ロータス
F1チーム成績
F1参戦 | 1958年-1994年 |
出走回数 | 493 |
コンストラクターズタイトル | 7 |
ドライバーズタイトル | 6 |
優勝 | 79 |
ポールポジション | 107 |
ファステストラップ | 79 |
会社概要
市販車製造 | 1957年-(ロータスセブン) |
現在の主要株主 | 吉利汽車 |
売上高 | 不明 |
純利益 | 不明 |
従業員 | 不明 |
現行車種 (2020年現在) | エリーゼ エキシージ エヴォーラ イクオス・タイプ125 3-イレブン |
1958年からF1に参戦した、フェラーリに次ぐF1の名門チームで、コリン・チャップマンが設立したコンストラクター。
チャップマンのアイデアでさまざまな新技術をF1にもたらしたロータスでしたが、1994年を最後にF1を撤退することになりました。
ロータスもフェラーリ同様ロータスカーズという名称で市販車を製造していますが、フェラーリの高級路線とは違いライトウエイトスポーツカーを生産しており、エンジンは自社開発はせずにトヨタやコスワースなどから購入しています。
市販車部門はF1参戦とほぼ同時期に開始され、第一号は現在ケータハムで生産されているセブンでした。
マクラーレン
F1チーム成績
F1参戦 | 1966年- |
出走回数 | 867 |
コンストラクターズタイトル | 8 |
ドライバーズタイトル | 12 |
優勝 | 182 |
ポールポジション | 155 |
ファステストラップ | 154 |
会社概要
市販車製造 | 1993年-(マクラーレンF1) |
売上高 | 不明 |
純利益 | 不明 |
従業員 | 不明 |
現行車種 (2020年現在) | P1 GTR P1 Senna スピードテール 675LT 650S 625C 720S 570S 540C 570GT GT |
1966年にブルース・マクラーレンが創設したF1チームで、現在もF1に参戦する名門コンストラクター。
セナプロ時代やハッキネン時代、ハミルトン時代など、さまざまな年代でF1のトップチームとして活躍してきました。
市販車部門はマクラーレンカーズとして1990年に設立しました。
F1で名を馳せた鬼才ゴードン・マレーにより設計されたマクラーレンF1は当時日本円で1億円とも言われましたが、その価格でも売れば売るほど赤字になるほどの豪華装備でした。
当時はその1台限りのラインナップでしたが、その後ロン・デニスが市販車部門を強化して現在はマクラーレンオートモーティブとなり、多くのラインナップを抱える市販車メーカーになりました。
自動車メーカー系コンストラクター参戦数年表
年 | 自動車メーカー系コンストラクター | 参戦数 |
---|---|---|
1987 | フェラーリ・ロータス | 2 |
1988 | フェラーリ・ロータス | 2 |
1989 | フェラーリ・ロータス | 2 |
1990 | フェラーリ・ロータス・マクラーレン | 3 |
1991 | フェラーリ・ロータス・マクラーレン | 3 |
1992 | フェラーリ・ロータス・マクラーレン・ヴェンチュリー | 4 |
1993 | フェラーリ・ロータス・マクラーレン | 3 |
1994 | フェラーリ・ロータス・マクラーレン | 3 |
1995 | フェラーリ・マクラーレン | 2 |
1996 | フェラーリ・マクラーレン | 2 |
1997 | フェラーリ・マクラーレン | 2 |
1998 | フェラーリ・マクラーレン | 2 |
1999 | フェラーリ・マクラーレン | 2 |
2000 | フェラーリ・マクラーレン・ジャガー | 3 |
2001 | フェラーリ・マクラーレン・ジャガー | 3 |
2002 | フェラーリ・マクラーレン・ジャガー・ルノー・トヨタ | 5 |
2003 | フェラーリ・マクラーレン・ジャガー・ルノー・トヨタ | 5 |
2004 | フェラーリ・マクラーレン・ジャガー・ルノー・トヨタ | 5 |
2005 | フェラーリ・マクラーレン・ルノー・トヨタ | 4 |
2006 | フェラーリ・マクラーレン・ルノー・トヨタ・BMW・ホンダ・スパイカー | 7 |
2007 | フェラーリ・マクラーレン・ルノー・トヨタ・BMW・ホンダ・スパイカー | 7 |
2008 | フェラーリ・マクラーレン・ルノー・トヨタ・BMW・ホンダ | 6 |
2009 | フェラーリ・マクラーレン・ルノー・トヨタ・BMW | 5 |
2010 | フェラーリ・マクラーレン・ルノー・メルセデス | 4 |
2011 | フェラーリ・マクラーレン・ルノー・メルセデス | 4 |
2012 | フェラーリ・マクラーレン・メルセデス・ケータハム | 4 |
2013 | フェラーリ・マクラーレン・メルセデス・ケータハム | 4 |
2014 | フェラーリ・マクラーレン・メルセデス・ケータハム | 4 |
2015 | フェラーリ・マクラーレン・メルセデス | 3 |
2016 | フェラーリ・マクラーレン・メルセデス・ルノー | 4 |
2017 | フェラーリ・マクラーレン・メルセデス・ルノー | 4 |
2018 | フェラーリ・マクラーレン・メルセデス・ルノー | 4 |
2019 | フェラーリ・マクラーレン・メルセデス・ルノー・アルファロメオ | 5 |
2020 | フェラーリ・マクラーレン・メルセデス・ルノー・アルファロメオ | 5 |
まとめ
多くの日本人がF1を見始めた1987年当時、F1チームの運営を主とするフェラーリやロータス以外で、コンストラクターとしてマシンを開発し参戦する自動車メーカーは存在せず、エンジンの供給のみにとどまっていました。
しかし2000年代に入り、1960年代からDFVエンジンでF1と関わりを持っていたフォードがジャガーブランドでF1に参戦したのを皮切りに、ルノー・トヨタ・BMW・ホンダという世界規模の大手自動車メーカーがを参戦開始します。
自動車メーカーが参戦することでF1のブランドは一気に価値を高め、パドックやモーターホームもさらに華やかになり、そして市販車での技術がF1にフィードバックされルコとで技術の進化も急加速します。
しかしリーマンショックの影響で、トヨタとBMW、ホンダが撤退(2015年にパワーユニット供給というカタチで復帰)し、特にコンコルド協定にサインをしながら撤退したトヨタには、当時多くの批判の声が浴びせられました。
そんな中、F1にとどまる決断をしたルノー(2012年から2015年はエンジン供給のみ)と、2010年からフルコンストラクターとして復帰したメルセデス。
このふたつのメーカーの英断に、私は心の底から嬉しく思いました。
そして2020年現在、F1チーム運営を中心に高級スポーツカーを小規模に製造するフェラーリ・マクラーレンのほか、メルセデス・ルノー・アルファロメオ(ネーミングライツとして)が自動車メーカーとしてF1に参戦しています。
F1は2021年から予算額に上限を設けるいわゆるコストキャップ制を導入し、技術とアイデアで勝負できるF1を創造しようと考えており、複雑で特殊すぎる現在のパワーユニットは、今後メルセデスが市販車で導入しようと計画しており、それが世間に受け入れられたら他の自動車メーカーも開発に取り組むことでしょう。
その先にはF1の参戦も!?
また、多くの自動車メーカーが参戦していたあの華やかだったF1が観たい・・・。
もちろんF1の真髄はトップドライバーの真剣勝負ですが、大規模自動車メーカーによる技術力の真剣勝負もまた観たいのです!!
ということで、今回はF1コンストラクターとして参戦した13の自動車メーカーを紹介してみました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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