2004年
- ドライバー:中野信治/加藤寛規
- マシン:NSX-GT(初代)
- タイトルスポンサー:レイブリック
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:13位
- チームズランキング:11位
2004年は1998年までF1に参戦し、その後CARTに参戦した中野信治選手が加入。3年目の加藤寛規選手とコンビを組みます。
強力なドライバーを迎えてのシーズンでしたが、この年はNSX-GT自体に速さがなく、結局シーズンを通して最高位が8位。ドライバーズランキングは13位と、前年からさらに順位を下げてしまいました。
そして1997年からマシンのメンテナンスを依頼していたムーンクラフトとは、この年を以て終了しました。
2005年
- ドライバー:セバスチャン・フィリップ/ジェレミー・デュフォア
- マシン:NSX-GT(初代)
- タイトルスポンサー:レイブリック
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:14位
- チームズランキング:11位
シリーズ名称がスーパーGTになった2005年。チームクニミツは童夢から移籍してきたセバスチャン・フィリップ選手と、トヨタ系のサードから加入のジェレミー・デュフォア選手の外国人ドライバーコンビに一新されます。
この年は第5戦もてぎで1999年以来、実に6年ぶりの優勝を遂げます。しかし3度のリタイヤも響き、ドライバーズランキングはチーム史上もっとも悪い14位でした。
2006年
- ドライバー:セバスチャン・フィリップ/細川慎弥
- マシン:NSX-GT(初代)
- タイトルスポンサー:レイブリック
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:2位
- チームズランキング:3位
2006年のチームクニミツのドライバーは、ジェレミー・デュフォア選手に代えてGT500クラス初挑戦の細川慎弥選手を起用し、セバスチャン・フィリップ選手と組みます。
シーズンは第2戦岡山国際で幸先よく2位表彰台を獲得します。
そしてシリーズ終盤となる第7戦もてぎ予選でトップタイムをマークしてポールポジションを獲得すると、レースでもファステストラップを記録して優勝。ハットトリックを記録します。
翌第8戦のオートポリスでも3位に入り、シーズン3度目の表彰台を獲得。一躍選手権トップに躍り出ます。
そして迎えた最終戦の富士でしたが、大切な一戦で失速。結局13位ノーポイントに終わり、トムスに1点差で敗れ、初のチャンピオン獲得とはなりませんでした。
2007年
- ドライバー:ドミニク・シュワガー/細川慎弥
- マシン:NSX-GT(初代)
- タイトルスポンサー:レイブリック
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:3位
- チームズランキング:4位
2007年は、日産勢のハセミモータースポーツに移籍したセバスチャン・フィリップ選手に代わりドミニク・シュワガー選手が加入。細川慎弥選手とチームメイトを形成します。
この年はホンダ陣営が好調で、ドライバーズランキング4位までを独占。もちろんチームクニミツも好調で、第2戦岡山国際、第4戦セパン、第8戦オートポリスの3レースで2位表彰台を獲得。
しかし2度のリタイヤが響き、同門のARTA、ナカジマレーシングに次ぐドライバーズランキング3位という成績でした。
2008年
- ドライバー:井出有治/細川慎弥(/松浦孝亮)
- マシン:NSX-GT(初代)
- タイトルスポンサー:レイブリック
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:11位
- チームズランキング:9位
2008年のドライバーはドミニク・シュワガー選手に代わり元F1ドライバーの井出有治選手が加入。チーム在籍3年目の細川慎弥選手とコンビを組みます。
この年は前年好調だったNSX-GTに対して特別性能調整が行われ車両重量が引き上げられます。
そのためNSX-GTの性能は低下し、チームクニミツは第6戦鈴鹿の2位が唯一の表彰台というシーズンで、ドライバーズランキングは11位に下がってしまいました。
次のページでは2009年から2013年のチームクニミツを紹介します