日本の主要サーキットといえば日本のトップカテゴリーであるスーパーGTとスーパーフォーミュラが開催される鈴鹿サーキット、富士スピードウェイ、モビリティリゾートもてぎ、岡山国際サーキット、オートポリス、スポーツランドSUGOの6つのサーキット。
この中で1番速いサーキットはどこなのか?
「答えはもちろん富士の裾野のあのサーキットでしょ?」
もちろん私もそう思いました。でも調べてみると違ったのです!
明らかに1つのサーキットだけ飛び抜けて1周あたりの平均時速が違いすぎる。
ということで今回はスーパーフォーミュラの予選コースレコード(2023年12月現在)から平均速度を割り出し、ランキング形式で見てみたいと思います。
では、6位からいってみよう!
【第6位】岡山国際サーキット
日本の主要サーキットで1周あたりの平均速度がもっとも遅いのは岡山国際サーキットです。
狭い敷地に600mの短いホームストレートと700mのバックストレートを中低速のコーナーで繋ぐ形状のため、岡山国際サーキットの速度域はかなり遅いのです。
実際1994年に初めてF1を開催した時(当時はTIサーキット英田)、関係者が低速コースの代名詞であるモンテカルロ市街地コースを連想してミニモナコと言ったという逸話も残っています。
【第5位】モビリティリゾートもてぎ
平均速度:192.56km/h
- ラップタイム:1’29.757
- ドライバー:野尻智紀
- マシン:ダラーラSF19
- エンジン:ホンダM-TEC HR-417E
- 樹立日:2021年10月26日(2021年スーパーフォーミュラ第6戦)
日本の主要サーキットで2番目にラップあたりの平均速度が遅いのがモビリティリゾートもてぎです。
このサーキットの営業開始は1997年と日本の主要サーキットの中では設計がもっとも新しく、ヘルマン・ティルケが設計する近年のサーキットと同様にストップアンドゴーと呼ばれるストレートを低速コーナーで繋ぐ形状になっているためでしょう。
※もてぎはティルケ設計ではない
そしてオーバルが併設するため敷地も限られており、ストレートが短いことも平均速度が遅い原因です。
インディアナポリスモータースピードウェイのようにオーバルのホームストレートをロードコースに併用すれば、レイアウトに自由度ができてよかったのでは、と思うのですが・・・。
【第4位】オートポリス
平均速度:199.98km/h
- ラップタイム:1’24.140
- ドライバー:野尻智紀
- マシン:ダラーラSF19
- エンジン:ホンダM-TEC HR-417E
- 樹立日:2020年11月15日(2020年スーパーフォーミュラ第4戦)
第4位はオートポリスで平均速度は約200km/hでした。
ホームストレートは902mと平均的で、18個のコーナーも低速から高速までバランスよく配置されているため、平均速度は日本の主要サーキットの中では中間的な速度域です。
次のページでは日本主要サーキットの平均速度ランキングトップ3を紹介します!
平均速度:184.10km/h