トヨタ系GT500チームの2021年ラインナップ
つづいては、昨年最終戦の最終ラップの最終コーナーで涙を呑み、2021年はリベンジに燃えるトヨタ陣営。
トヨタ系GT500 6チーム中3チームでドライバーの顔ぶれが変更されたほか、1チームはメインスポンサーの変更もあり、カラーリングが大きく変更をしている。
そんなGRスープラを使用するトヨタ系GT500チームを見ていこう。
ルーキーレーシングの2021年ラインナップ
ドライバー | 大嶋和也 山下健太 |
カーナンバー | 14 |
タイヤ | ブリヂストン |
メインスポンサー | ENEOS |
昨年のシリーズ順位 (ドライバー) | 7位 |
昨年のシリーズ順位 (チーム) | 6位 |
2020年からチームルマンに替わりトヨタ陣営に加わったルーキーレーシングは、TOYOTA GAZOO RACINGの姉妹的存在のチーム。
ドライバーは昨年から引き続きの大嶋一也選手と、2021年から山下健太選手が加入し、チームルマンが2019年にチャンピオンを獲得したコンビが復活する。
メインスポンサーはWAKO’SからENEOSにスイッチするが、このオレンジのENEOSカラーもチームルマン時代の2016年以来の復活となる。
レーシングプロジェクトバンドウの2021年ラインナップ
ドライバー | 国本雄資 宮田莉朋 |
カーナンバー | 19 |
タイヤ | ヨコハマ |
メインスポンサー | WedsSport |
昨年のシリーズ順位 (ドライバー) | 17位 |
昨年のシリーズ順位 (チーム) | 14位 |
スーパーGTを運営するGTAの坂東正明代表が興し、現在はご子息の板東正敬氏が監督を務めるレーシングプロジェクトバンドウは、昨年同様に国本雄資選手と宮田莉朋選手のコンビを継続する。
国本雄資選手はチーム在籍6年目でGT500クラス参戦10年目、宮田莉朋選手はGT500クラスフル参戦2年目※。
※宮田莉朋選手は2019年にスポットで参戦経験あり
トヨタ陣営で唯一タイヤが異なるレーシングプロジェクトバンドウは、ヨコハマタイヤの出来がチームの成績を大きく左右する。
トムス(36号車)の2021年ラインナップ
ドライバー | 関口雄飛 坪井翔 |
カーナンバー | 36 |
タイヤ | ブリヂストン |
メインスポンサー | au |
昨年のシリーズ順位 (ドライバー) | 4位 |
昨年のシリーズ順位 (チーム) | 4位 |
トヨタ系チームのエース的存在であるトムスは、2021年も2台体制での参戦となる。
36号車はGT500クラス参戦9年目でチーム4年目の関口雄飛選手と、ルーキーレーシングから移籍するGT500クラスフル参戦3年目※の坪井翔選手のコンビになる。
※2018年にスポットでGT500参戦実績あり
2017年12月にゲームコンテンツ会社のモブキャストに全株式を譲渡したトムスだが、2020年6月に株式の80%を創設者の館信秀氏とトムス代表の谷本勲氏が設立したT2が買い戻したため、今シーズンは館信秀監督のさらなる手腕が発揮されるのでは、と期待している。
トムス(37号車)の2021年ラインナップ
ドライバー | 平川亮 S.フェネストラズ |
カーナンバー | 37 |
タイヤ | ブリヂストン |
メインスポンサー | KeePer |
昨年のシリーズ順位 (ドライバー) | 2位 |
昨年のシリーズ順位 (チーム) | 2位 |
トムスのもう1台37号車は、近年36号車よりも好成績を収めており、昨年も最終戦の最終周、最終コーナーまでチャンピオン争いをリードしていた。
ドライバーラインナップは、ニック・キャシディ選手に替わり36号車からサッシャ・フェネストラズ選手が37号車にチェンジし、チーム在籍7年目※の平川亮選手とコンビを組む。
※別途2014年に2レースどうチームよりスポットで参戦実績あり
2017年にチャンピオンを獲得して以降、3年連続でシリーズ2位の辛酸を舐めているトムス37号車だが、今年こそ4年ぶりのチャンピオン奪取を掲げている。
セルモの2021年ラインナップ
ドライバー | 立川祐路 石浦宏明 |
カーナンバー | 38 |
タイヤ | ブリヂストン |
メインスポンサー | ZENT |
昨年のシリーズ順位 (ドライバー) | 4位 |
昨年のシリーズ順位 (チーム) | 10位 |
セルモのドライバーラインナップは、今年も変わらず立川祐路選手と石浦宏明選手のコンビ。
立川祐路選手は全日本GT選手権時代の1999年以来のチーム所属驚異の23年目で、全スーパーGTドライバー中最長になる。
石浦宏明選手は2015年のチーム加入以来7年目で、石浦宏明選手は2020年限りでのスーパーフォーミュラ卒業を発表しており、今年はスーパーGT(と取締業)に専念する最初の年になる。
サードの2021年ラインナップ
ドライバー | H.コバライネン 中山雄一 |
カーナンバー | 39 |
タイヤ | ブリヂストン |
メインスポンサー | デンソー KOBELCO |
昨年のシリーズ順位 (ドライバー) | 9位 |
昨年のシリーズ順位 (チーム) | 8位 |
トヨタのモータースポーツ部門と古くからつながりの深いサードは、昨年チームルマン から脇阪寿一監督が移籍し一気にメディアへの露出が多くなり、注目を集めている。
ドライバーはF1で優勝をあげた実績もある所属7年目のヘイキ・コバライネン選手と、昨年からチームに加入した中山雄一選手のコンビを今年も継続する。
名門チームのさらなる好成績を期待したい。
以上、トヨタ系GT500クラス6チームのラインナップ紹介でした。
次のページでは、日産系GT500クラス4チームのラインナップを紹介をしますので、引き続き下記のボタンからどうぞ!
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