【第6位】セルジオ・ペレス
年 | 順位 | ポイント数 | 主なポイント |
---|---|---|---|
2014 | 6位 | 2 | アメリカ (2P) |
2015 | 8位 | 2 | マレーシア (2P) |
2016 | 13位 | 3 | シンガポール 予選ダブル黄旗で減速せず追抜き(3P) |
2017 | 8位 | 3 | モナコ クビアトと接触(2P) |
2018 | 8位 | 5 | アゼルバイジャン (2P) シンガポール シロトキンと接触(3P) |
2019 | 13位 | 1 | |
2020 | 10位 | 2 | |
合計 | 18 |
総ペナルティポイント6位は二人いたが、そのひとりがセルジオ・ペレスだった。
ペレスは、ペナルティポイント制定初年度の2014年にアメリカグランプリで、翌2015年はマレーシアグランプリで、ともに2ペナルティポイントを受ける。
2016年はシンガポールグランプリの予選で、ダブルイエロー時に追い抜き、3ペナルティポイントを受け、2017年はモナコグランプリでクビアトと接触して2ペナルティポイントを受けた。
2018年は、アゼルバイジャングランプリとシンガポールグランプリで都合5ペナルティポイントを受けた。
ペレスは毎年ある程度のペナルティポイントを受けているものの、20人のドライバーの中で10位前後と、目立って上位だったシーズンはなかった。
【第6位】マーカス・エリクソン
年 | 順位 | ポイント数 | 主なペナルティ |
---|---|---|---|
2014 | 1位 | 5 | モナコ (2P) イタリア (3P) |
2015 | 3位 | 4 | オーストリア フライング(2P) イタリア 予選でヒュルケンベルグを妨害(2P) |
2016 | 14位 | 2 | モナコ ナッセと接触(2P) |
2017 | 13位 | 2 | アメリカ マグヌッセンと接触(2P) |
2018 | 8位 | 5 | 中国 予選ダブル黄旗で減速不足(3P) アゼルバイジャン (2P) |
2019 | 出走せず | – | |
2020 | 出走せず | – | |
合計 | 18 |
総ペナルティポイントでもう一人の6位は、なんとマーカス・エリクソンだった。
エリクソンは、2014年にモナコグランプリで3ペナルティポイント、イタリアグランプリで2ペナルティポイントを受け、ペナルティポイント初代シリーズチャンピオン(そんなものはないが・・・)を獲得したドライバーだ。
翌2015年もオーストリアグランプリでのフライングや、イタリアグランプリ予選でのニコ・ヒュルケンベルグへの妨害で、都合4ペナルティポイントを受け、この年も3位と上位でシーズンを終えた。
2016年はモナコグランプリでのフェリペ・ナッセとの接触、2017年はアメリカグランプリでのケビン・マグヌッセンとの接触で、ともに2ペナルティポイント受けたのみだったが、2018年は中国グランプリとアゼルバイジャングランプリでの2度ペナルティポイントを受けた。
エリクソンは2019年と2020年シーズンに参戦していないにも関わらず、大量のペナルティポイントを受けたドライバーだった。
【第5位】ケビン・マグヌッセン
年 | 順位 | ポイント数 | 主なポイント |
---|---|---|---|
2014 | 3位 | 4 | マレーシア (2P) ベルギー (2P) |
2015 | – | 0 | |
2016 | 6位 | 4 | スペイン パーマーと接触(2P) アメリカ コース外でクビアトを追抜き(2P) |
2017 | 2位 | 6 | カナダ SC中にバンドーンを追抜き(2P) ハンガリー ヒュルケンベルグをコース外へ追いやり(2P) |
2018 | 16位 | 2 | アゼルバイジャン (2P) |
2019 | 4位 | 4 | オーストラリア 正しいスタート位置に停車せず(2P) |
2020 | 10位 | 2 | 70周年 ラティフィと接触(2P) |
合計 | 22 |
さあ、ここからは総ペナルティポイントトップ5。
第5位はケビン・マグヌッセン。
デビューした2014年は、マレーシアグランプリとベルギーグランプリで、ともに2ペナルティポイントを受けて、シーズン3位になる。
2015年はフェルナンド・アロンソの代役で参戦した開幕戦のみの出走で、ペナルティポイントを受けることはなかったが、ルノーに移籍した2016年はスペイングランプリでジョリオン・パーマーと接触したり、アメリカグランプリでコース外走行でダニール・クビアトを追い抜くなどして、合計4ペナルティポイントを受け6位にランクされる。
そして2017年は、カナダグランプリでストフェル・バンドーンをセーフティカー中に追い抜いたり、ハンガリーグランプリでニコ・ヒュルケンベルグをコース外に押し出したりして、都合6ペナルティポイントを受けてシーズン2位にランキングされる。
2018年はアゼルバイジャングランプリの2ペナルティポイントのみだったが、2019年はオーストリアグランプリで正しいスターティンググリッドに着くことができず2ペナルティポイントを受けるなど、合計4ペナルティポイントを受けてシーズン4位になった。
マグヌッセンはハース時代のチームメイトだったロマン・グロージャンとともに、アグレッシブなドライバーとして名を馳せたドライバーだったが、やはり多くのペナルティポイントを受けていた。
【第4位】ロマン・グロージャン
年 | 順位 | ポイント数 | 主なポイント |
---|---|---|---|
2014 | 6位 | 2 | ロシア (2P) |
2015 | 3位 | 4 | カナダ スティーブンスと接触(2P) ハンガリー アンセーフリリース(2P) |
2016 | – | 0 | |
2017 | 2位 | 6 | 中国 予選ダブル黄旗で減速せず(3P) ブラジル オコンと接触(2P) |
2018 | 1位 | 7 | スペイン ガスリー・ヒュルケンベルグと接触(2P) フランス オコンと接触(2P) シンガポール 青旗無視(2P) |
2019 | 9位 | 2 | |
2020 | 10位 | 2 | |
合計 | 23 |
本命と目されていたロマン・グロージャンは意外にも第4位だった。
ペナルティポイント制度が制定された2014年は、ロシアグランプリで2ペナルティポイントを受け、翌2015年はカナダグランプリでのスティーブンスとの接触やハンガリーグランプリのピットでのアンセーフリリースで、シーズン4ペナルティポイントを受けシーズン全体で3位になる。
ハースに移籍した2016年は意外にもペナルティポイントを受けることがなかったが、翌2017年から本領を発揮する。
中国グランプリ予選での、ダブルイエローフラッグ無視で3ペナルティポイントを受けると、ブラジルグランプリではエスティバン・オコンと接触して2ペナルティポイントを受け、シーズン通算6ペナルティポイントで全体の2位となる。
2018年はスペイングランプリでのピエール・ガスリー、ニコ・ヒュルケンベルグとの接触、フランスグランプリでのオコンとの接触、シンガポールグランプリでの青旗無視などで、都合7ペナルティポイントを受け、シーズンペナルティポイントチャンピオンに輝いた・・・。
グロージャンはルノーでのデビュー時代に他車との多くのクラッシュがあり、再デビューでのロータス時代も変わらぬアグレッシブな走りだった。
キャリア晩年のハース時代にも、チームメイトのケビン・マグヌッセンとハラハラするレース展開も多くあったが、2019年以降は年齢とともにある程度落ち着いたレースができるようになった。
現代版チェザリスは誰?
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