人気記事:『ミニカーで振り返るF1マシン』シリーズ

現役F1ドライバー最強は?観戦歴30年のF1ファンが勝手にランキング

【第13位】ケビン・マグヌッセン

総合速さ強さ実績年齢
DDCD27歳
出走優勝PPFL
103002
2019年
チームメイト比較
マグヌッセングロージャン
予選対決13勝7勝
決勝ポイント20ポイント8ポイント

※2019年シーズン終了時点

2014年、F1デビュー戦のオーストラリアグランプリでいきなり2位表彰台を獲得し、その速さを周囲に見せつけましたね。

もちろんマシンが当時トップチームの一角だったマクラーレンということもありますが、新人時代からすでに速さを持っていました。

ハースに移籍してからはチームメイトのロマン・グロージャン選手と常に同じ位置で激しいバトルを繰り広げており、2019年はハースのマシンが失敗作で他のマシンに抜かれる場面が多く見られましたが、基本的にマグヌッセン選手はレース中のバトルでの強さが印象的です。

【第12位】ピエール・ガスリー

総合速さ強さ実績年齢
DCDD23歳
出走優勝PPFL
47002
2019年
チームメイト比較
ガスリーフェルスタッペン
予選対決1勝11勝
決勝ポイント63ポイント181ポイント
2019年
チームメイト比較
ガスリークビアト
予選対決8勝1勝
決勝ポイント32ポイント10ポイント

※2019年シーズン終了時点

ピエール・ガスリー選手の2019年シーズンを見て、レーシングドライバーはマシンの相性と気持ちの入り具合によってこんなにも速さに左右されると知りました。

GP2チャンピオンでスーパーフォーミュラでも抜群の速さを見せ、F1昇格後はチームメイトに対して多くのグランプリでアウトクオリファイしており、特に2019年の後半戦にトロロッソに復帰してからはクビアト選手を相手に予選対決で8勝1負と大勝し、ブラジルグランプリの2位表彰台も最後ハミルトンを相手に競り負けずに良いレースをしました。

一発の速さは素晴らしく、今後経験とともにブラジルグランプリの時のようなレースでの強さが培われていってくれれば、素晴らしいドライバーになっていくものと思います。

【第11位】アレクサンダー・アルボン

総合速さ強さ実績年齢
DCDD23歳
出走優勝PPFL
21000
2019年
チームメイト比較
アルボンクビアト
予選対決6勝6勝
決勝ポイント16ポイント27ポイント
2019年
チームメイト比較
アルボンフェルスタッペン
予選対決1勝7勝
決勝ポイント76ポイント97ポイント

※2019年シーズン終了時点

2019年に彗星の如く現れたタイ人F1ドライバー、アレクサンダー・アルボン選手。

リカルド選手のレッドブル離脱から、玉突きで急遽トロロッソからデビューが決まり、ガスリー選手の不振から瞬く間にトップチームであるレッドブルに昇格し、まさにサクセスストーリーと言ったところです。

2019年シーズン後半戦のレッドブル昇格後は大きなミスが少なく、決勝のポイントでチームメイトのフェルスタッペン選手の97ポイントに対し76ポイントと善戦しました。

アルボン選手とガスリー選手で甲乙つけ難く、どちらをランキング上位にしようかと迷いましたが、ルーキーシーズンということを考え、アルボン選手を上位にしました。

【第10位】ランド・ノリス

総合速さ強さ実績年齢
CCDD20歳
出走優勝PPFL
21000
2019年
チームメイト比較
ノリスサインツ
予選対決10勝10勝
決勝ポイント49ポイント96ポイント

※2019年シーズン終了時点

2019年デビューの新人4名は素晴らしいシーズンを過ごしましたが、中でもランド・ノリス選手は上昇マクラーレンとともに一番メディアに露出していました。

レースではPUトラブルに泣かされることもあり、またまだ経験不足といった印象でバトルでの弱さが少しだけ気になりましたが、予選一発は素晴らしかったです。

F1界では一定の評価があるカルロス・サインツ選手相手に、デビューシーズンに予選チームメイト対決でイーブンだったことは本当に凄いと思います。

【第9位】セルジオ・ペレス

総合速さ強さ実績年齢
CCCC29歳
出走優勝PPFL
179004
2019年
チームメイト比較
ペレスストロール
予選対決18勝2勝
決勝ポイント52ポイント21ポイント

※2019年シーズン終了時点

2011年のデビューからF1で9シーズンを過ごしたペレス選手は、179戦を戦い若年化するF1ドライバーの中ではもうベテランに近い存在です。

その間中堅チームで参戦し、レース運びのうまさで時折表彰台を獲得するなど、実力者として評価されています。

当初はメキシコマネーの助けもあり2011年にF1デビューを果たしましたが、デビューシーズンはチームメイトの小林可夢偉選手を相手に差をつけられてしまいました。

小林可夢偉選手は日本のスポンサーのバックアップが無く数年後にF1参戦を断念し、ペレス選手は当初メキシコマネーでF1に参戦し、年数とともに実力が身についてきました。

そして現在ペレス選手がF1で評価されているのを見ると、可夢偉選手のF1離脱が今でも残念でなりません。

【第8位】カルロス・サインツ

総合速さ強さ実績年齢
CCBC25歳
出走優勝PPFL
102000
2019年
チームメイト比較
サインツノリス
予選対決10勝10勝
決勝ポイント96ポイント49ポイント

※2019年シーズン終了時点

父親は世界ラリー選手権で2度のチャンピオンを獲得したカルロス・サインツ選手で、自身もF1の登録では同名の名前を使用しています。

2015年、ともにルーキーイヤーのカルロス・サインツ選手とマックス・フェルスタッペン選手はトロロッソでチームメイトとなり、決勝ではポイントで破れましたが、後に評価を上げるフェルスタッペン選手を相手に予選では10勝9敗と勝ち越したことからも、非常に速いドライバーであることがわかります。

近年は速さに加え決勝での強さも加わり、2019年は上昇マクラーレンとともにチームの柱として選手権6位という好成績をあげました。

【第7位】キミ・ライコネン

総合速さ強さ実績年齢
BCAA40歳
出走優勝PPFLタイトル
3152118461
2019年
チームメイト比較
ライコネンジョヴィナッツィ
予選対決10勝9勝
決勝ポイント43ポイント14ポイント

※2019年シーズン終了時点

かつてフェラーリやマクラーレンで素晴らしいスピードとメディアに媚びない性格でファンを魅了したキミ・ライコネン選手も40歳になり、性格は幾分丸くなり以前に比べると少しだけ速さに陰りもみられます。

ただ20歳近くも離れた若者を相手に一歩も引かぬレースをし、チームメイトの若いジョビナッツィ選手を相手にポイントで大勝したのも分かるとおり、まだまだ現役バリバリのレース運びのうまさを持っています。

レース中相手とバトルをしていてもぶつけない技術は流石であり、状況が厳しい場面でもマシンをゴールまで運ぶところは、ライコネン選手ならではの抜きに出た才能だと思います。

次のページでは、いよいよ6位から1位のランキングを発表します。

フェルスタッペン・ベッテル・ハミルトンはいつ登場するか!?

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。