1/43のミニカーを実車のように撮影し、実車の現役時代を紹介するこのコーナー、今回はマクラーレンが1993年F1グランプリに投入した、MP4/8を取り上げていきたいと思います。
ザックリ見出し
マクラーレンMP4/8の外観チェック
まずはマクラーレンMP4/8の外観をチェックしてみます。
ドニントンパークでの伝説のオープニングラップ
マクラーレンMP4/8は伝説のF1ドライバーであるアイルトン・セナが、マクラーレンで最後に乗ったマシンです。
MP4/8を語る上で欠かせないエピソードといえば、ドニントンパークサーキットで行われた雨の1993年ヨーロッパグランプリです。
4番手グリッドからスタートしたセナは、スタートに失敗し1コーナーを5番手で通過しますが、シューマッハ・ベンドリンガー・ヒル・プロストをオープニングラップで抜き去り、実況の三宅アナウンサー曰く、「鬼神のような走り」で、オープニングラップをトップでコントロールラインを通過しました。
雨に翻弄されたレースは、7回のタイヤ交換が行われた末、当時最強を誇ったウィリアムズFW15Cを駆るライバルプロストをラップダウンして、セナのMP4/8が優勝を飾ったレースでした。
マクラーレンMP4/8を実車のように撮る!
それではマクラーレンMP4/8を撮影していきます。
もちろんテーマはいつものように、『実車のように撮る!』です。
カーナンバー8はアイルトン・セナのマシン。
マクラーレンMP4/8の横には、1993年の最強マシンであるウィリアムズFW15C。
ウィリアムズFW15Cのドライバーはアラン・プロスト。
この年限りでプロストが引退したため、最後のセナプロ対決となった。
タバコ広告禁止国では、Marlboroロゴの代わりにチームロゴやストロボマークが描かれていたが、現在発売されるミニカーではそれすらも禁止されているのか、かなりのっぺりとした印象になってしまいます。
以上、マクラーレンMP4/8を実車のように?撮影してみました。
今回登場したミニカー
今回撮影に登場したミニカーを紹介します。
【ixo製】マクラーレンMP4/8
デアゴスティーニF1マシンコレクションの第19号で、IXO製です。
【ixo製】ウィリアムズFW15C
2017年2月に発売されたデアゴスティーニF1マシンコレクションの第3号で、IXO製になります。
【マテル製】フェラーリF93A
マテル製の特別バージョンで、2013年前後に発売されたモデルだったと記憶しています。
おそらく現在は絶版だと思います。
マクラーレンのその後
1988年から、ホンダとアイルトン・セナとともに黄金期を迎えていたマクラーレンでしたが、1992年を最後にホンダエンジンを失い、この1993年シーズンでアイルトン・セナもチームを離脱します。
この年フォードのカスタマー契約問題など翻弄したエンジンについては、1994年からランボルギーニなども候補に上がりますが、プジョーと契約するも1年で決別。
そして1995年からメルセデスエンジンを搭載し、1996年には鬼才エイドリアン・ニューウェイ氏を獲得することにより、徐々に速さを取り戻していきます。
その結果、大きくレギュレーションが変更した1998年から最強チームとして2年連続でドライバーズチャンピオンを獲得し、メルセデスとは20年に渡る協力関係を築き上げていきました。
以上、今回はマクラーレンMP4/8を取り上げてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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