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チャンピオン獲得時のカーナンバーは?カーナンバー別チャンピオン獲得回数ランキング(1974-2020)

第3位カーナンバー【44】チャンピオン獲得回数6回

ハミルトンは【44】で6度チャンピオンを獲得
2019年日本GPにて
ルールドライバーコンストラクター
2014ドライバー固有L.ハミルトンメルセデス
2015ドライバー固有L.ハミルトンメルセデス
2017ドライバー固有L.ハミルトンメルセデス
2018ドライバー固有L.ハミルトンメルセデス
2019ドライバー固有L.ハミルトンメルセデス
2020ドライバー固有L.ハミルトンメルセデス

3番目にチャンピオンを獲得したカーナンバーは【44】だった。

このような大きな番号は、チーム固有カーナンバー制やコンストラクターズ順位制では使用されておらず、またチーム固有カーナンバー制やコンストラクターズ順位制では、チャンピオンを獲得した場合強制的に【1】を使用しなければならないため、以前は実現が難しかった。

しかしドライバー固有制導入以降は、チャンピオン獲得後も自身のカーナンバーを使用して良いため、このような状況が今後も考えられ、【44】をこよなく愛すF1界最強のドライバーであるルイス・ハミルトンは、今後このカーナンバーでさらに記録を伸ばしていくものと思われる。

第2位カーナンバー【5】チャンピオン獲得回数9回

カーナンバー【5】で一番有名なマンセル
ルールドライバーコンストラクター
1974チーム固有E.フィッティパルディマクラーレン
1978チーム固有M.アンドレッティロータス
1981チーム固有N.ピケブラバム
1983チーム固有N.ピケブラバム
1992チーム固有N.マンセルウィリアムズ
1994チーム固有M.シューマッハベネトン
1996コンスト順位D.ヒルウィリアムズ
2005コンスト順位F.アロンソルノー
2010コンスト順位S.ベッテルレッドブル

事実上の最上位はカーナンバー【5】で、9回もドライバーズチャンピオンを獲得している。

このカーナンバー【5】は、チーム固有カーナンバー制時代前期には全盛期のブラバムやロータス、後期には最強だったウィリアムズやベネトンによって使用され、コンストラクターズ順位制以降はランキング上位チームのエース番号として使われたため、このランキングになった。

ドライバー固有カーナンバー制以降は、4度の世界王者であるセバスチャン・ベッテルの番号※として使用されており、さらに記録を伸ばせるか注目したい。

※ベッテルは、2010年にはじめて王者になった時に装着していた番号という理由でこの番号を選択

第1位カーナンバー【1】チャンピオン獲得回数12回

【1】を付けてもっとも王者になったのはシューマッハ(フェラーリF2004
ルールドライバーコンストラクター
1986チーム固有A.プロストマクラーレン
1991チーム固有A.セナマクラーレン
1995チーム固有M.シューマッハベネトン
1999コンスト順位M.ハッキネンマクラーレン
2001コンスト順位M.シューマッハフェラーリ
2002コンスト順位M.シューマッハフェラーリ
2003コンスト順位M.シューマッハフェラーリ
2004コンスト順位M.シューマッハフェラーリ
2006コンスト順位F.アロンソルノー
2011コンスト順位S.ベッテルレッドブル
2012コンスト順位S.ベッテルレッドブル
2013コンスト順位S.ベッテルレッドブル

第1位は当然のことながらカーナンバー【1】という結果だった。

無論ここに挙げているドライバーはすべて連覇ということになるのだが、以前のF1では連覇が非常に難しかったのがこの表からも伺える。

また前述したとおり、現在はチャンピオンを獲得しても翌年自身のカーナンバーを選択することができるため、これが定着することがあれば今後伸びることが少なくなる。

ただ私としては、前年のワールドチャンピオンが【1】を付けて欲しいと思うのだが・・・。

まとめ

今回はカーナンバー別のドライバーズチャンピオン獲得回数をランキング形式で紹介してみたが、結果は以下のとおり。

順位No.回数
1【1】12
2【5】9
3【44】6
4【6】4
5【11】3
6【2】3
7【27】2
8【22】2
9【12】2
10【8】2
11【3】2

カーナンバー【5】はチーム固有カーナンバー時代から強豪チームに使われ、コンストラクターズ順位制になってからも上位ランキングチームにより使われたため上位になり、【6】も同チームということで上位になった。

カーナンバー【44】は王者が【1】を使わなくて良いというドライバー固有カーナンバー制のルールにより上位になったのだが、やはりルイス・ハミルトンのずば抜けた才能があってこそだとあらためて感じさせてくれる。

その他ではカーナンバー【2】がアラン・プロストにより3度も記録されていたとは、今回調べてみるまで気付かなかった。

前年のチャンピオンドライバーがチームメイトということで、待遇的に不利になると考えられるが、すぐにやり返すとは、プロストの強さに感心する。

チーム固有カーナンバー制とコンストラクターズ順位制の時代では、チームのエース格が奇数番号を選択する場合が多く、奇数番号が上位になると思っていたが、ランキング入りの数では偶数番号の方が多く、獲得回数でもチャンピオン獲得翌年で待遇が良くなるであろう【1】を除くと、偶数番号が多かった。

奇数番号偶数番号
ランキング入り数5種類6種類
獲得回数(【1】を除く)1619
奇数番号と偶数番号の比較表

また特にコンストラクターズ順位制時代に有利とみられる若いカーナンバーの中では、【4】や【7】でのチャンピオンが一度もなかったのが結構意外だった。

【1】【2】【3】【4】【5】
【6】【7】【8】【9】【10】
【11】【12】【13】【14】【15】
【16】【17】【18】【19】【20】
カーナンバー【1】-【20】のチャンピオン獲得表(獲得番号を赤色で表記)

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。