ホンダ系レーシングチーム
ホンダの2020年スーパーGT体制発表は、『東京オートサロン2020』のホンダブースで行われました。
ジェンソン・バトン選手とナレイン・カーティケヤン選手の元F1ドライバーの離脱や、中嶋大祐選手の引退により2019年に比べると大きく変更したラインナップになりました。
【8】ARTA
ドライバー | 野尻智紀 福住仁嶺 |
監督 | 鈴木亜久里 |
カーナンバー | 8 |
タイヤ | ブリヂストン |
メインスポンサー | AUTOBACS |
昨年のシリーズ順位 (ドライバー) | 10位 |
昨年のシリーズ順位 (チーム) | 10位 |
2020年のARTAは伊沢拓也選手に代わり昨年同チームのGT300クラスに所属してチャンピオンを獲得した福住仁嶺選手が昇格というカタチで加入します。
ヨーロッパでGP3やFIA-F2に参戦していた実力派の若手である福住仁嶺選手が、GT500マシンをどのように乗りこなすのか注目したいですね。
チームメイトは安定感のある野尻智紀選手がチーム所属6年目としてシーズンをむかえます。
【16】チーム無限
ドライバー | 武藤英紀 笹原右京 |
監督 | 中野信治 |
カーナンバー | 16 |
タイヤ | ヨコハマ |
メインスポンサー | Red Bull |
昨年のシリーズ順位 (ドライバー) | 15位 |
昨年のシリーズ順位 (チーム) | 15位 |
チーム無限は武藤英紀選手がチーム所属4シーズン目になります。
そしてチームメイトには、昨年限りでレーシングドライバーを引退した中嶋大祐選手に代わり、今年から笹原右京選手が加入します。
F1で優勝するほどのエンジンを製作していた名門ブランドの無限が、(会社は当時とは違うが)昨年ドライバー選手権・チーム選手権ともに最下位とは悲しい限りです。
ぜひ今年こそは良いところを見せてもらいたいと切に願います。
【17】リアルレーシング
ドライバー | 塚越広大 B.バケット |
監督 | 金石勝智 |
カーナンバー | 17 |
タイヤ | ブリヂストン |
メインスポンサー | KEIHIN |
昨年のシリーズ順位 (ドライバー) | 6位 |
昨年のシリーズ順位 (チーム) | 7位 |
リアルレーシングはホンダGT500チームでは唯一昨年の体制を踏襲します。
塚越広大選手はチーム所属12年目、ベルトラン・バゲット選手は昨年につづき2年目のシーズンです。
個人的には昨年の開幕戦でチームクニミツとのトップ争いで追突し、トップを走行していたチームクニミツを押し出してしまった塚越広大選手の去就を心配していましたが、無事リアルレーシングに留まり安心しました。
【64】ナカジマレーシング
ドライバー | 伊沢拓也 大津弘樹 |
監督 | 中嶋悟 |
カーナンバー | 64 |
タイヤ | ダンロップ |
メインスポンサー | Modulo |
昨年のシリーズ順位 (ドライバー) | 12位 |
昨年のシリーズ順位 (チーム) | 12位 |
ナカジマレーシングはドライバーが2名ともに変更します。
伊沢拓也選手はARTAからの移籍、大津弘樹選手は昨年ドラゴコルセでGT300クラスに参戦し、2020年がGT500クラス初参戦となります。
昨年11月に行われたスーパーGT×DTM特別交流戦ではハンコックタイヤのワンメイクで行われ、ナカジマレーシングのナレイン・カーティケヤン選手が優勝を飾り、チーム力の高さを見せたレースとなりました。
そのため、あとはダンロップタイヤ次第ということになりますが、開発能力に定評のある伊沢拓也選手が加入したことにより、ダンロップタイヤの性能が向上し少しでも上位に顔を出してくれたら、と思います。
【100】チームクニミツ
ドライバー | 山本尚貴 牧野任祐 |
監督 | 高橋国光 |
カーナンバー | 100 |
タイヤ | ブリヂストン |
メインスポンサー | RAYBRIG |
昨年のシリーズ順位 (ドライバー) | 8位 |
昨年のシリーズ順位 (チーム) | 9位 |
昨年まで元F1世界チャンピオンのジェンソン・バトン選手が所属し話題だったチームクニミツですが、今年そのバトン選手はスーパーGTを引退しました。
昨年のF1日本グランプリで金曜フリー走行に出走した山本尚貴選手はF1に帯同するという噂もありましたが、日本残留を決めチームクニミツ6年目、スーパーGT GT500クラスでは11年目のシーズンに挑みます。
両雄は牧野任祐選手で、昨年のナカジマレーシングからホンダのエースチームに移籍して、今年が勝負の年になると見られています。
次のページでは、日産系GT500レーシングチームの2020年ラインナップを紹介します。
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