昨日はベルギーグランプリの決勝が行われた。
結果はメルセデスのハミルトンが盤石のレースで優勝をし、2位にボッタス、3位にレッドブルのフェルスタッペンと、今シーズンの力関係がそのまま結果に表れた。
しかしその後ろが面白かった。
アルファタウリのガスリーがただひとりスタートからハードタイヤを選択して、序盤からオーバーテイクをなんども見せる力強いレースをした。
不運なタイミングでセーフティーカーが入って、ピットストップ後は後方に沈んだが、その後も積極的なオーバーテイクで8位まで順位を上げる活躍だった。
来週のモンツァ、再来週のムジェロと、今後もスパ・フランコルシャン同様に高速コースがつづくため、期待が膨らむ結果となった。
ちなみにガスリーは、ファンが選ぶドライバーオブザディに選ばれている。
ルノーのリカルドも、レッドブル時代の2014年に優勝をしている得意コースのひとつであるスパで、素晴らしいレースを見せた。
今シーズンは、メルセデスの2台とフェルスタッペンの上位3台が、他のマシンを大きく引き離すレース展開がほとんどだが、リカルドは3位フェルスタッペンの後方3秒差まで詰めたレースで、最終周でファステストラップを記録した。
一方フェルスタッペンの僚友であるアルボンは、今回のレースでもフェルスタッペンに大きく離された上、ルノーの2台にも先行される6位でレースを終えた。
低迷といえばそのアルボンよりもさらに深刻なのがフェラーリの2台。
いや、こちらはドライバーではなくマシンの競争力のなさが深刻だ。
予選ではなんとかQ1を突破したが、Q2で力なく脱落し、ルクレール13番手、ベッテル14番手とまったく振るわなかった。
決勝ではもっと酷く、直線スピード不足からケメルストレートでさまざまなチームに抜かれ、完走17台中ベッテル13位、ルクレール14位と燦々たる結果だった。
昨年はここスパでポールトゥフィニッシュをしたのに、1年でこの落胆は一体・・・昨年のグレーなパワーユニットの違法性をあらためて疑ってしまう。
ということで今日の一枚は、ベッテルがポールポジションを獲得した2019年F1日本グランプリの写真。
撮影日 | 2019年10月13日 |
イベント | 2019年 F1 日本GP |
観戦記 | 2019F1日本GP観戦記vol.1 レッドブルの火花に興奮!予選編 |
場所 | 鈴鹿サーキット |
カメラ | キヤノンEOS5D MarkⅣ |
レンズ | キヤノンEF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM +1.4×Ⅲ |
シャッタースピード | 1/30 |
F値 | F11 |
焦点距離 | 560mm |
ISO | 100 |
予選でのベッテルのキレた走りを、後方から超スローシャッターで捉えた!
DAZNの放送では、このフェラーリの低迷ぶりを1980年の312T5以来だと言っていたが、正直その時代を私は知らない。
私の知っている限りだと1992年。
当時のF92Aも辛いレースがつづいたが、あのマシンはダブルフロアという攻めたデザインが仇となった。
しかし今年のSF1000はまったくもって斬新な部分がなく、保守的すぎる故の遅さなのか・・・。
次戦は地元イタリアモンツァ、そして再来週はイタリアムジェロで行われるフェラーリ参戦1000戦目のレースなのに・・・。
心配なフェラーリ・・・ビノットさんの去就が気になる・・・。
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