日産系レーシングチーム
ホンダ同様日産も『東京オートサロン2020』で2020年のスーパーGT GT500体制発表を行いました。
2019年は厳しい成績で終わりましたが、3メーカー中唯一ベース車両や駆動方式の変更が無く、継続した開発ができる2020年は期待が持てますね。
またベース車両同様ドライバーのラインナップも大きな変更が無く、話題性が無い分活躍が期待できます。
【3】NDDPレーシング
ドライバー | 平手晃平 千代勝正 |
監督 | 田中利和 |
カーナンバー | 3 |
タイヤ | ミシュラン |
メインスポンサー | CRAFT Sports |
昨年のシリーズ順位 (ドライバー) | 9位 |
昨年のシリーズ順位 (チーム) | 6位 |
昨年日産勢で唯一勝利を手にしたのがNDDPレーシングです。
昨年トヨタから日産に電撃移籍した平手晃平選手は、その実力が認められ残留、チームメイトはNDDPレーシング参戦初年度の2018年に所属していた千代勝正選手が返り咲くカタチとなりました。
【12】チームインパル
ドライバー | 佐々木大樹 平峰一貴 |
監督 | 星野一義 |
カーナンバー | 12 |
タイヤ | ブリヂストン |
メインスポンサー | CALSONIC |
昨年のシリーズ順位 (ドライバー) | 13位 |
昨年のシリーズ順位 (チーム) | 14位 |
佐々木大樹選手はGT500クラス7年目でチームインパルでは2018年に加入以来3年目のシーズン、平峰一貴選手はGT500クラス初シーズンになります。
星野一義監督が現役時代から長年サポートを続けてきたメインスポンサーのカルソニックが昨年マレリと経営統合し、今年は濃いブルーのマレリカラーに変更になるかもしれないと多くのファンは心配していましたが、無事カルソニックカラーでの参戦が発表されました。
【23】ニスモ
ドライバー | 松田次生 R.クインタレッリ |
監督 | 鈴木豊 |
カーナンバー | 23 |
タイヤ | ミシュラン |
メインスポンサー | MOTUL |
昨年のシリーズ順位 (ドライバー) | 3位 |
昨年のシリーズ順位 (チーム) | 3位 |
松田次生選手はニスモ所属9年目(2006年〜2007年・2014年〜)でGT500参戦21年目、ロニー・クインタレッリ選手はニスモ所属8年目でGT500参戦が16年目になります。
スーパーGTの中で一番の人気チームであり、唯一自動車会社の完全子会社のレーシングチームです。
しかしその人気チームは2016年以来チャンピオンから遠ざかっており、昨年は遂に1勝もあげることができませんでした。
今年は前述のとおり3メーカーで唯一ベース車両や駆動方式に変更がなく、ドライバーもさらに円熟味を増しており、今年こそはチャンピオンに返り咲きたいところです。
【24】KONDOレーシング
ドライバー | 高星明誠 J.マーデンボロー |
監督 | 近藤真彦 |
カーナンバー | 24 |
タイヤ | ヨコハマ |
メインスポンサー | REALIZE |
昨年のシリーズ順位 (ドライバー) | 14位 |
昨年のシリーズ順位 (チーム) | 13位 |
2019年からドライバー変更の無かった近藤真彦監督率いるKONDOレーシング。
高星明誠選手はKONDOレーシング3年目、ヤン・マーデンボロー選手はGT500クラス4年目でKONDOレーシング2年目のシーズンです。
まとめ
No. | チーム | マシン | ドライバー |
---|---|---|---|
3 | NDDPレーシング | GT-R | 平手晃平 千代勝正 |
8 | ARTA | NSX | 野尻智紀 福住仁嶺 |
12 | チームインパル | GT-R | 佐々木大樹 平峰一貴 |
14 | ルーキーレーシング | スープラ | 大嶋和也 坪井翔 |
16 | チーム無限 | NSX | 武藤英紀 笹原右京 |
17 | リアルレーシング | NSX | 塚越広大 B.バゲット |
19 | レーシングプロジェクトバンドウ | スープラ | 国本雄資 宮田莉朋 |
23 | ニスモ | GT-R | 松田次生 R.クインタレッリ |
24 | KONDOレーシング | GT-R | 高星明誠 J.マーデンボロー |
36 | トムス | スープラ | 関口雄飛 S.フェネストラズ |
37 | トムス | スープラ | 平川亮 N.キャシディ |
38 | セルモ | スープラ | 立川祐路 石浦宏明 |
39 | サード | スープラ | H.コバライネン 中山雄一 |
64 | ナカジマレーシング | NSX | 伊沢拓也 大津弘樹 |
100 | チームクニミツ | NSX | 山本尚貴 牧野任祐 |
上の表が2020年のスーパーGT GT500クラスの全ラインナップで、黒文字は残留、青文字は移籍、赤文字はGT500初参戦を表しています。
個人的に2020年は移籍した大嶋和也選手、牧野任祐選手、伊沢拓也選手の3名のドライバーに注目します。
昨年のチャンピオンドライバーである大嶋和也選手はチーム撤退の憂き目に遭いましたが、ドライバーは1度タイトルを獲得するとシーズンを見据えての走りができ更なる高みに到達すると言われているので、移籍した新規チーム(実態はセルモ)でどのような活躍を見せてくれるのか楽しみですね。
あと下のYouTube動画をご覧頂ければわかりますが、物怖じせずに強気の言葉をガンガン言う牧野任祐選手も楽しみです。
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昨年はナカジマレーシングで悔しい思いもしたでしょうが、ホンダのエースチームへ昇格し、上位でガンガンレースをしてその強気の発言に磨きがかかれば、と個人的に楽しみにしています。
3人目の注目は伊沢拓也選手とナカジマレーシングです。
ホンダのエースチームであるARTAやチームクニミツを渡り歩いたベテランですが、今年からその開発能力が買われてナカジマレーシングに移籍します。
ぜひダンロップタイヤの競争力を上げてもらい、全日本GT選手権の頃のあの強かったナカジマレーシングをまた見せてもらいたいと、F1ブーム世代の私は切に願います。
その他、復活するスープラやFRになったNSXなど注目度満載の2020年のスーパーGT!
4月の岡山国際サーキットでの開幕が楽しみでなりません!
以上、今回は2020年スーパーGT GT500クラスの全ラインナップを紹介しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
締めようとしてるみたいだけど、日産の注目ポイントが何にも書かれていないぞ!