォーミュラニッポン(スーパーフォーミュラ)やスーパーGTに長く参戦を続けていたアンドレ・ロッテラー選手(ポルシェペンスキー6号車)や、ロイック・デュバル選手(プジョー94号車)も来日します。
国内モータースポーツも大好きな私としては彼らの活躍にも期待したいです。
ということで、明日は6時間のレースを様々なコーナーで観戦&撮影をし、存分に楽しんできたいと思います。
その模様は後日『観戦記』という形でこのブログにアップしますので、興味のある方はまた覗いて見てください。