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【新人の当たり年は何年?】F1デビューシーズン別ドライバー生涯成績表(2010年代編)

2018年デビュードライバーの生涯成績

ドライバー出走PP優勝表彰台FLpts
S.シロトキン2100001
C.ルクレール5972124401

2018年デビューは2人と少なかったが、現在フェラーリのエースドライバーとして活躍するシャルル・ルクレールがこの年デビューしている。

GP3、FIA-F2を制し、ザウバーからデビューしたルクレールは、下位チームながらも10回の入賞を果たし、2年目にして伝統のフェラーリのシートをものにする。

すると2019年、それまでフェラーリのエースドライバーだった4度のチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルに対し、予選決勝ともに幾度も上回る成績を上げ、特に予選では4戦連続を含む7度のポールポジションを獲得し、決勝でも2勝をあげた。

2020年はフェラーリのマシンの完成度が低かったが、それでも多くのレースで光る走りを見せ、ベッテルとの差はレースを追うごとに広がり、ついにはエースの座をベッテルから取り上げたのだった。

2019年デビュードライバーの生涯成績

ドライバー出走PP優勝表彰台FLpts
A.アルボン380020197
L.ノリス※380012146
J.ラッセル※3800013

2019年は3人のドライバーがF1にデビューしている。

2020年シーズン終了時点でもっとも成績を残しているのは、2019年中盤からトップチームのレッドブルに所属したアレックス・アルボンだが、エースのマックス・フェルスタッペンとの差が大きく、2021年現在はF1を離れている。

反面この年デビューのランド・ノリスは、歳を追うごとに速く、そして強くなっており、また同じくこの年デビューのジョージ・ラッセルは、下位チームのウィリアムズに所属しながらも予選でQ3まで進出しており、ノリスはマクラーレンを、ラッセルはメルセデスを背負って立つ人材になり得るだろう。

まとめ

2010年代にF1デビューしたドライバー数41人
2010年代デビューのポイント獲得者数30人
2010年代デビューの表彰台経験者数15人
2010年代デビューの優勝者数6人
2010年代デビューのチャンピオン者数0人

※記録は2020年シーズン終了時点

2010年代にF1デビューしたドライバーは総勢41人で、そのうちポイントを獲得したのは30人だった。

ポイント獲得率73.1%と、これまで見てきた1990年代・2000年代よりも多くのドライバーがポイントを獲得しているが、その背景は2010年以降入賞が10位までに拡大されたためだ。

今回は2020年シーズンまでの成績をもとに算出したが、2010年代にデビューしたドライバーの大半は2021年現在でも現役で活躍しており、今後ポイントを獲得するドライバーの数は増えていくだろう。

2010年代デビュードライバーの表彰台経験者数は41人中15人、そして優勝者数は6人だが、この記事を書いている週末に行われた2021年のハンガリーグランプリでエステバン・オコンが初優勝を記録しており、こちらも今後増えていくだろう。

2020年シーズン終了時点では2010年代デビューのドライバーで、まだドライバーズチャンピオンを獲得した者はいないが、マックス・フェルスタッペンを筆頭に、シャルル・ルクレールやジョージ・ラッセルなど、才能溢れるドライバーが多くおり、次代を担うドライバーが誰になるのか、今後の活躍に期待したい。

ドライバーデビュー出走PP優勝表彰台FLpts
B.セナ201046000133
K.チャンドック20101100000
L.ディ・グラッシ20101900000
N.ヒュルケンベルグ20101821002521
V.ペトロフ201058001164
J.ダンブロシオ20112000000
P.ディ・レスタ2011590000121
S.ペレス201119501104706
P.マルドナド201196111076
D.リカルド20111883731151159
C.ピック20123900000
J=エリック・ベルニュ201258000051
G.ヴァン・デル・ガルデ20131900000
E.グティエレス20135900016
M.チルトン20133500000
J.ビアンキ20133400002
V.ボッタス201315716956151512
M.エリクソン201497000018
D.クビアト20141120031202
W.スティーブンス20142000000
K.マグヌッセン20141200012158
A.ロッテラー2014100000
C.サインツ20151190021372
F.ナスル201540000029
M.フェルスタッペン201511931042101162
R.メリ20151400000
A.ロッシ2015500000
P.ウェーレイン20164000006
E.オコン2016670010198
J.パーマー20163700009
R.ハリアント20161200000
S.バンドーン201642000026
P.ガスリー2017640122199
A.ジョヴィナッツィ201740000018
L.ストロール2017791030142
B.ハートレイ20172500004
S.シロトキン20182100001
C.ルクレール20185972124401
A.アルボン2019380020197
L.ノリス2019380012146
J.ラッセル20193800013

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。